【西宮市】職人気質溢れるハーフ食パン10種。日曜日しか買えない副業オーナーのパン
今回は、競争が激しいJR甲子園口近辺のパン屋さんから、「Breadart」をご紹介します。
なんと日曜日のみ、ビルの地下にあるお店で販売という、まさに知る人ぞ知るパン屋さんなのです。それでもお昼には売り切れでお店を閉めると聞いたので、私も日曜朝とはいえ早起きして行ってきました!
オープン時間の8時ぴったりに着いたにも関わらず、小さな店内には既に先客が!パンもまあまあな種類並んでいます。
マックス3人しか入れなさそうな小さなお店なのですが、お客さんが入れ替わり立ち代わり、入ってきます。日曜日も早起きされる健康的な方は多いのでしょうか。
妙齢の男性のお客さんに話しかけてみたところ、ご近所の方で、犬の散歩中にパンを買いに立ち寄ったとのこと。外に看板があるから「Breadart」のことを知り、入ってみたとのことでした。
なかには、大阪から買いに来られる方もいるのだとか。知る人ぞ知るお店なのですね。
「Breadart」のパンは、”ローフ”と呼ばれる食パンがメイン。生地はこの1種類で、いろいろ具材を混ぜ込んだり、サンドイッチにしてあったり。
オーナーの西田さんにお話を伺ってみたところ、全粒粉を使っているから食物繊維が豊富で腹持ちがいいそうです。食べた後に眠くなることもないとか。全粒粉のパンは固い、独特の臭いがあることが多いそうですが、西田さんは、そこを研究して癖のない食べやすいパンを開発。
といういうも、西田さん、平日はIT企業で働くエンジニアさん。職人気質が高じてパン作りにはまり、周りの人に食べてもらったりするうちに、多くの方に食べてもらいたいと思うようになり日曜のみオープンのお店を開店したそうです。
パン作りは、スクールに通ったりせず、本を見て独学で始めたそう。最初はオーブントースターで作ろうとしていたようですが、さすがエンジニアさん。細部まで計算し、独自の配合で健康的で美味しいパンを生み出しました。
定番で人気のローストビーフのサンドイッチのローストビーフなども厨房で作っているそうです。季節の限定商品もあります。例えば、写真の「いちご蜂蜜マスカルポーネ」(税込550円)。スイート系は、これと小倉あん、フルーツスプレッド。残りは総菜系が多いです。
その場で食べたい方は、店の前のベンチで食べられます。テイクアウトは、プラスチックの容器に入れてくれるので、潰れる心配がないですね。
住所:兵庫県西宮市甲子園口北町1-22
営業時間:8時~品切れまで(13時頃)
定休日:月~土曜
アクセス:JR「甲子園口」駅徒歩約2分