お家時間で便利な冷凍食品ですが、今までとはまったく違う手法で凍結され生のような鮮度と美味しさの商品が札幌で販売されていると知り、早速実食してみました！　
販売されているお店TŌMIN FROZEN（トーミン・フローズン）もご紹介します。

液体急速凍結機 凍眠(とうみん)を使い食品を液体凍結する技術を株式会社テクニカンさんが開発しました。液体凍結とは、パックした食品をマイナス30度の液体（アルコール）で冷凍する手法です。この技術によって魚や肉の細胞内水分をほぼ原形のまま凍結されます。細胞が壊されない為、解凍時にドリップがほとんどでません。
食べてみての感想ですが、鮮度、味、見栄えが冷凍前に戻ったかのようでした。

株式会社テクニカンさんの３分でわかる液体凍結機 凍眠 YouTube
わかりやすくまとまっていますので是非ご覧ください。

私が実際に購入して食べてみた商品をご紹介します。
小田原 ふじ丸水産さんの「生サーモン漬丼」北海道民には馴染みのあるサーモンです。
実際に売り場ではこのパッケージで販売されているのですが解凍後がイメージできず、実は購入を少し迷いました。

ところが流水で15分ほど解凍したところ、こんなにも美味しそうに戻ったのです。
いや、実際美味しかったです！サーモンの食感もつくりたてのようでした。

サーモン漬け丼が美味しかったので思い切ってお寿司に挑戦です！
札幌に住んでいて冷凍のお寿司を買うというのは、なかなかに勇気が必要でした（笑）

横浜市港南区と中区に拠点をもつ宅配寿司店「海の詩」さんの日本各地のこだわりネタ食べ比べ寿司を説明書通り丁寧に解凍です！

解凍前はこのような感じですがどう変わるでしょうか。

凄い！
本マグロの脂ののりや香りも減少していないようです。
白えびもプリプリ食感。仙台牛もしっとりと旨味がありました。
これほどとは思ってもいなかったので凍眠の技術には驚きです！！

仙台「金市朗」さん特製　宮城県産めかじきステーキ
10分～15分湯煎するだけで簡単！

一人暮らしのお年寄りにも需要があるというのがわかる一品でした。しっとりとした食感で味も濃すぎず、めかじきの美味しさが伝わりました。

商品のお話を聞きたくなり、売り場展開をされている株式会社フロンティアさんに取材の申し込みをして、売れ筋などを教えていただきました。

根室 「マルカツ福島商店」さんのほやのお刺し身はリピーターも多い売れ筋とのことです。
処理もされていてすぐに食べることができ、こちらも食感、香りとも申し分無しです。

仙台 「利久」さんといえば牛タン！ですがホルモンもあります。
こちらはまだ食べていないので次回楽しみにしている商品です。

海鮮の多い中、京都「 夢屋」さんのお好み焼きは一番売れていると教えていただきました。食べた方のお話では、本当にふわっふわしていて美味しいとのことです。

・ゆうぞら・あかつき・まどか・黄金桃・川中島白桃　これすべて桃の品種の名前です。
福島県「ももがある」さんの新感覚スイーツシャーベット「ももふる」は完熟桃が冷凍になってます。半解凍で食べるのがおすすめ！
ひとつづつ食べ比べをしている方もいらっしゃるとのことでした。

札幌での販売店TŌMIN FROZEN（トーミン・フローズン）はツルハドラッグ 琴似駅東口店さんとツルハドラッグ八軒４条店さんの２店舗です。（2022年1月現在）
※店内及び売り場は許可を得て撮影しています。

売り場には特製保冷バッグも販売されていますし、保冷剤も用意されていますので、急に購入したくなっても安心です。また、すぐに食べる予定がない場合は30分～1時間以内に冷凍庫へ入れ、なるべく早めに消費するのがよいとのことでした。

販売店TŌMIN FROZEN（トーミン・フローズン）はまだ２店舗しか展開されていないですが、どんどん増えて欲しいと思いました。
最近では清酒も凍眠によって、蔵で飲む味わいのまま流通しているとのことです。この技術で冷凍される食品が増え、全国各地の美味しいものが味の変化なく味わえるようになっていくのが楽しみです！