【東京都国分寺市】地元民の憩いエリア!お鷹の道
こんにちは!
今回は、国分寺市民の憩いの場であり散歩道、「お鷹の道」のご紹介です!
国分寺駅南口(西国分寺駅側からも可)から徒歩約15分の場所に、入り口があります。
歴史は江戸時代にまで遡り、尾張徳川家の御鷹場(将軍家が鷹狩りを行う場所)に指定されたことで、国分寺市内の村々や人々の生活には多くの影響がもたらされることに。
その中で、崖線化の湧水を集め、一級河川である「野川」にそそぐ清流沿いの小道は、いつからか「お鷹の道」と呼ばれるようになりました。
昭和47~48年に国分寺市が遊歩道として整備し、今のような姿へと変化しました。
無料で気軽に楽しめる遊歩道を、実際に歩いてみました!
四季を楽しみながら!気軽に歩ける遊歩道
国分寺跡資料館や植物園などがあるエリアに向かって、国分寺駅側からお鷹の道へ進んでいきます。
きれいに舗装された遊歩道が、小川に沿って伸びています。大人二人で並び歩くのにちょうど良い程の幅です。
まず驚かされたのが、横を流れる清流の透明度です。川底までも簡単に確認できてしまいます。
陽の光が反射し輝く川の様子や、セミの鳴き声に、夏休みがやって来たかのような、懐かしくワクワクした気持ちでいっぱいに。こんなにも自然豊かで、安らぐエリアが身近にあったのかと、到着早々に癒されることになりました。
進んでいく中、何か所かでこのように、「こくベジ」の販売も見られました。
「こくベジ」とは、国分寺市内の農家が生産した農畜産物の愛称で、市内の飲食店でこくベジを使用した、オリジナルメニューの展開などをすることで、市内外の方々に、国分寺市の農業と農畜産物の素晴らしさをPRしたり、地場野菜に興味・関心を持ってもらおう!という取り組みです。
国分寺市内では、他のエリアでもよく「こくベジ」の販売を見ることができ、写真のように無人販売になっているところも多いです。
地域で作られた、新鮮なお野菜を低価格で購入できるのは、国分寺市の魅力のひとつです。
進んでいくと、お鷹の道と合わせて名水百選に選定された、「真姿の池」を見ることができます。
「真姿の池」の由来は、嘉祥元年(848年)、不治の病に苦しんだ玉造小町が、病気平癒祈願のため訪れた国分寺での参詣後、現れた一人の童子にこの池に案内され、身を清めるようにと言われ、その通りにしたところ、たちまち病は癒え、元の美しい姿に戻ったという伝説からきているのだそう。
鳥居の向かい側には清流が流れています。そしてやはり、こちらも圧倒的な透明度。
この日が週末だったことや、木陰になっていることから、たくさんの親子連れが水遊びをしながら涼む姿も見られました。川自体が浅く、ゆるやかな流れになっているので安心です。
毎年5~6月にかけてはなんと蛍も現れるというから驚きです。今回の散歩中には、ザリガニ釣りを楽しむ子供たちの様子も見られ、風情のある微笑ましい光景でした。
四季折々の植物、お花を観賞するのも、散歩を楽しむひとつの大事なエッセンス。写真の涼しげな色が印象的なお花は、その鮮やかさとかなりのボリュームに、足を止めて撮影する方々も見受けられました。
また、道中には、貴重な歴史的建造物である、長屋門(江戸時代後期)や倉(明治時代)が残されている、「おたかの道湧水公園」もあります。
こちらは有料公園(一般100円、中学生以下無料)になっており、国分寺の豊かな自然環境と合わせてゆっくり見学ができるそうで、次回ぜひ足を運んでみたい場所となりました。
広大な敷地には、他にもカフェや楼門や植物園、薬師堂等など、歴史深い建造物や自然に触れられる場所が満載なので、ゆっくりと寄り道をしながら、夏空の下を散歩してみるのはいかがでしょうか。
もちろん、日中はこまめな水分補給も忘れずに!
名前:お鷹の道
住所:東京都国分寺市西元町1丁目~東元町3丁目の一部
料金:無料(道中有料見学も有り)