【日光市】老舗の姉妹が始めた「小野糀カフェ」糀&味噌ってこんなに美味しい!レシピも教えてくれるよ
日光市塩野室、田園が広がるのどかな住宅地の中に、近年人気急上昇の「小野糀」があります。小野糀は創業101年の老舗。添加物を一切使わない糀や味噌を作っています。その小野糀の姉妹が始めたカフェが2022年3月オープン! 糀と味噌の美味しさと奥深さに、思わず唸るランチです。ついつい通いたくなっちゃう(いえ、通っちゃってる)「小野糀カフェ」の魅力をお届けします。
昨年、友人からプレゼントされて、すっかりファンになってしまった日光市・塩野室の「小野糀」の塩糀各種。
その塩糀を使ったランチを提供する「小野糀カフェ」が、2022年3月にオープンしたと聞いて、4月に行ってきました!
お店の名前は「tuuli.tie(トゥーリティエ」。フィンランド語で「風の小径」という意味だそうです。
「小野糀」は創業101年の老舗。無添加にこだわり、代々受け継がれてきた製法で、糀と天然醸造味噌を作っています。2017年には「小野糀店」の三代目店主のお嬢さん2人が店内をDIYで改装し、ロゴを作り、新ブランド「小野糀」を立ち上げました。伝統の味を受け継ぐ味噌はもちろん、バラエティーに富んだ塩糀各種や、甘酒、お菓子の美味しさは大評判となり、ファンも急増。
さらに今年、2022年3月に、味噌蔵の2階を改装した「小野糀カフェ」がオープン。
とってもオシャレで、ほっと寛げる空間で、小野糀の塩糀各種を使った美味しいランチを楽しめます。料理はもちろん、ドライフラワーの壁飾り、ライトや椅子、小物の一つ一つまで、女子をキュンっとさせてくれるステキなカフェです。
まず最初に運ばれてくるのは、水または糀水。どちらかを選べます。
これはもう、糀水でしょ~! だって美容と健康に良さそうだもの!
はい! 糀水は、ビタミンB群、ミネラル成分、消化酵素をたっぷり含んでいるので、腸内環境を整え、さまざまな健康効果が期待できるのです。はじめての糀水、ほのかに糀の香りがして、とても優しいお水でした。
メニューは月替わりで、メインを2種類から選べます。たっぷりの前菜、ポリュームあるメイン、デザート、甘酒も選べるドリンクが付いています。これで税込み1280円! お安すぎませんか?と、申し訳なくなるぐらい。
こちらは4月のランチ。前菜各種も、メイン(グリルドガーリック&オニオン醤油糀で食べるローストポーク)も、甘酒の入ったシフォンケーキもメチャ旨でした!
女子心をくすぐる家具や小物も、美味しいランチを大いに盛り上げてくれます。
もう、テンションUP!UP!
そして本日、5月のメニューも食べたくて、小野糀カフェを再訪しちゃいました。
5月の前菜は、グリーンサラダ(たまねぎ塩糀)、キャロットラペ(バジルチーズ塩糀)、葉物とナッツの和え物(ホイップバター味噌)、いちごとチーズのマリネ(レモン塩糀)、甘酒スープ(スパイスカレー風塩糀・甘口)。
料理には、すべて小野糀の店内で売られている塩糀各種が使われていて、尋ねるとレシピも教えてくれちゃいます!
スパイスカレー風味塩糀を使ったスープは、カレーの風味がスープにほんのり隠れんぼ。糀と炒めタマネギの優しい甘さとコク、ごくりと飲み込んだ後に口の中に残る、ほのかなスパイシーな香りが何とも美味しくて、ウットリとしちゃいました。
レモン塩糀を使った「いちごとチーズのマリネ」にも大感動。塩糀といちごって、こんなに合うの? ・・・っていうか、塩糀って万能すぎやしません!?
前菜が食べ終わると、お味噌汁とメインが運ばれてきます。ご飯とお味噌汁は、なんとおかわり自由! お味噌汁は1杯目は出来上がったものが運ばれてきますが、2杯目からは自分の好みにアレンジして作ります。
メインは、魚と肉の2種から選びます。
こちらは友人がオーダーした、「プレミアムヤシオマスの漬けとフレーク丼(柚子醤油糀・醤油糀)」。日光の清滝養鱒場のプレミアムヤシオマスが、散りばめられたフレークの上にドッカーンとのっています。なんという贅沢!
こちらは私がチョイスしたチキングリル(ハニーマスタード塩糀)。
チキンがとってもやわらかくて皮はパリッ! やさしいハチミツの甘さの中で、マスタードがピリリと、いい仕事しています。
今月のランチに使っているハニーマスタード塩糀は、今回製造分からマスタード風味を増したグレードアップバージョンだそうです。原価は上がっているのに、お値段そのままだそうで・・・。申し訳ない!
