Yahoo!ニュース

【福井市】急げ! 福井県立美術館の「横山大観展」は、2024年4月26日(金)~6月2日(日)まで!

ちー地域ニュースサイト号外NETライター(福井市)

福井県立美術館」では、2024年4月26日(金)~6月2日(日)の日程で北陸新幹線福井・敦賀開業企画「横山大観展」が開催されています。

横山大観(1868~1958)は、身長が172cmありました。明治時代の男性の平均身長は155cmほどだそうですので、当時としてはかなりの高身長だったようですね。

こちらが実物大の横山大観です。何歳くらいの頃の写真でしょうか?

横山大観は美術史家、思想家、文人であった岡倉天心(1863~1913)を生涯の師と仰いでいました。大観は岡倉天心を以下のように評しています。「天心は英雄であり偉人であり、計り知れないものである。我々のような小さなものには、到底わかり得ない」と。また、天心は大観の作品論じて曰く、「奇想天外より落ち、毎回人を驚かすものは横山大観の作なり」と。お互いの才能を尊敬しあっている師弟関係を二人の言葉からうかがい知ることができます。

大正期までの日本画は、絹に描かれており、紙は画材として格が落ちるという通念がありました。横山大観は画材としての紙の地位を向上させようと、越前和紙の職人岩野平三郎に絵を描く為の紙の作成を依頼しました。墨の濃淡や滲みは、紙で描いてこそ出てくる趣です。紆余曲折はありましたが、無事画材和紙は完成しました。大観が越前和紙で描いた作品を皇室に献上したことで、画材としての紙の価値は一気に高まったのです。

こちらの作品は「群青富士」です。雲海の中に雪を頂いた富士山がとても神々しく描かれた作品です。黄金の空、真っ白な雲に、濃い青の富士山という色のコントラストがとても印象に残ります。

生涯で多くの作品を残した横山大観。「横山大観展」では、いろいろなモチーフの作品を鑑賞することができます。「横山大観展」、行かれてみてはいかがでしょうか??

【施設情報】
「福井県立美術館」
住所:福井県文京3丁目16-1
営業時間:9:00~17:00
電話番号:0776-25-0452

地域ニュースサイト号外NETライター(福井市)

地域ニュースサイト号外NETで福井市を担当しています。地域のグルメやイベントなどの情報を地元の方にも、福井を訪れた方にも興味を持ってもらえるようにお伝えできればと思います。芋づる式の好奇心を持つお酒(美味しいごはん)と映画とフィギュアスケートが大好きな旅する歴女です。

ちーの最近の記事