上田市中心部の一等地2か所で、建物が取り壊されて何かを建設していますよね。どんな建物が登場するのか、気になっている方も多いと思います。

◆旧ささや（上田市中央2丁目15-5）の跡地

2023年6月30日をもって閉店した「ささや」。大門町通りに「ささや食堂」がオープンしたのは、ちょうど1世紀前の1925年でした。

長年にわたり市民に親しまれてきただけでなく、2016年には当時の天皇皇后両陛下が行幸啓遊ばされる栄誉にも浴しました。

工事の説明を見たら、「建築主又は築造主氏名」は大和ハウス工業株式会社長野支店。「設計者氏名」は「一級建築士事務所 大和ハウス工業株式会社 長野支店集合住宅一級建築士事務所」とあります。

単純に考えると、集合住宅＝マンションですよね。2025年3月末までに完成するスケジュールになっていますので、近々何らかの形で正式発表があるでしょう。

◆大手門公園（上田市大手2丁目1-1）の横

大手通り沿いに立つ上田新参町教会の隣でも、古い建物の解体工事が進んでいます。上田商工会議所の北側、といえばわかりやすいでしょうか。

解体中の建物は「JA信州うえだ上田東支所 旧上田支店」と表記されていました。

建物の前にある小さな緑地は大手門公園です。かつて上田城の東の玄関口だった、三の丸の大手門がこの辺りにありました。

この場所に整備されるのは大手門まちかどテラスです。「上田駅、上田城跡公園、柳町の3つの拠点を結ぶ歩行空間には、憩い・待合い等が可能な空間や木陰が少ない」とかねてより指摘されていました。

大手門まちかどテラスは周辺景観の一体性確保と美観向上を図り、商業エリアと上田城エリアのつながりに寄与する、とされています。

解体工事は2025年1月末までの予定となっています。その後、建設工事が始まる予定です。どんな施設が登場するか、楽しみに待ちましょう。