【佐賀市】神野公園再整備案が5/30(木)に発表 小動物園やトンボ池は? 市民の意見は6/28まで
神野公園が鍋島家から寄贈を受けてから100年を迎え鍋島家別邸や庭園、遊園地などを活かしながら、整備の見直しを図るため、佐賀市より神野公園再整備案が2024年5月30日(木)に発表されました。
佐賀市の構想では「New KONO PARK! 神野公園令和のリニューアル」をコンセプトとしています。「お殿様とみんながつくる水の公園」とし、「お殿様」と「み水」というテーマを中心にしながら、ここを訪れる誰もがいつ来ても楽しめる「7つの体験」にあふれた公園を目指しているとのことです。
再整備案としてあげられているのは、「神野のお茶屋」は東側の入口と前庭を整備して使いやすくし、わかりやすい案内サインを設置し「神野のお茶屋」、「隔林亭」で飲食などを楽しめるようにするなどです。
隔林亭
またこども遊園地周辺は、やすらぎの公園とにぎわいのこども遊園地をつなぐ場所にし、遊園地で楽しんだ後に飲食や休憩ができる遊園地のエントランスとして、ワクワクするような場所にしていくとのことです。
他にも「樹林地」での昆虫採集など自然とふれあえる場所にし、現在、小動物園のある場所に新しく芝生広場を造って、みんながボール遊びやのんびり休憩など、いろいろな楽しみかたができるようにし、いろんなイベントやマルシェなどを開催し、みんなが訪れたくなるにぎわいの場をつくるとの案もあります。
また誰もが散策したくなるUDに配慮した園路にして、わかりやすい案内サインも配置し、夕暮れを過ぎても散策しやすいようにフットライトなどの照明を配置し季節の花や緑を楽しみながらウォーキングできる園路にするとのことです。
とんぼ池や小動物園の存続は?
新しく芝生広場とされる場所は現在様々な鳥たちが住む小動物園があり、孔雀やクジャクバト、オカメインコ、セキセイインコ、文鳥、鶏、カンムリウズラなどがいます。確認したところ、今後引き取り先を探していく予定とのことです。もちろん、野生に返す、また殺処分といったようなことは絶対にしないとのことでした。
真夏や真冬の状況を考えたら厳しい環境ですが、長年、木陰の中で自然の風を受けながらたくましく生きてきた高齢の孔雀や鶏などが新たな環境で生きていくことに馴染んでいけるかなど難しい点もあります。
また小動物園には備え付けのベンチなどがあり、鳥たちを観察しながら、散策する市民の方の姿も見られます。
お話を伺ったところ、以前にはうさぎを飼育していたり、佐賀市の管轄ではないですが、神野公園こども遊園地でポニーを飼育していたりしていましたが、現在は鳥だけになってしまったので、鳥の住む場所は残してほしいという意見もありました。
とんぼ池に関しては、今後存続する形で大幅に改修し様々ないきものたちが住めるような場所にしていくとのことです。
とんぼ池はかなり老朽化しておりますが、市民のいこいの場となっていたり、また子ども達の遊び場として存続してほしいという市民の意見も多く改修が必要ですが、存続されるという再整備案の発表に胸をなげおろした市民も多いようです。
神野公園再整備案に関する市民の意見を6月28日(金)まで募集中!
今回の神野公園再整備案に関するパブリックコメント(意見)を佐賀市で6月28日(金)まで募集中です。郵送、FAX、メールなどの方法があります。
皆様からお寄せいただいたご意見は、佐賀市の考えかたとあわせて、佐賀市公式サイトに掲載するほか、緑化推進課(本庁6階)、各支所総務・地域振興グループ、行政資料コーナー(本庁2階 総務法制課内)や各市立公民館に備え付けて公表してされていくとのことです。
※パブリックコメント制度とは…市が新しい計画や条例を作るときに、その案を市民に公開し、意見を募集する仕組みです。市民の意見を参考にして、最終的な案をより良いものにするためのプロセスとなります。
とんぼ池や神野のお茶屋、また小動物園、こども遊園地、駐車場についてなどさまざま意見を佐賀市にお寄せくださいね。佐賀市と一緒に新しい神野公園を再生していきましょう♪