丘の上のりんご並木沿いに位置する「カフェ三連蔵」。市街地でひと際存在感を放つカフェなので、すでに利用したことがあるという方や、前を通ったことがあって気になっている…なんていう方も多いかもしれません。

今回は、飯田下伊那の食材を使った絶品オリジナルカレーと、店主こだわりのスペシャルティコーヒーを、実際に食べて飲んでレポートしながらカフェ三連蔵の魅力に迫ります。

どんなお店？

カフェ三連蔵は、昭和22年に大火に見舞われてしまった飯田市内ではなかなかお目にかかれない、歴史的な建物を眺めながら食事ができるスポット。

美しくリノベーションされた重厚感のある三連の蔵と、中心市街地活性化の施設として設けられた「カフェ三連蔵」は、グッドデザインアワード2000の建築環境デザイン部門においてグッドデザイン賞を受賞した経歴も持っています。

道理で居心地が最高なはず。デザインを体感するだけでも値打ちのあるような、ついつい長居したくなってしまう雰囲気のよいカフェです。店の正面ゾーンにはウッドデッキと広いテラス席があり、ワンちゃん連れの方もOK。

三連蔵カレー

この日は、おすすめメニューのなかから1ドリンク付きの「三連蔵カレー（税込950円）」をチョイス。ドリンクは、プラス50円でコーヒーに変更もできます。

大きめの皿にたっぷりと盛られたカレーには、色鮮やかな野菜と半熟卵がトッピングされていて食欲をそそります。それではさっそくいただきます！

プチプチとしたかみごたえが楽しい雑穀米と、玉ねぎがたっぷり入ってさらりとしたオリジナルカレーがよくマッチしています。隠し味に使われた高森町産のりんごが、フルーティーさをプラスしていてあと引くうまさ。

ピリッとスパイシーなので小さい子どもには向かない味かもしれませんが、マイルドで落ち着いた辛みは年配の方にもウケが良さそう。もっと辛いカレーが好きな方は、オリジナルブレンドのスパイスをたっぷりふりかけて食べましょう。

子ども用には、からくない「お子様カレー（税込500円）」もあります♪ こちらも嬉しいジュース1杯付き。コーンが入っていて甘口なので、小さい子どもも喜んでパクパク食べていました。

そのほかのランチメニュー

カレーのほかには、ランチメニューが5種ありました。信州産豚肉や自家製ローストビーフがメインのランチを選べば、おいしいお肉を心ゆくまで味わえそうですね。

三連蔵コーヒー

飲み物は、カフェ三連蔵オーナーの思い入れが詰まったコーヒーを注文しました。

ナミナミと注がれた「三連蔵コーヒー（単品税込460円）」は、完熟したコーヒー豆にしか出せない貴重な味が堪能できるスペシャルティコーヒー。

スペシャルティコーヒーとは、コーヒー豆の生産から加工販売まで管理が徹底されたもの。500円以下で飲める店はなかなかないのでとてもお得に感じます！

注文のたびにていねいにハンドドリップで淹れられた三連蔵コーヒーは、コーヒーだけで飲んだときにおいしいのはもちろん、食事との相性も抜群でした。

そのほかのスイーツやドリンク

高森町産のりんごを使ったケーキや、自家製のアイスクリームが目を引きます。

アクセス

専用駐車場はありませんが、飯田市川本喜八郎人形美術館の向かい側にある飯田市営本町駐車場が近いので便利。駐車開始から2時間まで無料です。（2023年3月現在）

飯田市営本町駐車場からカフェ三連蔵までは徒歩約2分。駐車場のある建物を出て北西に進むとりんご並木に出るので、右折して前方左側を目指しましょう。なまこ壁の蔵に面したカフェ三連蔵が見えてきます。飯田駅からは徒歩約8分なので、天気の良い日なら電車を利用して訪れても良いですね。

心地よい風が気持ちいいカフェ三連蔵

今年はコロナ禍が収束しつつあるので、まずはテラス席のあるカフェ三連蔵へお出かけしてみませんか。りんご並木周辺には、カフェ三連蔵以外にも魅力あふれる飲食店やスポットがたくさんあります。週末にはテント市が開催されていたり、歩行者天国になっていたりと意外な発見もできそう♪（テント市や歩行者天国は不定期、詳しくは飯田まちなか情報をチェック。）気候のよい日を狙って、ぶらりと散策してみましょう。

・カフェ三連蔵はこんなシーンにもぴったり

カフェ三連蔵は、予約をすればディナータイムに貸し切りにすることもできるんだとか。開放感あるカフェでのパーティーや宴会は盛り上がること間違いなし！ですね。