【市川市】ガクアジサイとホンアジサイ? 名刹に咲く。アジサイ階段 ~真間山弘法寺~
市川市の桜の名所といえば市内外にも知れ渡る「真間山弘法寺」。奈良時代に行基菩薩が建立し「求法寺」として、その100年後空海により「弘法寺」と改められたといわれている名刹。
JR総武線市川駅方面から門前通りである大門通りを1キロメートルほど歩くと突き当りの小高い丘の上にあります。境内には小林一茶や水原秋櫻子などの句碑もある文学の街にふさわしい場所です。
アジサイの群生地がなかなか少ない市川市にあってアジサイの名所としても知られています。まず見上げるようにある階段の両脇にはさわやかなブルーのガクアジサイが。
ところで、普段私たちが一般的にアジサイと呼んでいるものは、毬のような咲き方をする「ホンアジサイ」を想像します。
こちらは中央に粒のような小さな花を密集させてその周囲に花が咲く「ガクアジサイ」。
大きくこの二つの違いを覚えておくといいですよ。さらにアジサイは英語で「hydrangea」(ハイドレンジア)といいます。Hydro-は水、angeは小さな器の意。水の器ってなんだかとてもこの時期の咲くアジサイらしくていいですよね。
弘法寺の階段に咲くそのガクアジサイとホンアジサイが境内にも咲いています。境内特有の凛とした空気が気持ちの良い空間で、雨の合間にアジサイ鑑賞。
春先に美しい花を咲かせていた枝垂桜「伏姫桜」も緑の葉をたたえています。
【真間山弘法寺】
住所:市川市真間4-9-1