【隠岐の島町】山の花の女王!?島の固有種「オキシャクナゲ」とは?どんな花か探してみた
島根県沖60kmに浮かぶ隠岐諸島。
その中の最大の島である隠岐の島町には、とある固有の花があります。
それがオキシャクナゲです。「山の花の女王」とも呼ばれるほど美しい花なんです。
隠岐特有の種類であり、シャクナゲの花の中でも特に綺麗な花を咲かせます。
このオキシャクナゲはどんな花なのか。是非この目で確かめてみたく、探して参りました!
・自生地へ
オキシャクナゲが自生するのは山の高いところの一部のみ。
今回、「隠岐の名所のひとつでもある『乳房杉』への道中から山道に入り、30分程度登れば自生している」という噂を聞き、実際に調査をしてきました!
道中コンクリートの階段が目印です。
最後の方に詳しい場所を明記してあります。
ひたすら険しい道を登っていきます。
道中綺麗な沢が流れる場所にかかる、手作りの橋も渡ります。
その後もさらに険しい道を進みます。
もし来られる際は足場に十分お気をつけてくださいね!
そしてさらに10分ほど進んだ先に、やっとオキシャクナゲを発見♪
この看板が目印です。
そしてこちらがオキシャクナゲ。
繊細な花びらと、葉もやや小さいため花の美しさをより強調しています。
自生地に立てられた看板でより詳しくオキシャクナゲについて知ることができます♪
オキシャクナゲは、隠岐島島後の大満寺山一帯を中心とした稜線や、張出した尾根の部分、谷沿の岩石地などに多く生育している隠岐特産の植物で大変貴重なものです。
シャクナゲと呼ばれているもののうち、わが国に自生しているものとしてはハクサンシャクナゲ、ツクシシャクナゲ、ホソバシャクナゲ、キバナシャクナゲなどが代表的なものですが、オキシャクナゲはこのうちのツクシシャクナゲの変種であるホンシャクナゲの品種として扱われており、ホンシャクナゲに比較して葉が小さく、鉢物などに適し、花も美しいのが特徴といわれています。
元々隠岐の島町の産地に広く自生していたのですが、絶滅してしまった地域もかなりあり、現在ではほんの一部の限られた場所でしか見ることのできない花です。
見頃もそろそろ終わりに差し掛かってきています。隠岐島町でしか見ることのできない大変貴重で綺麗なオキシャクナゲ、気になる方はぜひ足を運んでみてくださいね♪