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【西宮市】人気和菓子店による、ゴマ風味がさく裂する「白球型」餡菓子を実食

まきPRプロデューサー×ライティング(西宮市)

西宮を代表する和菓子屋さんと言えば「桔梗堂」。

1945年から変わらずあるお店
1945年から変わらずあるお店

甲子園2番町にある1945年創業の歴史あるお店です。

今回は、西宮ならではのお土産にぴったりな「球宴」という和菓子をご紹介しますね。

これ食べたら餡が好きじゃない人も好きになるかも!
これ食べたら餡が好きじゃない人も好きになるかも!

「球宴」は、野球ボールがモチーフ。

今販売されているものの原型は、創業者の時代からあり、それを高尾哲司さんのお父様の高尾泰三さんが改良を重ねたそうです。

皮が口の中で上あごにひっつかないんです!
皮が口の中で上あごにひっつかないんです!

白球の縫い目は、ひとつひとつ手作業で焼き印でつけられています。餡は「桔梗堂」で炊いており、餡の中には、大きな粒の栗がゴロゴロ。そしてゴマが練りこまれています。そんな餡を求肥の皮で包み、最中の皮を薄くぱりっとさせたような皮で挟んでいます。

ゴマがとても香ばしく、優しい甘さの餡を引き立てます。求肥のムニュッとした食感と、栗入りで固めの餡、そしてパリッとした皮。まさに、一つにいろんな食感と味が詰まった、上品で手の込んだ和菓子なんです。

箱入り6個から販売
箱入り6個から販売

これはほんと、食べたら誰でも品質のすばらしさが分かると思います。

甘すぎないのも美味しさのポイントかもしれません。

2代目店主の高尾泰三さんと現店主の高尾哲司さん
2代目店主の高尾泰三さんと現店主の高尾哲司さん

2代目店主の高尾泰三さんは、息子の哲司さんに、店を継ぐように言ったことはなかったそうです。ただ、哲司さんは小さい頃から手先が器用で複雑な粘土細工も上手にできていたことから、和菓子職人の素質があるとは思われていたとか。

現店主の哲司さんは、大学卒業後企業に勤めた後、職人としてゼロからスタート。お店を継いだそうです。

店頭には、今はもう数少ない職人さん手作りの木彫りの型が展示されています
店頭には、今はもう数少ない職人さん手作りの木彫りの型が展示されています

もし哲司さんが継続されなければ、泰三さんは、ご自身の代で店を畳むつもりだったそうです。こんな美味しい和菓子のお店が、なくなってしまわなくて本当に良かったですね。

全国にファンが多い「冷やし白玉しるこ」
全国にファンが多い「冷やし白玉しるこ」

夏の西宮名物「冷やし白玉しるこ」の注文が殺到中!これもトロリとしているのに、口の中ではさらっとしている絶妙な美味しさです。全国からお取り寄せされている商品なので、西宮の方は一度は試してみて損はないと思います。

【桔梗堂】

住所:兵庫県西宮市甲子園二番町1-16

TEL:0798-48-1611

営業時間:8時30分~19時(日曜8時30分~17時)

アクセス:

・JR神戸線「甲子園口」駅南口から徒歩10分もしくは南口から阪神バス「甲子園行きもしくは経由」「県道上甲子園」下車すぐ

・阪神電鉄「甲子園」駅東口から甲子園筋を北へ徒歩約20分。もしくは西口から阪神バス「JR甲子園口行き」または「西宮行きまたは経由」に乗車「県道上甲子園」下車、向かい

PRプロデューサー×ライティング(西宮市)

「ライティング×PRでお客様を輝かせる」をコンセプトに、LUCIRTEという事業名でPR支援と執筆業をしています。取材・執筆は2004年~携わっており、プレスリリースはもちろん、食系の記事から企画書まで。著書5冊。海外在住時代にはソムリエをしていたことも。西宮の魅力をお届けします。

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