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【香芝市】10/14〜1週間まるごと秋まつり!下田秋まつりに地車お披露目と鹿島神社宵宮祭があります

にゃんこWebライター(香芝市・北葛城郡・葛城市)

秋まつりとだんじりのシーズンがやってまいりました。

香芝市内でも各地区にて、こどもたちが地車(だんじり)を曳いて廻ったり、そのための準備を始めている時期ではないでしょうか。

なかでも下田エリアでは、江戸時代に造られた伝説の地車のお披露目と60余年ぶりの曳行という、今年ならではの行事も計画されています。

またこの時期は鹿島神社の宵宮祭の時期でもあり、10月14日に行なわれる秋まつりから約1週間はまさに「まつりウィーク」。

この1週間は下田の歴史をあらためて知り、感じることができる時になるかもしれません。

下田地車(だんじり)とは?

下田地区では、昭和32年頃まで毎年、秋まつりで地域を巡業していた地車がありました。

その地車は江戸時代末期に泉州・堺の彫師の一門「彫又(ほりまた)」によって作られたもの。平家物語の名場面「壇ノ浦の戦い」を主題に彫られた彫り物はまさに芸術品だとのこと。

ところが、その後長く、鹿島神社で保存されていたものの、劣化が進んでいました。

そこで、地区の人々の「伝説の地車を修復し、次の世代にも伝えていきたい」という思いから「下田地車保存会」が発足。その後、文化庁の補助金を受けることが決定し、地車の修復に踏み切れました。

2024年5月、地車は小屋から出され、大阪の泉佐野にある工務店にて修復中ですが、この秋まつりの時期、土台の修復後に一度、里帰りしてきます。

完全修復は1年後ですが、今年、少しだけこの地車でだんじり曳行する予定です。

■下田地車の詳細は下田地区保存会公式サイトにて

下田地車と鹿島神社に関するスケジュール

10月14日からの秋まつり関連の行事を紹介します。

地車お披露目

2024年10月14日 10:00~17:00

場所:下田地区公民館

里帰り中の地車をじっくり眺められそうですね。

壇ノ浦の戦いの名場面の彫り物をじっくり見てみたいです。

子どもみこし巡行

2024年10月14日 13:00~14:00

みこしを発見したところで途中参加もOKです。※雨天中止
(集合場所は地区により異なります。回覧板を確認してください)

参加した小学生以下の子どもたちにはお菓子が配られます。途中休憩にはジュースも。

子どもだけで参加が難しい子は保護者の方もご一緒に。ベビーカーを押して参加される方もおられますよ。

下田秋まつり

2024年10月14日 16:00~

場所:下田地区公民館駐車場

福引チケットをお持ちの方は忘れずに福引を引きに行きましょう(17:30まで)。

屋台がいくつか出店されます。

鹿島神社宵宮祭

2024年10月16日(水)20:00~

場所:鹿島神社

17:00~宵宮祈祷受付・絵馬額奉納受付

下田だんじり曳行

2024年10月20日(日)10:30~12:00

里帰り中の地車で、鹿島神社〜下田公民館を往復します。

20日は屋台や演奏会も

20日のだんじり曳行の日は屋台や演奏会も開催されます。

15:00~屋台出店開始

17:00~奉納演奏会

日没よりプチ冬彩・たくさんの幻想的な灯りがともります。

2023年の鹿島神社宵宮祭で行われたプチ冬彩。画像提供:冬彩実行委員会
2023年の鹿島神社宵宮祭で行われたプチ冬彩。画像提供:冬彩実行委員会

この一週間はまさに「秋まつりウィーク」ですね。また、14日も20日も屋台が楽しめるので、子どもたちにとってはとても楽しみな行事となりそう。

おじいちゃん・おばあちゃんの子どもの頃になじみのあった地車に親しんでみるのもいいですね。懐かしいお話も聞けるかも?

お問い合わせ先

だんじりについて>下田地車保存会

宵宮祭について>鹿島神社

下田秋まつりについて>下田地区自治会(0745-78-0050)


Webライター(香芝市・北葛城郡・葛城市)

高校生男子1人と中学生女子1人の子持ち(一番上は今春就職し独立)。本と歴史、古民家と食べることが好きなWebライターにゃんこです。グルメ記事の参考までに⇒胃袋の容量は男子高校生並。家族が食べるスイーツの担当はドラフト会議で決めます。奈良県北葛城エリアのイベントやグルメ情報などを発信していきます。

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