【京都市】中京区 ♪コンコンチキチン『祇園祭』鉾建てが始まると京都人の血が騒ぐ♪
『祇園祭』のコンコンチキチン〜の音が街に聞こえ始めると、京都人はそわそわ、どきどきします。この時期、学生時代はテストの真っ最中。浴衣を着て『祇園祭』の宵宵山あたりから夜店に出かけ街ブラするのが待ち遠しくなります。また、祇園囃子であるコンコンチキチン〜が聞こえ始めたら梅雨明けが近づいた、と季節を感じます。
デパートやお店が多くオフィスも集まる四条通が一気に華やかになる7月には、町中でコンコンチキチンの音が聞こえ出し提灯が飾られます。
日本三大祭りの一つである『祇園祭』ですが、前祭りと後祭りとがあるのをご存知でしょうか?祇園祭宵山(前祭)は、2022(令和4年)7月14日(木曜日)~16日(土曜日)です。
また、後祭では約200年ぶりに鷹山が巡行に復帰しますよ!
その山や鉾を立てることを『山鉾建て』と言います。前祭の鉾建て・山鉾建ては例年7月10日から14日まで行われています。
(大型の山鉾(長刀鉾・函谷鉾・鶏鉾・菊水鉾・月鉾・放下鉾・保昌山・岩戸山・船鉾)は10日ごろから組み立てられますが、山鉾により日程が異なりますので要確認!)
山鉾建てでは、収蔵庫から取り出した部材を釘を1本も使わず、荒縄などによる「縄絡みと言われる伝統技法で組み立てが見れますよ!これが、圧巻!本当に感服いたします。
また、収納庫では懸装品などを飾ってあるのを見れますよ〜
「京都祇園祭の山鉾行事」は、1979年に国の重要無形民俗文化財に指定されています。
また、2009年には国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産にも登録されており、動く美術館、博物館と言われてます。
それぞれの町に建つ山鉾を観覧する人で、にぎわいを見せる「祇園祭」。
『祇園祭2022年』タイムスケジュールになります!
6月26日
13:00 祇園囃子奉納(鷹山)
15:00 祇園囃子奉納(大船鉾)
7月1日~18日
吉符入(各山鉾町)
神事始めの意味で各山鉾町において、町内関係者が本年の祇園祭に関する諸事打合せをする。
7月1日
10:00 月次祭並長刀鉾町御千度(八坂神社)
町内役員参列の元執り行われます。
7月2日
10:00 くじ取式(京都市役所 市会議場)
山鉾巡行の順番をくじによってきめる行事。
7月3日
10:30 祇園囃子奉納(綾傘鉾)
7月4日
11:00 祇園囃子奉納(船鉾)
7月5日
15:30頃 長刀鉾稚児舞披露(長刀鉾町)
7月6日
14:00 鱧奉納奉告祭(八坂神社)
淡路島観光協会より鱧の奉納があります。
7月7日
14:30 綾傘鉾稚児社参(八坂神社)
7月8日
10:00 みやび会御千度(八坂神社)
京舞井上流の門下生が揃いの浴衣で参拝します
7月10日
早朝 神用水清祓式(八坂神社)
鴨川(宮川)より汲み上げた神事用水の清祓式が神社にて執り行われます。
17:00~ お迎提灯(八坂神社石段下~河原町通~寺町通~八坂神社)
神輿を迎えるため、提灯をもって行列する
※2022年、中止
20:00 神輿洗式(四条大橋)
午後8時頃、神輿3基のうち中御座の神輿を舁きだし、四条大橋まで運び、鴨川の水で祓い清める。
※2022年、四条大橋での神事は中止(境内にて実施)
7月10~11日
前祭 鉾建て(各前祭山鉾町)
各町では巡行の山鉾が収蔵庫から出されて組立てられる。鉾の組立ては伝統の手法で行い3日間を要する。
7月11~14日
前祭 山建て(各前祭山鉾町)
各町では巡行の山鉾が収蔵庫から出されて組立てられる。山の組立ては伝統の手法で行われる。
7月12日~13日
前祭 山鉾曳き初め・舁き初め(各前祭山鉾町)
7月13日
11:00長刀鉾稚児社参(八坂神社)
長刀鉾にのる稚児が、午前11時八坂神社へまいり巡行の無事を祈る
14:00 久世稚児社参(八坂神社)
※2022年、中止
7月14~16日
前祭(さきまつり)宵山・屏風祭(各山鉾町)
各山鉾では、夜は提灯が幾十となく点火され、祇園囃子がにぎやかに奏でられる。
7月15日
早朝 斎竹建て(四条麩屋町)
10:00 月次祭並生間流式包丁奉納式(八坂神社)
15:00~18:00 伝統芸能奉納(八坂神社能舞台)
