クリスマスといえばケーキとチキン。これ定番。クリスマスケーキはちょっと前まではホールで買うのが主流でしたが、核家族化が進む現代は小さなケーキに人気が集まっているようです。何種類もケーキを購入して食べ比べしたり、好みの味わいや見た目のスイーツを味わうほうが確かに楽しいかも！

訪れるたびに新しい発見がある「高月堂」にまたお邪魔しました！

土浦駅西口より徒歩約2分。赤いテントが目印の「高月堂」は、シェフパティシエの澤辺さんとその奥様がつくるケーキや焼き菓子が大人気のお店です。

外観からは正統派のケーキが得意なお店なんだろうなと勝手に想像していましたが、その想像を良い意味で裏切ってくれる創作意欲あふれるユニークでかわいい、そしておいしいスイーツがショーケースいっぱいに並ぶお店です。

以前に「高月堂」をご紹介したは記事はこちらから→

2021年のクリスマススイーツは5種類！　おいしい、かわいい、面白い！

シェフパティシエの澤辺さんは、見るものすべてに「これをケーキで表現したらどうなるだろう」と想像を巡らせているそうです。考えるだけでなく実際に試作をしてみて商品化したスイーツもあれば、何年も研究を重ねているけれど満足のいく仕上げになるまでもう少し！というものもたくさん。

そんな澤辺さんがこの冬満を持してお披露目するクリスマススイーツはこちらの5種類です。この記事では1種類ずつ詳しくご紹介してまいります！

【高月堂のクリスマススイーツ①】メゾン・ド・ノエル（540円）

フランスの伝統菓子「オペラ」のクリスマスバージョン。チョコクリームとコーヒークリーム、ビスキュイ・ジョコンド（アーモンドの生地）を何層も重ねて作るオペラは、どのお店でも普通は長方形の状態でショーケースに並べますが「高月堂」のクリスマスバージョンはキリストが産まれた小屋の家の形をイメージした三角形をしています。

「長方形で作るオペラを三角形にして提供したかったのですが、どうしてもうまくいかなくて。やっとこの形を作ることができました。十年近くかかってしまいました（笑）」と澤辺さん。

カットした面がとても美しい大人スイーツ。お酒を使っていないのでお子様でもおいしく召し上がっていただけます。

【高月堂のクリスマススイーツ②】ふとっちょサンタ（650円）

サンタさんの襟元を思わせる容器にボタンに見立てたチョコレート。ぱっと見は生クリームをたっぷり詰め込んだようなスイーツですが、スプーンですくっていくたびに違う表情を楽しむことができます。

まずはフレッシュなイチゴをがぶり。そこから白いクリームの海への冒険が始まります。この白いクリームの正体はホワイトチョコムース。その下の層はヨーグルトクリームになっていて、両方を味わうことで甘みと酸味を一度に楽しめます。

イチゴジュレが顔を表し、底の部分にはイチゴジュースとオレンジジュースをたっぷりとしみ込ませたスポンジケーキが。底から上まで上手にすべてをすくいあげてみると、なんとイチゴミルクの味わいを満喫することができます！　食べながら「え！」「あ！」と思わず声が出てしまう楽しい一品です。

【高月堂のクリスマススイーツ③】クリスマスりんりん（540円）

こちらは「高月堂」名物のひとつ、りんりんシリーズ。季節やイベントごとにシュークリームをコーティングするソースやマカロンのフレーバーも異なっていきます。クリスマスバージョンは、シューの中にカスタードと生クリームをサンドして、コクのあるチョコレートでコーディング。マカロンはバニラ、マロン、ラズベリー、チョコレート、ゆずの5つです。私流のりんりんの楽しみ方は一気に食べずに一日をかけて少しずつ味わいます。マカロンを１個食べては休憩し、また食べては休憩して、最後にシューの部分をがぶり。クリスマスパーティで味わうならみんなでシェアするのも面白ですね。

【高月堂のクリスマススイーツ④】シェフのきまぐれ!?今日のシュークリーム（400円）

生クリームが高くホイップされたシュークリームは奥様考案のスイーツ。やわらかな生クリームをこのようにフォトジェニックにホイップできるのは経験のなせる業です。雪が積もったクリスマスツリーのようで本当にかわいらしいです。気まぐれメニューとなりますが、クリスマスまでは頑張って出してくれるそうです（笑）。

【高月堂のクリスマススイーツ⑤】サンタさんお昼寝中～!?（650円）

お待たせいたしました。いよいよ「高月堂」クリスマススイーツの大トリの登場です。

その名も「サンタさんお昼寝中～」。ピンクのおふとんで熟睡するサンタさんをイメージしています。イチゴのショートケーキの上にフレッシュなイチゴをのせて、おふとん代わりの求肥（ぎゅうひ）をかけて完成！

このぷっくりとしたおしりのラインがかわいらしすぎます。食べるのがかわいそうだけれど、思い切って食べてみると、求肥とショートケーキの食感のコラボレーションがとても楽しく、とても美味。私の中でのクリスマススイーツNo.1です。

冒頭でもお伝えしましたが、クリスマスケーキというとホールサイズをみんなでシェして味わうのがこれまでのスタンダードでしたが最近では小さいサイズのケーキをいろいろと購入して食べ比べするのがトレンドになっています。飲み物に合わせて選ぶのもいいですし、好みの味わいや見た目で選ぶのも楽しいです。今年のクリスマスパーティは、ケーキ選びの楽しさも体験してみませんか。