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スマホ決済のPayPayが100億円キャンペーン実施 4Kテレビや大型家電がかなり“買い”に!

安蔵靖志IT・家電ジャーナリスト
PayPayのサイトより

 ソフトバンクとヤフーが2018年6月に設立したPayPayが、バーコードやQRコードを使って決済ができる新たなスマホ決済サービス「PayPay」を10月5日にスタートした。そのPayPayが、2018年12月4日にとんでもないキャンペーンをスタートする。それが「100億円あげちゃうキャンペーン」だ。

 「100億円あげちゃうキャンペーン」は、PayPayでの支払い金額の20%が「PayPayボーナス」で次月に還元されるというもの。また支払いごとに40回に1回の確率で支払額の全額(10万円相当まで)がPayPayボーナスで還元される(Yahoo!プレミアム会員なら20回に1回といったものもある)というキャンペーンも行っている。20%還元の場合は上限が月額5万円まで。つまり25万円までの買い物なら20%の還元が得られるという仕組みだ。

 「PayPay」は、あらかじめ銀行口座からチャージした電子マネー(「PayPay」電子マネーまたは「Yahoo!マネー」)による支払いと、クレジットカードによる支払いの2種類を選択できるスマホ決済サービスだ。バーコードの読み取り方式は、事業者側が掲示したQRコードをユーザーがアプリで読み取る「ユーザースキャン」方式と、ユーザーがアプリに表示したバーコード(1次元バーコード、QRコード)を事業者側がレジなどで読み取る「ストアスキャン」方式の2通りを提供する。

 スマホで決済できるサービスはいくつもあるが、今最もPayPayに注目したい理由の一つが「100億円あげちゃうキャンペーン」というわけだ。

居酒屋やホテルのほか、コンビニや家電量販店でも使える

 使えるお店は以下の通り。「和民」や「三代目鳥メロ」など全国413店舗(2018年10月5日時点、以下同)を展開するワタミの居酒屋チェーン、 白木屋や魚民、笑笑など全国1694店舗の居酒屋チェーン(近日開始予定とのこと)などで利用できる。

 主な利用可能店舗は以下の通り。

PayPayのサイトより
PayPayのサイトより

 そのほか、ファミリーマートやミニストップなどのコンビニエンスストア、ヤマダ電機、ビックカメラ、エディオン、ジョーシン電機などの家電量販店も「近日対応予定」となっている。

 対応予定の店舗は以下の通りだ。

PayPayのサイトより
PayPayのサイトより

キャンペーンを利用して家電を買い替えよう!

 家電量販店は「近日対応予定」となっていたが、ビックカメラ、ジョーシン電機が2018年12月4日のキャンペーン開始日からPayPayでの支払いに対応すると表明した。

ビックカメラのサイトより
ビックカメラのサイトより
ジョーシン電機のサイトより
ジョーシン電機のサイトより

 上限の25万円まで買い物すれば5万円分のPayPayボーナスが戻ってくるので、次月以降の買い物にも使える。もちろんキャンペーン終了までPayPayで支払ってPayPayボーナスを貯め込んでおき、キャンペーン終了後に何らかの形で使うのが一番お得なのは言うまでもない。

 PayPayの支払いに対応するお店で月額25万円まで使えばたっぷりとPayPayボーナスをゲットできるわけだが、欲しい家電があるのであれば思いきって買い替えてしまうのも手だ。

 例えば2018年12月1日にスタートしたばかりの「新4K衛星放送」対応の4Kチューナーを内蔵する東芝の4K液晶テレビ「REGZA 50M520X」のビックカメラでの販売価格は税込み12万8390円。20%分で2万5678円のPayPayボーナスに加えて、カード払いでの8%のビックポイント(1万271円分)が付与される。雑に計算すれば28%の割引になるというわけだ(※)。

ビックカメラのサイトより(店舗での販売価格が異なる場合もあるので注意)
ビックカメラのサイトより(店舗での販売価格が異なる場合もあるので注意)

※本来は支払った金額からポイント分を加えた金額で割るため、それほど大きな割引率にはならない。10万円なら、10万円÷(10万円+PayPayボーナス2万円+ビックポイント8000円)=0.78125。つまり約21.8%の割引になる。たとえ全額ポイントが付いても、20万円のもの(10万円+10万円分のポイント)を10万円で購入することになるため、5割引にしかならない。

 ちなみにPayPay支払いはネット通販では使えないようなので、家電でお得なPayPayボーナスをゲットしたいという人は、対応する近くの家電量販店に行く必要がある。また、税込み3万円以上のPayPay支払いには本人確認書類(運転免許証、日本国パスポート、外国パスポート、マイナンバーカード、特別永住者証明書、在留カード、健康保険証、学生証のいずれか)が必要になる。買いに行く場合はこれらのどれかを携帯していることもしっかりと確認しておこう。

 100億円あげちゃうキャンペーンは2019年3月31日までの予定だが、還元金額が100億円に達した場合は途中で終了するため、買い替えたい家電があるという人は早めに買っておくことをおすすめする。

 また、先ほども紹介したとおり、25万円を超える買い物でも月額5万円までしか還元されない。テレビも、エアコンも、冷蔵庫も、洗濯機も買い替えたいという人は、毎月25万円以下に抑えられるように考えて予算を組み、お得に買い物をしよう。

IT・家電ジャーナリスト

IT・家電ジャーナリスト 一般財団法人家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)、スマートマスター。AllAbout 家電ガイド。日経BP社「日経ネットナビ」「日経ネットブレーン」「デジタルARENA」「日経トレンディネット」などを経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。ラジオ番組の家電製品紹介コーナーの構成などにも携わっている。

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