20:00 宵宮祭(八坂神社)
神輿に御神霊をお遷しする。
7月16日
9:00 献茶祭(八坂神社)
表千家 家元 千宗左宗匠の奉仕にて執り行われる。
18:30~ 石見神楽奉納(八坂神社能舞台)
※2022年、実施(縮小)
夕刻より 宵宮神賑奉納行事(八坂神社石段下)
※2022年、中止
21:00~23:00 日和神楽(山鉾町~四条御旅所~八坂神社)
7月17日
9:00~ 山鉾巡行・前祭(さきまつり)巡行
23基の山鉾が京都市内で巡行する。
四条烏丸(午前9時00分)出発 →四条河原町(9:35)→ 河原町御池(10:20)→ 新町御池(11:20)
9:10~ くじ改め(四条堺町)
※2022年度の巡行順(☆くじ取らず)
1☆長刀鉾 → 2孟宗山 → 3保昌山 → 4郭巨山 → 5☆函谷鉾 → 6白楽天山 → 7四条傘鉾 → 8油天神山 → 9月鉾 → 10蟷螂山 → 11山伏山 → 12霰天神山 → 13鶏鉾 → 14木賊山 → 15綾傘鉾 → 16占出山 → 17菊水鉾 → 18芦刈山 → 19伯牙山 → 20太子山 → 21☆放下鉾 → 22☆岩戸山 → 23☆船鉾
16:00~ 神幸祭・神輿渡御(八坂神社〜八坂神社石段下〜四条御旅所)
神幸祭(16:00〜)の後、18:00に八坂神社石段下から3基の神輿が氏子町内を巡行して、四条御旅所にとどまる。
※2022年、神社より御旅所に直進して渡御
7月18~21日
後祭 山鉾建て(各後祭山鉾町)
後祭の山鉾11基の組み立てが行われる。
7月20~21日
後祭 山鉾曳き初め・舁き初め(各後祭山鉾町)
(鉾・曳山のみ)
7月21~23日
後祭(あとまつり)宵山・屏風祭(各山鉾町)
山鉾の建てられている町内は車両通行止めとなりますが、四条通等の歩行者天国はありません。
7月23日
9:00 煎茶献茶祭(八坂神社)
煎茶道 小川流家元の奉仕にて執り行われる。
13:00~ 琵琶奉納(八坂神社能舞台)
14:00 オハケ清祓式(八坂神社境内末社又旅社)
八坂神社又旅社に於いて斎竹・斎芝を補設して執り行われます。
20:00〜22:00 日和神楽(山鉾町~四条御旅所)
7月24日
9:30~ 山鉾巡行・後祭(あとまつり)巡行
11基の山鉾が京都市内で巡行する。
烏丸御池(9:30)出発 →河原町御池(10:00) → 四条河原町(10:40) → 四条烏丸(11:20)
くじ改め(寺町御池)
※2022年度の巡行順(☆くじ取らず)
1☆橋弁慶山 → 2☆北観音山 → 3浄妙山 → 4鯉山 → 5鈴鹿山 → 6☆南観音山 → 7役行者山 → 8黒主山 → 9八幡山 → 10☆鷹山 → 11☆大船鉾
10:00~ 花傘巡行
後祭の山鉾巡行が17日の前祭の山鉾巡行に合同した約50年前に、 祇園祭の祭礼行列の古い形態を再現するねらいではじめられたもので京都花街のきれいどころの踊、鷺踊、六斎念仏、子供神輿、祇園ばやし、稚児など総勢千人の行列がつづく。
八坂神社(10:00) →四条寺町 → 寺町御池(10:50) → 河原町御池 → 四条河原町→ 八坂神社(12:00)
※2022年、中止
17:00頃~ 還幸祭・神輿渡御
3基の神輿が17:00頃四条の御旅所を出て、氏子町内をまわり22:00頃神社へかえる。
※2022年、御旅所から神社まで直進して還御
7月25日
11:00~ 狂言奉納(八坂神社能舞台)
7月28日
早朝 神用水清祓式(八坂神社)
鴨川(宮川)より汲み上げた神事用水の清祓式が神社にて執り行われます。
20:00~ 神輿洗式(四条大橋)
10日の神輿洗と同様、四条大橋上で祓いきよめ、20:00頃神社へかえる。
※2022年は、四条大橋での神事は中止(境内にて実施)
7月31日
10:00~疫神社夏越祭(八坂神社境内疫神社)
八坂神社境内疫神社の鳥居に大茅輪を設け、参拝者はこれをくぐって厄気を祓い、「蘇民将来子孫也」の護符を授かります。
京都人にとって『祇園祭』を基準に7月の予定は立てるといっても過言ではない、その大きなイベントが今年は3年ぶりに行われます。壮大な「山鉾建て」を見にいくのも、感動しますよ〜
場所・・・京都府京都市中京区
最寄り駅・バス停・・・四条駅・烏丸御池駅