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【京都市】下京区 美術館「えき」KYOTO『みうらじゅんFESマイブームの全貌展 in京都』開催中!

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

2024年の京都の夏は、例年と少し違います。

「祇園祭」関連の神事が続く中、京都の玄関口である「京都駅ビル」や美術館「えき」KYOTOでは、44日間にわたり『みうらじゅんFES』が開催されています。

イラストレーター、エッセイスト、漫画家、ミュージシャン、ラジオDJなど幅広く活躍するみうらじゅん氏は地元京都のご出身。

『高津商会』もゆかりのある北野天満宮界隈。

『高津商会』の氏神様である「大将軍八神社」は、北野天満宮界隈にあり、みうらじゅん氏の地元です。

そのことから、勝手に身近な存在に感じてしまっている私たち。。。

みうらじゅんFES マイブームの全貌展 in京都」メディア内覧会の際には、みうらじゅん氏が直接、全てのブームや展示ものに関して説明をしてくださいました。

「みうらじゅんFES」のギャラリーの入り口では、いきなり「黄色い帽子のおじさん」が出迎えてくれます。

みうらじゅんFES マイブームの全貌展 in京都 開幕記念!! みうらじゅん&いとうせいこう スペシャルトークショー でも、みうらじゅん氏自身がこの格好でステージに出てきたことで満員の観客から爆笑が沸き起こってました。

みうらじゅん氏と言えば、「ゆるキャラ」や「マイブーム」などの命名者であると共に、「飛び出し坊や」ブームや「カスハガ」ブーム、「ヤシやん」ブーム、「令マ(冷蔵庫にはるマグネット)」ブームなどびっくり笑いが絶えない展示物の連続です。

その中でも、「ゴムヘビ」ブームの展示セクションの際では、とにかく笑いました。内覧会に参加されてた方々も上がった頬が下がらないほどに!

「気がついたら雑誌の取材のたびに新しい「マイブーム」を語らないといけない状況になっていて、とっさに言ってしまった”ゴムヘビ”ブーム。言ったからには、集めないといけない状況に。。。」と。

会場には、「郷土愛2004 みうらじゅん in 東京ドーム」でみうらじゅん氏と一緒に仕事をしていた、私も大変お世話になっているDJサワサキヨシヒロ氏が〜♪

橋幸夫さんが歌った「ゆるキャラ音頭」の作曲者でもあります。

みうらじゅん作詞/サワサキヨシヒロ作曲による『ゆるキャラ』を応援する歌を収録した、みうらじゅん氏プロデュースによるシングルです。

「カニパン」ブームでは、カニを食べに行くツアーが特集された旅行会社が作るパンフレットを集めたものです。

また仏教にも精通している、みうらじゅん氏。

小学生の頃、怪獣好きから「異形」に興奮し仏像に大ハマリしたということ。

仏教伝道文化賞も受賞、仏像大使として、いとうせいこう氏と世界中の寺巡りをされています。

『高津商会』がお世話になっています奈良の「興福寺」にある「阿修羅ファンクラブ」の会長もみうらじゅん氏です。(私が初めてみうらじゅん氏に会ったのは、「興福寺」でした!)

「七福神」の中の神様、「弁財天」様のグッズを集めたもの、そして「大国天」様が持っている「小槌」に特化した収集品なども展示されています。

小学4年生の時にお祖父ちゃんに連れられた寺巡りにより、仏像の魅力に開眼。

コロナ期に書き溜めた絵画がだんだん大きな作品になって行ったという、自身のキャラでもあるカエルのモチーフがあちこちに見られる「コロナ画」は圧巻!

見れば見るほど、面白い「コロナ画」には、歓喜天さんや宇賀神様などのかなりマニアックな神仏から「科捜研の女」のまりこ役である沢口靖子さんまで出没しています!

みうらじゅん氏が主催し、自身の独断で、今年を飾るのにふさわしい人やものを選定している『輝け!第21回みうらじゅん賞』の第21回みうらじゅん賞を受賞したのが「沢口靖子」さん。

「科捜研の女」では『高津商会』の小道具たちが活躍している番組ですよ〜と言うと「えぇそうなの〜?」と。

「エッセイスト」ブームのセクションでは、お仕事で東映撮影所にも何度か通ったことがあるらしく人気忍者テレビシリーズ「仮面の忍者 赤影」の話などもされていました。

それらも「高津商会」の小道具たちなので、一度遊びに来てください〜とお話しました。

「いつもいつも有難うね〜」と笑顔で温かくお話くださる、じゅんさんでした。

サワサキさんが、みうらじゅん氏と一緒に移動するときにいつも愛読しているのが、松本清張の本であった、と話してくれました。

「マツキヨ」ブームでは、僕は少しでも敷居を下げたくて一時「松本清張をマツキヨ」って呼んでました、と言うと会場は爆笑。

小学1年からスクラップ・ブックを愛用しているというスクラッパーである、みうらじゅん氏。そのスクラップブックのコレクションを見れる場所もありました。

また、いとうせいこう氏と全国の仏像をめぐる『見仏記』シリーズは、本だけでなく、テレビシリーズとしても大人気です。

私も海外に住んでいた時から、癒しの番組としてかなりお世話になりました♪

いとうせいこうさんは、何度かお話した時に毎回「神護寺」に行きたいんだよ〜っと言ってもらいながら中々、お連れできないでいます。

いつでもお待ちしています♪

私の大好きな天狗に特化したコレクションも見れます。

『みなさまに「ようこんだけ集めたはるわ」とか「ようこんだけ描かはったなァー」と、呆れて貰うためのツアーなんです』とお話くださいました。

「マイブーム」「ゆるキャラ」などの命名者であり、独自のフィルターを通じて様々な収集や創作をするみうらじゅん氏の膨大な数の収集品と創作の活動を一堂に展示する展覧会の開幕を記念し、京都駅ビル全体で『みうらじゅんFES』を盛り上げます。

グッズも多く、どれを頂くか本当に困ります。

というか、もう既に半分くらいは持っているものだったので、まだ手にしてなかったグッズを沢山またまた買ってしまいました。

期間中は、全国各地からたくさんの人が訪れ、SNSなどでも数多く発信が予想されます。

京都の暑い夏を「みうらじゅんFES マイブームの全貌展 in京都」で笑い過ごしましょう♪

みうらじゅんFES マイブームの全貌展 in京都
美術館「えき」KYOTO
京都駅ビル内 ジェイアール京都伊勢丹7階隣接

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。フォトジャーナリスト、写真映像家、音楽・イベントプロデューサー、特殊ツアープロデュース・ガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。日本映画の発祥時より美術に携わってきた”ジャパニーズハリウッド”京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深め世界進出を夢見る毎日。

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