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資産価値はなくて大丈夫?「空き家を買ってリノベーション」の老後の出口戦略

DIY-FUFUDIYクリエイター | 地方移住者 | 家庭菜園家

「空き家を買ってリノベーションして住む」という選択肢は、近年人気が高まっていますが、老後を見据えた際に出口戦略も考慮することが重要です。ここでは、空き家リノベーションを通じた老後の住まい方と出口戦略について考えてみましょう。

1. なぜ空き家リノベーションが注目されるのか?

空き家を買ってリノベーションすることは、以下のようなメリットがあります。

  • 低コストで家を手に入れる:新築と比べて費用を抑えつつ、自分好みのデザインや設備に変更できます。
  • 自分のライフスタイルに合わせられる:リノベーションによって、家族構成や趣味に応じた空間を作り上げることができます。
  • 古い家の味わいや趣を楽しめる:古民家の独特な雰囲気や伝統的な建材を生かすことで、個性的な住まいを手に入れることができます。

しかし、老後に備えて空き家をリノベーションする際には、維持管理や将来の出口戦略をしっかり考えることが重要です。

我が家は築40年 DIYリノベーションして暮らしています
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2. リノベーション空き家の老後の出口戦略

老後の暮らしを考えた場合、いくつかの出口戦略が考えられます。

(1) 賃貸に出して収益化する

老後、家のメンテナンスが難しくなったり、自身が介護施設に入ることを考えたりした場合、リノベーションした家を賃貸物件として運用する選択肢があります。特に、人気のある観光地や交通の便が良いエリアであれば、民泊やゲストハウスとして貸し出すことも視野に入れることができます。これにより、収益を得つつ、維持費をカバーすることが可能です。

(2) 売却して資産に変える

老後の出口戦略として、リノベーションした家を売却して資産化する方法もあります。築年数が古い家であっても、リノベーションがしっかり行われていれば、住宅市場において価値が上がる可能性があります。特に近年は、空き家を購入して移住したいという若い世代も増えているため、ターゲットを明確にして市場価値を保つことが重要です。

(3) 二世帯住宅や多世代交流の場として活用する

老後に家族と同居することを想定して、リノベーション時に二世帯住宅や、将来的に家族が集まりやすい設計にしておくと良いでしょう。多世代交流の場としても利用できるよう、広いリビングや複数の寝室、バリアフリー構造などを考慮すると、家族の負担を減らし、将来的に家族が継承する場合の負担も軽減できます。

(4) 自分たちの「終の住処」として暮らし続ける

空き家をリノベーションし、自分たちの「終の住処」にするのも一つの選択肢です。バリアフリーや省エネ対応の設備を取り入れ、将来的な介護や生活支援に対応できる住まいを作ることで、老後も安心して過ごせる環境を整えることが可能です。

我が家もしっかりと出口を意識しています
我が家もしっかりと出口を意識しています

3. リノベーションの際に考慮すべきポイント

出口戦略を考えながら空き家をリノベーションする際、以下のポイントを意識すると良いでしょう。

  • 資産価値を意識したリノベーション:将来的に売却や賃貸を考える場合、汎用性の高いデザインや、耐震補強、断熱性能の向上など、資産価値を高める工夫が必要です。
  • バリアフリー設計:老後も安心して暮らせるよう、バリアフリー設計や、手すりの設置、段差をなくす工夫を行いましょう。
  • 省エネ設備の導入:ランニングコストを抑えるため、省エネ性能の高い設備を導入することもおすすめです。断熱性能の向上や、エコな照明・給湯設備を取り入れることで、光熱費を削減できます。

最新のエコキュートを導入してランニングコスト低減をはかってます
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終わりに

空き家をリノベーションして老後の住まいとすることで、低コストで自分らしい住まいを手に入れつつ、将来の出口戦略も柔軟に計画できます。維持管理と資産価値を考えたリノベーションを行い、賃貸や売却といった出口戦略を視野に入れることで、老後も安心した生活を実現しましょう。

DIYクリエイター | 地方移住者 | 家庭菜園家

築40年の100万円物件をDIYでセルフリノベしている30代夫婦です。DIY/地方移住/家庭菜園をテーマに記事を書いています。子育てにも奮闘中。合言葉は「すべては味と思い出」。

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