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ポイントで通信料金が支払えるau WALLETの狙い 石川 温の「スマホ業界新聞」Vol.071後編

石川温ケータイ/スマホジャーナリスト

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2. NTTドコモが愛犬向けサービス「ペットフィット」を開始

━━プリペイド型で販路拡大を狙うモジュール端末

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2月13日、NTTドコモはペット見守りサービス「ペットフィット」を発表した。3G回線やブルートゥース、加速度センサー、温度センサー、GPSなどを内蔵した小型の端末を犬の首輪に装着することで、愛犬の歩数、消費カロリー、いまの動作(散歩、休息、食事など)などをスマホやタブレット、パソコン上で知ることができるという。

もちろん、愛犬が逃げ出してしまったときなども、位置情報を測位することで、見つけ出すと言ったことが可能だ。

今回のサービス、いろいろなところで工夫が凝らされていて結構、興味深い。まず、販売方式はプリペイド方式で2万5900円となっている。これには1年間のデータ通信料金、サービス料金が含まれており、1年後に更新する際は7500円が必要となる。あえて、プリペイド方式にしたのは「発売時はドコモショップ、ドコモオンラインショップでの販売となるが、将来的にはペットショップやペット病院でも扱えるようにするため」(NTTドコモ)というのが理由にあるらしい。ドコモショップにペット向け商品というのでは限界があるため、販路拡大を狙って手軽に売れるプリペイドが採用されたとのこと。

ちなみに1年間で使えるデータ通信量は75MBに設定されている。日々の歩数や消費カロリーなどは微々たるパケット量であるため、この程度で問題ないとのことだった。ちなみにドコモでは「1年間で60MB程度の通信量を想定しており、75MBであれば超えることはないはず」(担当者)とのことだった。

ペット市場の規模を1兆4000億円、犬の飼育頭数を1100万頭と言われている。これは3〜12歳の子どもの人口とほぼ同等の数字であり「キッズケータイぐらいの市場規模があると見ている」(ドコモ関係者)とのことだった。

確かに、ペットを飼っている人の愛情の注ぎ方と言ったら、子どもを育てるのと何ら変わらない。うちの母親もパグを2匹飼っているが、食事や服、その他のグッズなど、惜しむことなく出費を続けている。むしろ、自分が育ててもらったとき以上の愛情を注いでいるかも知れないほどだ。

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ケータイ/スマホジャーナリスト

日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社後、日経TRENDY編集記者としてケータイ業界などを取材し、2003年に独立。現在は国内キャリアやメーカーだけでなく、グーグルやアップル、海外メーカーなども取材する。日経新聞電子版にて「モバイルの達人」を連載中。ニコニコチャンネルでメルマガ「スマホ業界新聞」を配信。近著に『これからの5Gビジネス』(エムディーエムコーポレーション刊)がある。

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