運ばれてきたお味噌汁を飲み干すと、いよいよ待ちに待った、味噌汁バイキングのお楽しみ。
味噌は「小野糀」で販売している天然醸造味噌3種と、オーナー手作り味噌、その他の味噌も並びます。オーナー手作り味噌は4月は小豆味噌で、5月は、ひよこ豆味噌。小豆やひよこ豆で味噌ができるなんてびっくり。6月は何の豆味噌だろう・・・と気になってしかたありません(笑)。
味噌をちょっとずつ小皿に入れて味見をすると、田舎味噌、米味噌、麦みその味わいを確かめられるので、小野糀で味噌を買う時の味見にもなります。
おかわりのお味噌汁は、小皿に味噌・出汁・具を入れて席に戻り、ポットからお湯を注いで作ります。上段左は私がチョイスした味噌汁の材料。麦糀の味噌をチョイスしました。とても深い味わいと香りで美味しかったです!小皿と器は好みのものを選べるので、撮影も楽しい!
もう、メインを食べたところで「おなかいっぱ~い!」と思ったのですが、糀を使ったデザートは、胃にもたれなくて、もう、全然イケちゃいました!
本日のデザートは、シフォンケーキ(甘酒)、味噌グラノーラ。フルーツバター(塩糀)、ハニー生クリーム。いちごが入ったリッチな味わいのフルーツバター、ほんのり甘い生クリーム、味噌グラノーラ、フワフワのシフォンケーキ、4つの味わいと食感を、さまざまな組み合わせで楽しめました。フルーツバターが、もう、たまらなく美味!!
ドリンクは、コーヒー・紅茶・リンゴジュース・オレンジジュース・甘酒(Hot・Ice)から選べます。甘酒は添加物不使用、米と米糀のみを使って作ります。私は甘酒って、砂糖のきつい甘さが苦手だったのですが、砂糖を入れない甘酒は、ほんのりと優しく、何杯でも飲めちゃいそうでした。
小野糀カフェではランチ以外にも、お弁当やスムージーなどテイクアウトできるメニューも揃っています。
こちらのドリンクは、お店でもテイクアウトでも楽しめる、甘酒スムージー(いちご)。これは「お腹いっぱいでも絶対飲みたい」と思ってしまう・・・やばいです。誘惑度大きすぎ!
「小野糀」の店舗を入ると、正面には小野糀三代目が創る、伝統の田舎味噌・麦味噌・米味噌が。そして左側の棚には、小野糀の姉妹が開発した塩糀13種、シフォンケーキや味噌グラノーラなどが揃っています。
ランチ時に、姉妹からレシピを聞いて、メモメモして、この塩糀を使えば、今日のランチメニューも再現可能!
シンプルな塩糀と醤油糀はもう、万能で、どんなお料理でも、塩代わりに塩糀を、醤油代わりに醤油糀をちょっと入れるだけで、劇的に美味しくなります!
小野糀の天然醸造味噌は、国産原料を使い、添加物は一切使っていません。可愛いパッケージの味噌も揃っていますが、自宅用ならば量り売りが絶対お得!
こちらは量り売りの味噌の値段。
はじめて訪れた時、もう、この値段にもびっくり!だってこれ、もう、スーパーで売ってる、国産原料100%無添加のお味噌よりも安くありません!?
量り売りの他にも、プレゼントやお試しに最適な400gと800gのパッケージもあります。
こちらは田舎味噌(日光市産米糀・国産大麦糀・国産大豆(遺伝子組み換えでない)・塩)。おしゃれなパッケージで800g入りで700円、何という嬉しいお値段。
瓶詰のフルーツ甘酒(とちおとめ・400円)は、家に帰って冷やして飲みましたが、元気がモリモリ出そうな美味しさでした。
小野糀のfacebookに、カフェの店名やデザインを担当した@empty.design さんの、こんな一文が紹介されています。
「トゥーリティエ フィンランドの言葉で風の小径を意味する tuuli tie。稲が揺れる田園風景が想像でき、気持ちの良い風が流れるイメージ。『natural and down to earth』自然で地に足のついたスタイル。自然と調和した日々の何気ない暮らしの中には小さな喜びや発見があります。そういう感性を常に持ち続けることを大切に、風がすーっと通るような居心地のいい時間と空間をつくりました。」 ‐小野糀facebookから引用‐
そう、まさにそうなんです。
小さな宝物を見つけたみたいな空間、そして自然の恵みや、丁寧に手作りした食材や料理は、忙しい日々や、効率や成果を追い求めてしまう日々の中で、ふと忘れていた本当の豊かさに気づかせてくれる。心に爽やかな風がすーっと心に吹きぬける・・・。
「tuuli tie」は、そんな素敵な時間を紡いでくれる場所。きっと、また通っちゃう、そして、皆さんにもおすすめしたい、とっておきのカフェです。
小野糀・小野糀カフェ「tuuli tie」
住所:日光市塩野室町796-9
電話:0288-25-7039
定休日:月曜・火曜・不定休(twitter・facebook・instagram参照)
営業時間:11:00 〜 16:00
駐車場:有り(5台)
公式HP:https://ono-kouji.com/index.html
facebook:https://www.facebook.com/onokoujiten/
instagram:https://www.instagram.com/onokoujiten/