「鳥を迷子に」悲しみを乗り越えて。セキセイインコを飼い始めたエピソード
【はじめに】
Tさんのエピソードをご紹介します。実はセキセイインコを迷子にしてしまう方はとても多いです。迷子にしてしまい、一生けんめい探したけれど、帰ってこなかったセキセイインコ。そのあと新しくお迎えするまでのお話を聞きました。
ある日、主人のサプライズによって我が家にやって来た2羽のインコちゃんたち。
大切に楽しく暮らしています。
【1】ペットについて
元々、セキセイインコに興味があった私たち。私は子供の頃に金魚や亀は飼っていたことがあったのですが、犬や猫のペットを飼ったことがありませんでした。セキセイインコを飼っている友人宅へ遊びに行き、実際に触れ合ったことがきっかけで気になるようになりました。主人はずっと鳥が好きで、セキセイインコを飼いたがっていました。
【2】逃がしてしまったセキセイインコ
そして数年前に仕事場で、念願のセキセイインコを飼い始めたのですが、飼い始めてすぐに主人の不注意により逃がしてしまったのです。とても落ち込んでいる主人と、迷子になったセキセイインコたちの事を思うと胸が痛くなりました。主人の職場で飼育していたので、私はそのセキセイインコたちに会ったことはありませんでした。
【3】セキセイインコを探すために
まだ寒い春の時期。逃がしてしまった日の翌日は、少し雨も降っており、寒くないかな、カラスに追いかけられてないかな、と頭がいっぱいになりました。落ち込んでいても仕方が無いので、ネットで情報を集めることにしました。Facebook、twitter、インコ捜索の掲示板など、書き込みできるページには全て書き込みました。飼い始めたばかりでまだ写真も少なく、とても大変だったことを覚えています。
【4】セキセイインコを飼う人たちのネットワーク
掲載すると、すぐにセキセイインコを飼う方々が拡散して下さったり、特徴をもっと書いた方がいいですよ、などのアドバイスをしてくださったり。。。優しい人たちばかりで心が温かくなりました。そして、あるページで写真に似た迷子のセキセイインコを預かっている方がいるとの情報をくれた方がいました。実際にその方とメッセージをやり取りしたのですが、結局主人のセキセイインコとは別の子だという事が分かりました。
【5】ずっと心の中にあった迷子のセキセイインコたち
結局、迷子になってしまったセキセイインコたちは見つかることはありませんでした。二人で仲良く過ごしてくれてるといいなと思い続けています。何年か経ちましたが、TVやホームセンターなどでセキセイインコを見かける度、いつも二人で飼いたいね~と話していました。わざわざ、鳥のコーナーへ行って見せてもらったこともありました。
【6】引っ越しがきっかけに
アパートから戸建住宅へ引っ越しをした私たち。それを機に、主人がセキセイインコを飼おうと強く言い始めるようになりました。鳥かごを置くスペースも十分あるし、家の雰囲気が明るくなるし飼ってもいいかなと私も思い始めました。しかし、話題にはなるものの、そのまま毎日が過ぎていきました。
【7】来てくれてありがとう
そんなある日、突然我が家にやって来た2羽のインコちゃんたち。毎日のお世話は大変ですが、お掃除をするときに、じーっと見つめてきたり、首を傾げたり、くちばしでつついてくるくるしぐさがたまらなく可愛いです。
【おわりに】
毎日かわいらしい鳴き声がリビングに響き渡ります。朝に鳴き声を聞くととても気持ちがよく元気になります。
そのたびに、本当にセキセイインコを選んでよかったなと思います。