【キャンプ道具】冬キャンプに活躍する薪ストーブ メリットとデメリットなど
こんにちは、ソロキャンパーのおじまるです。
今回は、2021年に購入したキャンプ道具の中でも『買って良かったものベスト3』に入る『薪ストーブ』の魅力をご紹介します。
僕が購入した薪ストーブはテンマクデザインの
ウッドストーブサイドヴューMサイズ ケース付き2点セット
です。
この薪ストーブを選んだ理由についてもご紹介します。
【この記事で分かること】
1薪ストーブのここが良い
2薪ストーブのここがイマイチ
3どんなタイプの薪ストーブがあるの?
4なぜテンマクデザインの薪ストーブを購入したのか?
5薪ストーブと相性の良いテント素材
1薪ストーブのここが良い
薪ストーブをテント内で使うことは推奨されていませんが、一酸化炭素中毒や火災を起こさないよう安全に配慮してテント内で使っている人は多いです。
そんな薪ストーブのメリットをいくつかご紹介します。
石油ストーブよりも暖かく過ごすことができる
薪ストーブは火力の調整やストーブ自体の大きさにもよりますが、石油ストーブよりも暖かく過ごせます。
もちろん石油ストーブも暖かいですが、更に暖かさを感じることができます。
薪ストーブは冬キャンプを快適に楽しむことができる暖房器具となっています。
ストーブの上で調理ができる
薪ストーブの形状にもよりますが、多くの薪ストーブでは調理できるものになっています。
暖を取りながら調理ができるのは思っていた以上に快適です。
火力調整などの慣れが必要ですが、煮込み料理などシビアな火力調整が必要のない料理に向いている印象です。
のんびりキャンプを楽しみながら薪ストーブでゆっくりと料理するのも癒しの時間となります。
炎に癒される
「焚き火をやるためにキャンプへ行く!」そんな方も少なくないと思いますが、寒さの厳しい季節の焚き火が辛くなる時もあります。
そんな時でもテント内で薪ストーブの炎を見ながら快適に過ごすことができるのが嬉しいのです。
キャンプが楽しくなる
薪ストーブはキャンプ道具の中でも敷居の高いものだと思います。
僕もキャンプ歴はそこそこありますが、なかなか薪ストーブの購入に踏み切ることができませんでした。
多くのキャンパーにとって憧れの存在である薪ストーブを手にしたら、キャンプに行くのが楽しくないはずがありません。
悩んで購入した分だけ手に入れた時の喜びと、使う時の喜びが増幅したと感じています。
薪ストーブはとてもロマン溢れるキャンプ道具なのです。
2薪ストーブのここがイマイチ
一酸化炭素中毒や火災の危険性がある
イマイチとは違いますが、一番大切なことは一酸化炭素中毒や火災の危険性があるということです。
実際に起きている事故なので、自分は大丈夫だ!という過信は禁物です。
一酸化炭素中毒はとても恐ろしいものです。本当に命を落とします。
そして火災は他のキャンパーの命を奪う可能性もあり、森林火災などにつながる危険性もあります。
薪ストーブを使う上でこのことについて十分に理解し対策をする必要があります。
薪の消費量が多い
薪ストーブで消費する薪の量は多いです。
薪ストーブに慣れてくれば燃焼をコントロールすることで薪の消費量もコントロールできるようになりますが、長時間それなりに暖かく過ごすためには、やはり多くの薪を消費します。
気になるのは実際にどの程度の量を消費するのか?ということですが、僕の場合はお昼過ぎから22時頃までと翌朝の2時間程度の使用で、薪を2~3束といった感じです。
薪の燃やし方、テントやストーブの大きさによっても薪の消費量は変わるので、個人差が大きいところかもしれません。
設置と撤収が石油ストーブなどより面倒
購入を躊躇していた理由としては、薪ストーブの設置や撤収が面倒ではないか?という懸念でした。
実際に使って分かったことは、思ったよりも大変ではなかったということです。
これは個人差もあるかもしれませんが、僕の購入したテンマクデザインの薪ストーブは本体を付属の収納袋から出して煙突を繋げるだけで設置が可能です。
撤収も本体の灰の処理と煙突の煤払いをして煙突をストーブ本体に入れるだけです。
急いでいる時は煙突の煤払いはせずに収納してしまうこともあります。そんな時は次の設置時に煤を掃除します。
コンパクトになる組み立て式の薪ストーブの場合は設置と撤収が少し面倒になる可能性がありますが、使ったことが無いので実際のところは分かりません。
使わない時期がある(普通の人は通年使わない)
これは他のキャンプ道具でもあるかもしれませんが、薪ストーブを通年使う方は少ないと思いますので、夏場は自宅に置いてあるだけの道具となってしまうことが多いです。
置き場所のスペースが必要(折りたたみのもの以外)
折りたたみ式の薪ストーブを除いては、ほとんどの薪ストーブは嵩張ります。
キャンプで使わない夏場には自宅のスペースを占有する無駄なキャンプ道具となってしまうので、道具の置き場所が限られている方には購入ハードルが高くなる理由になると考えられます。
実は屋外専用
キャンプで使う薪ストーブといえばテント内で使用するのが当たり前と思っていましたが、実はテント内での使用を禁止しているものが多いようです。
でも、テント内で使えないキャンプ用の薪ストーブって魅力がなくなってしまいますよね。
メーカーが推奨しない使用方法をする場合は、モラルや危険性などに留意した使用をしなければなりませんね。
このあたりは賛否両論ありますので自己判断するしかないとは思います。
3どんなタイプの薪ストーブがあるの?
