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防災備蓄、「ローリングストック」ってどうなの?片付けと備蓄の両立を考える

食品や衛生用品の在庫、普段どの程度、備蓄していますか。

「ローリングストック」という備蓄方法を行っている方も多いかと思います。
ローリングストックとは、普段の食品を少し多めに買い置きしておき、賞味期限を考えて古いものから消費し、消費した分を買い足すことで、常に一定量の食品が家庭で備蓄されている状態を保つための方法です。しかし、備蓄と称して食材を大量に買い込み、管理不能になってしまう方も、実は多いのです。

普段から、自宅の食品・衛生用品の数を把握できている方は問題ないのですが、細かな管理が苦手な方は「備蓄用」と「普段食べる用」を明確に分けて、「備蓄用」はクローゼットや玄関収納など手の届きにくい場所に詰めておきましょう。

食品在庫は「東京備品ナビ」など行政の防災ホームページに具体的品目の備蓄数が載っています。その通りに箱に詰めて備蓄し、賞味期限の1ヶ月前にスマホのリマインダーをセットしておきます。

定期的に防災ストックの中身を点検して、賞味期限が近づいた食品は忘れずに消費しましょう。賞味期限の近い食品ストックだけで過ごす1日を、イベント的に定期開催しても良いですね。

「とりあえず多めに買っておけば安心」は、思い込み。必需品が全て、2週間分の在庫をキープした、リーンな状態をめざしましょう。

【米田まりな】1991年生まれ。整理収納アドバイザー1級。モノを愛してやまない人に向けた「捨てない片づけ」を考案。著書に「あの人に、イライラするのは部屋のせい」「集中できないのは部屋のせい」(PHP研究所)「捨てない片づけ」(ディスカバー21)。日経新聞NIKKEIプラスワンにて連載中。東京大学経済学部を2014年に卒業後、総合商社でベンチャー投資を担当し、現在は不動産ディベロッパーに勤務。平日は会社員として働きながら、副業で片付けの普及活動をしている。

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