【川口市】本格的な中華料理を町中華の気軽さで! 辛さとしびれがクセになる「あさひなラーメン」
2023年11月にオープンした“本格ガチ町中華”のお店『中国料理 チャイニーズラーメンあさひな』。
老舗の高級中華料理店などで修行を積んだ店主さんがつくる本格的な中華料理を味わえるお店ながら、町中華の親しみやすさとリーズナブルな価格を併せ持っています。
お店の場所は「川口市立東スポーツセンター」近くの領家中央通り沿い。女の子の絵が描かれた赤色の看板が目印です。工場などの企業も多く立ち並ぶエリアで、ランチタイムには近隣に勤めるお客さんが来店しているようでした。
壁沿いのソファーに沿ってテーブル席が並び、くつろいで食事できます。窓際の席も明るくて気持ち良さそうです。
看板、メニュー、グラスにもプリントされているかわいらしい女の子のイラストは店主さんの手描きとのこと! イラストのあさちゃんとひなちゃんは、店主さんとお店のオープンに関わった方の娘さんたちの名前とのことで、店名の由来にもなっているそうですよ。
本場の伝統的な味をベースに、誰でも食べやすいようにアレンジ
都内の老舗店や高級店での修行を経て、料理長も務めた経験のある店主さんは、10年以上にわたり中華料理と向き合うなかでその歴史にも興味を持ち、中国語を勉強して中国語の文献も読めるようになったとのこと。
その知識をもとに伝統的な調理法や味付けをベースにしながら、お店独自のアレンジをしているそうです。
各テーブルに置かれた冊子には、馴染みのある料理からあまり馴染みのない料理まで、写真と解説がファイリングされています。料理の待ち時間に楽しめるようにとはじめたそうで、お店のInstagramにもたくさんの料理が公開されています。
ランチメニュー
お店の看板メニューのあさひなラーメンをはじめとした麺メニューのほか、定番の麻婆豆腐やレバニラ、一品料理もあります。
お子様メニュー(ラーメン、チャーハン)も用意され、お子様連れも大歓迎とのことです。
ドリンクメニューは、ソフトドリンク、そしてランチタイムにもアルコールメニューを注文できます。
おすすめメニューを堪能!
今回一人で訪問したのでたくさんの品数を注文できませんでしたが、ぜひおすすめを食べてほしいという店主さんのご厚意で特別に少量ずつご提供いただきました。
あさひなラーメン
重慶小面(じゅうけいしょうめん)という重慶のソウルフードを再現した一品。本場ではたくさんのトッピングをして食べられて種類も豊富とのことですが、あさひなではベーシックな具材で本場の味を感じてもらいたいとアレンジ。辛さが苦手な人でもみんなが食べられるように、香り高く辛さを抑える香辛料の配合がされているそうです。
重慶料理といえば辛くてしびれる味付けが特徴とのこと。真っ赤なスープはとても辛そうで激辛が苦手な私は少し心配でしたが、辛さはありつつも香り高い風味と複雑で奥深いスープのうまみに虜になりました。
食べ進めながらピリピリとしたしびれが口に残るのが心地よい新食感で、ツルツルした麺ともよく合います。
セットで注文したザーサイ(漬物)と刻みネギのドレッシングがかかったサラダ。さっぱりとした箸休めになります。
デザートは、あさひな特製の黒い杏仁豆腐。腸内環境を整えて老廃物を身体から出す効果が期待できる天然の添加物として使用される竹炭が入っています。さわやかな甘さは食後にぴったりです。
レバニラ
ランチタイム一番人気のメニュー。独特の香りと食感があるレバーは苦手な人もいるかと思いますが、”レバー嫌いでも食べられるレバニラ”としてレバーの仕込みから工夫しているそう。
特大サイズで肉厚のレバーは歯ごたえプリプリ! やわらかくて大きなサイズでも食べやすく、普段家庭で食べるレバーとは全く異なる食感で苦手な人にも一度食べてみてほしい一品です。コクのあるタレと一緒にご飯が進みそうです。
酢豚
こちらは夜の人気メニュー。大きな酢豚の肉も丹念に仕込みされ、お箸で切れるほどのやわらかさ。カラッと揚げられた表面とタレが絡んだ部分の食感の違いを楽しめます。
口に運ぶと酢の香りがたっぷりと漂い、食が進むこと間違いなしです。
中国語を独学して文献を読み込むほどの中華料理愛にあふれる店主さんがつくる料理は、どれも食材の仕込みから味付けまで独自のアレンジがされて絶品です。
重慶小面(あさひなラーメン)という日本ではあまり馴染みのない新食感メニューだけでなく、レバニラと酢豚という家庭でもお馴染みになっている中華料理でも、ひと味違う一品を味わいにぜひおすすめします。