捕鯨基地・和田浦で「鯨グッズ展」を開催
クジラと日本人の関係が薄くなったきている昨今だが、そんな中、クジラを愛するひとたちが集まり「鯨グッズ展」を11月9日(土)と10日(日)と2日間にわたって開催する。
開催場所は、日本の代表的捕鯨基地の1つである千葉県の和田浦にある和田コミュニティセンター市民ホール。
例年、東京で開催が多かったが、初回の2012年には鯨との歴史が深い佐賀県唐津市呼子、2014年には、山口県長門市で開催したこともあり、開催場所は流動的である。今年で12回目になる。
主催者の鯨文化交流会の幹事は、日本を代表するクジラのコレクター陣である。
和田浦で開催にあたり和田の地域の方々が協力し、10日は、南房総三龍亭の三龍亭千公さんが特別公演する。
「鯨グッズ展」では、珍しい歴史的なクジラの資料や骨も鑑賞できるほか、クジラグッズなども購入できる。
和田浦は関東で唯一の捕鯨基地ということもあり、周囲にはクジラが食べられる飲食店も多く存在する。海辺でクジラを食べて見て楽しむことができるユニークなイベントである。
主催者の一人、女性の日本一コレクターである永田由紀子氏は、「鯨まんじゅうから鯨の骨格標本まで、あらゆる鯨にまつわる物が全国から集います。どの年代の方にも楽しんで頂けるので是非来ていただきい」と、世代によって隔たりがある鯨の関心に世代間の垣根を取り除きたいと意気込んでいる。