【京都市右京区】夏休みの自由研究にいかが オルゴール2000点超を有する名物博物館が小学生を無料招待
嵐山のメインストリートに在って、30周年を迎えた京都嵐山オルゴール博物館を2024年8月9日に訪れてみると、メモリアルイヤーとして、2025年3月31日まで特別展示や実演などを期間毎に実施するとなっていました。特に、この8月1日(木)から9月29日(日)までは、~世界最古のオルゴール展~「オルゴールってなーに?」が開催されています。
さまざまなアンティークオルゴールの音色を楽しみながら、子どもたちにもわかりやすくオルゴールの歴史や仕組みを紹介。9月1日までは京都市内在住の小学生が無料招待されます。この日も次々と小学生らが両親などともに訪れ、博物館員の佐野功さんの実際にオルゴールを演奏しての歴史や仕掛けの話に熱心に聞き入っていました。
館内は、世界最高級と謡われる「スイス リュージュ社」の創業家ギド・リュージュ氏から譲り受けたコレクション約800点から始まり、その後、世界各国より収集した2000点を超える様々なオルゴール、自動演奏楽器、オートマタ(西洋の自動からくり人形)などの中から選りすぐりの150点余りが展示され、西洋アンティークの幻想的な世界が広がっています。
巻きネジをきりきりと巻く音が心地よい! 人の半身と同じほどの大きな円盤を使うディスクオルゴールの演奏を聞いてみると、人のやさしさに包まれたような、なんとも奥行きのある味わいがあります。しかも迫力のある音色が伝わってきて、来場者も感動しきりでした。
1796年にスイスのアントワーヌ・ファーヴルが発明した世界最古のオルゴールも展示されています。わずか3センチの小さな印章です。この頃、日本はまだ江戸時代の中期だったそう。時代とともに大型化されたオルゴールは19世紀に隆盛を極め、自動演奏楽器、オートマタなども高度化していきます。
オルゴールは、20世紀の初め頃まで盛んに聞かれていましたが、蓄音機の発達とともに数少なくなってきたのだといいます。自分でオルゴールを演奏し、紙や木、アクリルなどの素材によって違う響きを学ぶ体験やオルゴールワークシートが用意されていました。夏休みの自由研究の宿題にしようと子どもたちがチャレンジする姿も。
1Fの「オルゴールショップ カリヨン」は、子供から大人まで、ついつい夢中になってしまう愛らしいものや、おしゃれなインテリアとして使えるものまで様々な オルゴールが揃います。またスイス・リュージュ社製のオルゴールも購入できるオルゴール専門店となっています。
佐野さんは「普段オルゴールに触れる機会が少ないお子様にも、ワクワク体験を味わっていただけるよう、スタッフがサポートいたします。ぜひこの機会にお立ち寄りください」と語って下さいました!
京都嵐山オルゴール博物館(外部リンク)京都市右京区嵯峨天龍寺立石町1-38 075-865-1020