Yahoo!ニュース

Amazonでdポイント。ドコモとアマゾンが協業発表

石川温ケータイ/スマホジャーナリスト

NTTドコモとAmazonジャパンは2024年4月10日、ポイントサービスで協業することを発表した。

4月10日から、dポイントクラブ会員はドコモの回線契約の有無にかかわらず、Amazonでdポイントがたまり、使えるようになる。dポイントカードは国内で1億人規模が所有するポイントサービスだ。

Amazonにおいて、他社のポイントを獲得、利用できるのはdポイントが初となる。

また、4月11日からはドコモの回線契約があるユーザーはドコモを通じて、Amazonプライムの月間プランに登録するとdポイント(期間・用途限定が毎月120ポイント還元される。

Amazonプライムに登録したユーザーでexiomo、ahamo、ギガホに契約、あるいは60歳以上のユーザーがd払いで決済を行うと、注文額の1%のdポイントが貯まる。

2020年に楽天モバイルが第4のキャリアとして携帯電話事業に参入して以降、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクにおける「経済圏拡大競争」が過熱している。

ソフトバンクはLINEとヤフーを統合し「LYPプレミアム」として、3サービスの融合を進めている。KDDIは先日、コンビニ大手の「ローソン」に5000億円を出資し傘下に収め、リアル店舗を抑えてPonta経済圏の拡大を狙う。

4キャリアのなかでも、ポイントを中心とする経済圏では楽天グループに一日の長がある。NTTドコモとしてはAmazonとタッグを組むことで、楽天グループに一矢報いたいのだろう。

ケータイ/スマホジャーナリスト

日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社後、日経TRENDY編集記者としてケータイ業界などを取材し、2003年に独立。現在は国内キャリアやメーカーだけでなく、グーグルやアップル、海外メーカーなども取材する。日経新聞電子版にて「モバイルの達人」を連載中。ニコニコチャンネルでメルマガ「スマホ業界新聞」を配信。近著に『これからの5Gビジネス』(エムディーエムコーポレーション刊)がある。

石川 温の「スマホ業界新聞」

税込550円/月初月無料投稿頻度:週1回程度(不定期)

日々、発信されるスマートフォン関連のニュース。iPhoneにまつわる噂話から、続々と登場するAndroidスマートフォンの新製品情報。話題に事欠かないのがスマートフォン業界です。膨大なニュース記事があるなか、果たして、どの情報が重要で、今後を占う意味で重要になってくるのか。ケータイジャーナリスト・石川 温が独自の取材網を生かしたレポート記事を執筆。スマートフォン業界の「今」を伝えます。

※すでに購入済みの方はログインしてください。

※ご購入や初月無料の適用には条件がございます。購入についての注意事項を必ずお読みいただき、同意の上ご購入ください。欧州経済領域(EEA)およびイギリスから購入や閲覧ができませんのでご注意ください。

石川温の最近の記事