【横浜市】鶴見線でタイムスリップ!昭和の面影を残すレトロな国道駅
日本一長い踏切「花月園前踏切」から歩いて5分ほどの場所にある、JR鶴見線の「国道駅」をご紹介します。国道駅が完成したのは1930年(昭和5年)。開業当時の面影をいまも残す、不思議な感覚になる駅です。
短時間で回れますので、鉄道好きな方はぜひ花月園前踏切と一緒に巡ってください。
快晴の日でも、高架下のために薄暗いです。
ただ、周りには住宅があり、駅を利用する人も結構いるので人通りはあります。
高架下で一番長く営業していた「やきとり国道下」さん。2021年までは営業していたようですが、長い休業期間ののち閉業されていました。
閉店のお知らせ貼り紙が、ママ(故人)とマスターの名義でした。
他のお店は随分前に閉業しています。
国道駅から電車に乗りましょう。簡易改札機にSuikaを通します。
階段を上り踊り場へ。そのまま上ると海芝浦方面、通路を渡ると鶴見方面のホームにいけます。
国道駅のホームは、近代的な鉄道駅の風景が広がっていました。
国道駅は90年以上、ほとんど手を加えられていないといいます。駅構内の階段が令和と昭和初期の境界線のよう。
国道駅の設計は、建築家の阿部美樹志氏です。阪急東宝グループ(現在は阪急阪神東宝グループ)の創業者である小林一三氏と縁が深い方です。
阿部さんは国道駅のほか、旧阪急百貨店や旧阪急梅田駅など、数々の建築物を設計されました。多くの建物が建て替えられてしまったなか、今なお駅として現役で活躍する国道駅は貴重な存在です。
JR鶴見線「国道駅」
住所:神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央5丁目26
公式サイト:駅構内図(国道駅)|JR東日本(外部リンク)