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【土浦市】1日中遊べる、1人でも手軽に遊べる! モール505にある謎解き&ボードゲームカフェ

コイケケイコ土浦在住ライター(土浦市)

巡り巡って今またブームとなっているボードゲーム。そして日本だけでなく世界的に人気となっている謎解きゲーム。この2つを楽しめるスポットがモール505にあります。「謎解き&ボードゲームカフェ AsoVIVA JOKer(アソビバ ジョーカー)」。通りかかるたびに「どんな雰囲気なのか」「ひとりで行っても平気なのか」など、ずっと気になっていながらもなんとなく入りづらくて足が遠のいていたスポットにこのたび意を決してお邪魔してきました。

なぜ入りづらいと思っていたのだろうと脱力するくらいに店内は明るい雰囲気

写真協力/謎解き&ボドゲカフェ AsoVIVA JOKer
写真協力/謎解き&ボドゲカフェ AsoVIVA JOKer

「謎解き&ボードゲームカフェ AsoVIVA JOKer(アソビバ ジョーカー)」(以降アソビバ ジョーカー)は、モール505の3階にあって、その店名通り謎解きゲームとボードゲームが楽しめる場所。1階のボードやチラシを見かけた人も多いのではないでしょうか。

写真協力/謎解き&ボドゲカフェ AsoVIVA JOKer
写真協力/謎解き&ボドゲカフェ AsoVIVA JOKer

モール505の東側3階にある「アソビバ ジョーカー」は、入り口付近の壁にたくさん貼られたポスターが目印。扉が閉まっているとなんとなく入りづらい雰囲気があるかもしれませんが、開けるとスタッフさんが明るく迎えてくれるので安心してその扉を開いてみてください。

写真協力/謎解き&ボドゲカフェ AsoVIVA JOKer
写真協力/謎解き&ボドゲカフェ AsoVIVA JOKer

店内写真はお店からお借りしたものですが、取材でお伺いしたその日もたくさんの人で賑わっていました。一人で来店された人同士が声を掛け合いながら同じテーブルでゲームをしていたり、家族でいらしてボードゲームで盛り上がっていたり、2人組の友人同士やカップルでカードゲームを楽しんだり。過ごし方や楽しみ方も実にさまざまです。

コンセプトは「1日遊べる空間」。フード&ドリンクメニューも豊富です

どんなお店かを紹介する前に、気になる料金形態からご紹介します。「アソビバ ジョーカー」の利用料金は時間制になっていて、1時間につき大人400円、学生300円。1日利用料金もあって大人2200円、学生1600円で終日利用もできます。また、利用料金とは別に大人は1ドリンクをオーダーが必須で、学生は1ドリンクサービス。ちなみに未就学児は利用料金不要です。

ドリンクメニューがとても充実していて、コーラや烏龍茶などのいわゆるソフトドリンクのほかにも定期的に開催される謎解きイベントの内容をイメージして作るスペシャルドリンク、オリジナルドリンクも豊富です。

チャーハン(400円)やボロネーゼ(500円)、カニトマトクリーム(500円)などのフードメニューもあるので、小腹が空いたらご飯を食べて1日ゆっくりとゲームに没頭できちゃいます。

ボードゲームは450種類以上、県内ではトップクラスの品揃え。もちろん遊び放題

「アソビバ ジョーカー」は、ボードゲームを楽しむカフェスペースと、定期的に開催される謎解きイベントの舞台となるホールスペースで構成されています。カフェスペースには壁一面に床から天井近くまでボードゲームがずらりと並び、どのゲームも無料で遊ぶことができます。

ただ雑多にゲームが並んでいるのではなく、「こんな人にはこのゲームがおすすめ」というように手に取りやすいように分類されているので、目的や人数によって選べるもうれしいかぎりです。スタッフさんに話を聞きながら選ぶことももちろんできます。

ボードゲームというとなんとなく4人揃わないと遊べないイメージを持っていましたが、2人でも、なんと1人でも遊べるゲームが存在するなんて驚きです。

私のような「人生ゲーム」や「モノポリー」レベルのゲーム初心者からすると、お初にお目にかかります的なゲームばかりですが、ボードゲーム好きならご存じの定番ゲームもずらり。

ボードゲームはなにも勝ち負けがすべてではありません。みんなで協力しながらゴールを目指すゲームもあるんです。

ドイツは、ボードゲームが盛んな国として知られていてボードゲームのことを「ドイツゲーム」などと呼ぶこともあるそうです。「ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres,SDJ)」は、ゲーム評論家などが選考委員会になって選定するボードゲーム界では最も権威ある賞のこと。「アソビバ ジョーカー」では、これまでに受賞した作品中でもスタッフさんおすすめのゲームを取り扱っているのでぜひ「名作」に挑戦してみたいものです。

