【墨田区】財布を開くと葛飾北斎。見えないところにこだわるのが江戸っ子の粋。緻密な職人技が凄い!
墨田区内の「いいもの」を探し続けて区内を自転車で彷徨う「号外NET墨田区ライター」のしもべです。
両国一丁目、一之橋のすぐそばに社屋を構える100年を超える歴史を持つ、革小物製造・販売の東屋。
東屋さんのオリジナルブランド「made in RYOGOKU」の、「粋 HOKUSAI」シリーズから新商品が登場しました。
「粋 HOKUSAI」シリーズは、私たちとおなじ「墨田」生まれの葛飾北斎の名画を財布の裏側(牛革)に印刷(インクジェットプリント)をほどこしたもの。これまで、「美人画」や「両国橋」などを印刷した商品を展開してきたそうです。
今回、浮世絵と言えば・・・という位有名な、富嶽三十六景の「神奈川沖浪裏」を印刷した新商品がMAKUAKEにて先行販売が始まっています。
以前から東屋さんの製品に興味を持っていた筆者は、噂を聞きつけ実際に東屋さんにお邪魔して、実際に商品を見せていただきました!
まずこの商品の凄いところは熟練の革職人の手仕事が発揮されているところです。
この財布の革の端をよく見ると、一つ一つ折り返して縫われています。この端処理を「ヘリ返し」と言い、それ自体も技術を必要とするものなんだそうです。しかし、さらにヘリ返しをした状態で名画がズレることなく縫製することは、高度な技術が必要なんだそうです。
筆者も商品を実際に手に取り、その圧倒的な技術力にびっくりしました。
今回のMAKUAKEのプロジェクトでは「粋 HOKUSAI」シリーズの新商品、「神奈川沖浪裏」の長財布、名刺入れ、パスケースがリターンとなっています。
表面は普段使いしやすいシンプルな1カラー、裏面は和紙の質感を感じさせながら色鮮やかな北斎の名画をあしらい、見えないところにこだわる江戸っ子の粋が感じられます。
長財布
「粋 HOKUSAIシリーズ」第一弾の束入を改良して生まれたデザイン。よりスリムにそして、コインポケットを裏側にしたデザインです。
一見シンプルなお財布と思いきや・・・。(カラーは6色から選択可)
開いてみると・・・!!! 「神奈川沖浪裏」が見事に再現されています。
名刺入れ
シンプルでスリムな形です。女性用のジャケットの胸ポケットにも入ってしまうくらいのサイズです。
色のラインナップはお財布と同じ6色から選択可。
ちらりと見える北斎の画が粋ですね。
こちらも開いてみると北斎の名画がお目見えします。
パスケース(カードケース)
薄くてシンプルなパスケース(カードケース)
真ん中のポケットにはお札を半分に折った状態でいれることができます。
パスケースのカラーはさらに多彩で9色から選択可。お気に入りが見つかりそう!
そして、びっくりしたのがパッケージまで浮世絵なんです。2018年度グッドデザイン賞を受賞した「浮世絵ぷちぷち」(川上産業株式会社)とコラボレーションし、地球環境への負荷を減らしたい思いから、プチプチをパッケージに使うことで商品の包装を簡素化しているそうです。
現物を見せていただきましたが、再利用のイメージが浮かんでくる素敵なプチプチでした。
一つひとつ職人の手仕事によるものなので、数量に上限があるとのこと。お早目のチェックをお勧めします。
コロナ禍でなかなか海外のお友達と会えない今日この頃・・・。浮世絵は海外でも人気なので、海外の方へのギフトとしてもいいかもしれませんね!
商品の詳細など、プロジェクトのについてはMAKUAKEのページをご覧ください。
【店舗詳細】
東屋
住所:〒130-0026 東京都墨田区両国1-1-7
JR両国駅 徒歩7分、都営浅草線 東日本橋駅 徒歩10分
TEL:03-3631-6353
営業時間: 9:00〜17:00(土・日・祝日、GW、年末年始、夏季休業期間を除く)