【天理市】柿生産者と大学生がコラボしたイベントであま〜い「刀根早生柿」を味わってみませんか?
山の辺の道沿いは西向きに丘陵地帯が広がり、朝日から夕日までたっぷりと陽が降り注ぐ柿栽培に適した環境で、柿畑が多く見られます。
天理市萱生町は「刀根早生柿」発祥の地(参照)伊勢湾台風の時に、柿園も大きな被害を受け、再生するために、主要な枝が折れた樹に接木をしていった際に偶然できた品種が「刀根早生柿」です。たねなし柿の「平核無」より約半月早く収穫することができ、種が無く、強い甘みと独特の食感が特徴。 渋柿ですが渋みを抜く作業を経て、柿の中でもいち早く登場します。
「刀根早生柿」の「刀根」とは、育成した農園主から付けられました。今回対応していただいた方もなんと!「刀根」さんでした。
奈良大学の学生さんと「刀根早生柿」のPRイベントを開催!
そんな「刀根早生柿」の魅力をPRしようと、かよ柿出荷組合と奈良大学の学生さんがコラボして、昨年から『KAKI(柿)わすれんとね』が開催されています。生産者さんが、奈良大学の学生さんと「刀根早生柿」について話す機会があり、学生さんから何かお手伝いをしたいとの要望がこのイベントが開催されるきっかけとなりました。昨年は地域の方や、山の辺の道を訪れた観光客、海外の方も立ち寄り、「刀根早生柿」を味わってもらえました。
今年は、10月26日(土)と11月16日(土)の2回開催!萱生町で採れた「刀根早生柿」の試食、直売、県立大学生考案の柿メニューがキッチンカーで販売されます。
『KAKI(柿)わすれんとね』で、天理で生まれた甘くてジューシーな旬の柿を味わってみませんか?
奈良県立大学の学生さんが考案したオリジナル柿メニュー
出荷できない萱生町の熟した「刀根早生柿」を活用した柿パフェや焼き柿、パウンドケーキや柿春巻きは奈良県立大学の学生さんが考案しました。チャーミングなネーミングの「かよの夕日パフェ」は、手軽により多くの方に味わっていただきたいと、昨年より値段を下げて提供されます。
最盛期を迎える萱生町の生産地
会場となる「萱生町(かよう)集荷場」
出荷される柿がこの集荷場にたくさん集まっていました。
集荷場の周りには、収穫を待つ柿がたわわに実をつける柿畑が広がっています。
1本の樹で片方の枝が「刀根早生」、もう片方の枝が「平核無」ということが果実の着色具合で良くわかります。
収穫の最盛期で、農家さんは収穫作業に大忙しでした。収穫後は炭酸ガスで渋みを抜く作業が行われ、甘くてジューシーな「刀根早生柿」が出荷されます。
逆境を機に偶然に生まれたマンゴーのような甘い「刀根早生柿」を味わいに、ぜひ『KAKI(柿)わすれんとね』にお立寄りください!
『第2回 KAKI(柿)わすれんとね』
開催日時:10月26日( 土)、11月16日(土)
10時〜14時30分
開催場所:萱生町(かよう)集荷場
天理市萱生町
アクセス:JR長柄駅より徒歩約25分
天理駅より桜井駅行きバス
大和神社下車 徒歩約15分
※駐車場はありません
お問い合せ:かよ柿出荷組合
〈メール〉
kayo.persimmon@gmail.com