ボードゲームの魅力を知り尽くした矢口さんと櫻井さん

現在では450種類以上はあるというボードゲームですが、「アソビバ ジョーカー」をオープンするよりも以前に、土浦市の亀城プラザやつくば市の施設を借りてボードゲームと謎解きゲームのイベントを定期的に行っていました。そうした活動を始めた当初は、スタッフ自身が所有するボードゲームを持ち寄って約50種類くらいから始まったそうです。

「アソビバ ジョーカー」は2020年1月にオープンしたカフェですが、もともとは「JOKER PROJECT(ジョーカープロジェクト)」というイベント制作団体として活動していて、すでに5年目を迎えます。「JOKER PROJECT」は、”楽しいことを広めていきたい”がコンセプト。カフェ運営のほかに大手からの依頼を受けて「忍たま乱太郎」「ご注文はうさぎですか??」を題材にした謎解きゲームの制作も多く手掛けています。

「JOKER PROJECT」は、「アソビバ ジョーカー」のオーナーでもある矢口さん(写真左)とコンテンツディレクターの櫻井さん、この日お休みでお会いできなかったのですが店長の井上さんの3人組ユニットで活動されています。

「アソビバ ジョーカー」オーナーの矢口さんにおすすめのボードゲームを伺ったところ、選んでくれたのがこちらのボードゲーム「イスタンブール」です。「2014年にドイツ年間ゲーム大賞エキスパート部門を受賞した作品です。このボードゲームだけでなく、”おじさん”が描かれたボードゲームは名作が多いといわれてるんですよ」と、矢口さん。

もう1つおすすめしたくれたものも「ドイツ年間ゲーム大賞」に選ばれた「ドミニオン」。「ボードゲームといったらこれですね、ぜひ一度試してみてください」(矢口さん)

櫻井さんが手にした3つのゲームは、「JOKER PROJECT」が手掛けたオリジナルゲーム。櫻井さんは、少年時代からボードゲームが好きでいつかは自分でも作ってみたいという夢を抱いていたそうで、その夢を実現させて今では人気のコンテンツディレクターに。ゲームの内容はもちろんですが、配色などのデザイン制作も櫻井さんが行っているんです。

答えはお店の中のいたる所に!? 初の謎解きゲームに挑戦

「アソビバ ジョーカー」では、カフェスペース利用料金にプラス料金で謎解きゲームを楽しむこともできます。謎解きゲームはカフェスペース内にあるヒントを探しあてて答えを見つけていくカフェタイプ(500円~)と、鍵のかかった部屋に閉じ込められて制限時間内での脱出を目指すルームタイプ(大人1200円、学生1000円)があります。われら取材陣は謎解きゲーム初心者なのでカフェタイプの中でもレベル1クラスのゲームに挑戦しました。ちなみに謎解きゲームを楽しむ場合は、1プレイごとにカフェスペース料金が1時間分サービスされます。

謎解きゲームは、「キット」と呼ばれるゲーム資料が渡されます。注意事項と遊び方も記載されているのでそれをよく読んでからゲームのスタートです。

謎解きのヒントを探して店内を探し回ります。

テーブルの裏もすみずみまでチェックしてヒントを探す、取材スタッフT。

「すぐに解けますよ、30分もかからないですよ」と豪語していた取材スタッフTですが、しっかりじっくり30分をかけて謎解きに成功。頭の固いコイケはさらに時間をかけて店内をうろうろ。時間はかかりましたが、謎を解く楽しみ、達成感を味わえました。最後はクリアした証明書とオリジナルのステッカーもいただけて大満足です。

10月30日(土)・31日(日)に謎解きゲームのイベントを開催

「アソビバ ジョーカー」では、謎解きゲームのイベントを定期的に開催していて、殺人事件を題材にした「2人の証言者」という推理ゲームを10月30日(土)・31日(日)に開催します。

開催日時:10月30日(土)・31日(日)14:00、16:00、18:00(所要時間:約60分)

料金:1,000円(別途ドリンクの注文もお願いします)

定員:2名 ※当日の参加も可能

「アソビバ ジョーカー」は、「1日遊べる空間」という店のコンセプトどおり、すごく居心地がよくて何時間でもいられるくらい楽しいスポットでした。一人で訪れても声を掛け合ってゲームが楽しめ、スタッフさんがゲーム相手になってくれることも。今回おすすめしてもらったゲームを楽しみにまた遊びに来たいと思います。

店舗情報
住所:茨城県土浦市川口1-3-130 モール505 3階D302
電話:029-896-9191
営業時間:土・日曜・祝日13:00~21:00
定休日:平日
ホームページ:https://www.jokerproject.jp/asovivajoker
twitter:@AsoVIVA_JOKer
駐車場:提携あり

土浦在住ライター(土浦市)

土浦市在住のフリーランスの編集・ライター。海外・国内の旅行関連のガイドブックや書籍制作をはじめ、ブライダル情報誌の編集にも携わる。食べること・飲むことが好きで、趣味が興じて最近では食を中心にWEB、紙媒体などで取材執筆活動中。地元土浦の飲食パトロール、歴史やカルチャー学習も積極的に行っています。

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