キャンプで使われているストーブは大きく分けて2種類の形状と3種類の素材があります。
2種類の形状
形状としては大きく分けて2種類。
コンパクトになる折り畳み式のタイプと折り畳みのできないタイプ。
折り畳みのできるものはコンパクトになる分、設置や収納に時間がかかる。
対して折り畳みのできないものは嵩張りますが、その分設置と収納の時間は短縮されるものが多いです。
3種類の素材
素材については大きく分けて3種類あります。
1.重くて比較的お手頃な価格の鉄製。
【鉄製の代表的な薪ストーブ】
キャプテンスタッグ KAMADO(かまど) 煙突 角型ストーブ
2.錆びにくく丈夫なステンレス製は鉄製よりも価格が高くなる。
【ステンレス製の代表的な薪ストーブ】
テンマクデザイン ウッドストーブ
ウィンナーウェル ノマドビュー
Gストーブ
3.軽量で耐久性の高いチタン製も価格が高くなる。
【チタン製の代表的な薪ストーブ】
POMOLY ポータブル式 チタンテントストーブ
4なぜテンマクデザインの薪ストーブを購入したのか?
僕が購入した薪ストーブは、テンマクデザインの
ウッドストーブサイドヴューMサイズ ケース付き2点セット
です。
ウッドストーブサイドヴューMサイズの公式ページはこちら
このストーブを選んだ理由は、実店舗で実物を見ることができたからという理由が大きいです。
テンマクデザインの商品はWILD -1というアウトドアショップで販売されているため、実店舗で実際の大きさや質感を確認して購入することが容易な薪ストーブです。
そしてオプションパーツが豊富なことと手に入れ易いことです。
オプションパーツの代表として煙突や専用ブラシ、煙突プロテクター、パイプオーブンなどがあります。
また、破損や不具合があったときにも実店舗で相談や持ち込み修理が可能な点も安心材料となりました。
煙突やパイプオーブンなどウィンナーウェルやGストーブと互換性のあるパーツもあるのも嬉しいです。
オプションパーツとしては煙突とパイプオーブンを購入しました。
Mサイズを選択した理由
ウッドストーブSサイズだと使用できる薪の長さは最長30cmであるため、使える薪の制限があるのは使い勝手が悪いと感じたのと、サイドヴューが発売されていなかったからです。
サイドヴューだと本体の両側面がガラス張りになっているので炎が見れます。
ウッドストーブLサイズは実際に見てかなり大きく感じたので、ソロキャンプでは少しオーバースペックに感じました。
Lサイズにすることで本体以外にもパイプオーブンなどのオプションパーツ価格も上がるというデメリットもあります。
ちなみにSサイズに使えるパイプオーブンはオプションで発売されていません。
詳しくはYouTubeの動画を観て頂けると分かり易いかもしれません。
5薪ストーブと相性の良いテント素材
最後に薪ストーブを入れるテントはどんな素材のものが良いか?というお話です。
静岡県にある「ふもとっぱら」キャンプ場へ冬場に行くと、煙突を出しているテントをたくさん見ることができます。
そのテントの形状で多いものはワンポールテントと呼ばれる1本のポールで設営できる三角のテントです。
それに次いでツーポールテントやその他の形が多い印象です。
一般的に薪ストーブと相性の良いテント素材は、ポリエステルとコットンの混紡素材(ポリコットンやTC素材と呼ばれるもの)と、コットン100%の素材のものだと言われます。
この理由としては、テントで多く使われているポリエステルなどの化学繊維よりも熱に強いからです。
しかし、どの素材でも不燃性のものでなければ高温に熱された煙突に接していれば破損したり火災に至る危険性があります。
テントへの設置についてはその形状に合わせて煙突を遮熱できるような対策をする必要があります。
ポリエステルのテントにもベニヤ板などで円筒とテント生地が離れるようにすることで薪ストーブを使用している方は多くいます。