【沼津市】「よさこい東海道沼津秋祭り2024」 市民中心で今年も開催
2024年11月2日(土)と3日(日)の2日間、沼津市内にて「よさこい東海道沼津秋祭り2024」が開催され、参加者たちが華やかな演舞で会場を盛り上げました。よさこいの本場である高知県からも含め、全国各地から集まった30のチームが色とりどりの衣装に身を包み、力強いパフォーマンスを披露しました。
初日の11月2日は、沼津港エリアで踊りが繰り広げられました。あいにくの雨となりましたが、第一市場とイーノにて観客を楽しませる活気ある演舞が続きました。翌11月3日には天気も回復し、5つの会場で沼津市街地を舞台に迫力ある演技が披露されました。
多くのチームの中でも特にエネルギッシュに感じられたのが「fujihoku」。北海道札幌から参加した75名のチームです。若いメンバーで構成されていますが、チームは30年近い歴史があるとのこと「今回もOB,OGの方の支援を得て参加しています」と披露されたのは、80年代のツッパリをテーマにした演舞でした。
高知県から参加の「Always Yosakoi」は、今年で31周年目を迎える高知のよさこいチーム「ほにや」のグループチーム。幅広い年代のメンバーが、全国から集まっているそうです。「普段は各自で振りを覚えて、月1回高知に集まって練習しています。異なる地域の人たちが知り合えるのはチームの大事なコンセプトで、年齢も関係なく楽しんでいます」と話してくれました。
同じく高知県から参加した「濱長花神楽」の皆さんは、「私たちが楽しく踊れるのは運営スタッフの皆さんのおかげであり、感謝しています。よさこいでは”流し”という、前に進みながら踊りますが、これには地域を盛り上げるために”前に進もう”という意味が込められたものです。流しで踊れる沼津は楽しい場所、このスタイルを変えないで欲しいですね」。と語っていました。
市民が作り育て上げてきた「よさこい東海道」
「よさこい東海道」は、1997年にスタートし、2019年に一度終止符が打たれました。その後コロナ禍もあって開催は見送られ、昨年復活しました。今回は「ぬまづ熱風舞人」代表の竹下功一さんにお話をお伺いしました。
「このイベントは沼津の商店街連盟が始めたもので、最初は”ワールドダンスフェスティバル”というもの。そこから参加型のイベントにしたくて見つけたのが”よさこい”です。現在は”よさこい東海道振興会”として、チームの代表者や有志を中心に、民間の力だけで開催しています」。よさこい東海道の立ち上げから尽力してきた竹下さんですが、その原動力は「地元愛」だそうです。
2日間とも天候により当初予定していた演舞場が使えない事態になりましたが、急遽変更しての運営となったこともあり、「運営スタッフさんの想いが伝わってきます」という参加者の声が多く聞かれました。前に進みながらの踊りは、観ていてもステージとは違った魅力があり、自然と気持ちが前向きになるものです。これからも地域で大切に守り続けたいと、強く感じられるイベントでした。
演舞場の一つアーケード名店街
静岡県沼津市町方町
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