【川口市】カフェを中心にさまざまなお店やギャラリー、そして人が集まる場所『senkiya』
最寄り駅の戸塚安行駅や東川口駅からバスに乗車して5~10分、国道122号から1本入った住宅街の中という立地。ともすると通り過ぎてしまいそうな場所に、近隣だけでなく遠方からもたくさんのお客さんが足を運ぶ人気スポット『senkiya』があります。
カフェや雑貨店などさまざまなお店が並ぶ『SENKIYA SHINMACHI』としても親しまれる場所をご紹介します。
植木屋からカフェやお店が集まる”シンマチ”へ
オーナーさんが栃木県那須塩原市(旧 黒磯市)にある『1988 CAFE SHOZO』を20歳の頃に訪れた際、近隣する観光地の合間にある通りがカフェを中心としていろんなお店が集まり賑わっていたとのこと。その様子に感銘を受け、地元にもお店や人が集まる場所をつくりたいという想いから家業の植木屋だった敷地内の母屋を改装して、カフェと雑貨店をオープンしたという経緯があるそうです。
SENKIYA SHINMACHI
お店のある地域は、赤山城の築城時に移住した人が集まり「新町」と呼ばれるようになった歴史があり、そこからお店と人が集まる『SENKIYA SHINMACHI』(センキヤシンマチ)と名付けられ複数のお店が敷地内で営業しています。
敷地内に並ぶお店の経営者の中には、元々は『senkiya』のお客さんだった方もいます。オープン当初からアートや音楽のイベントを開催していたもののホームページなどで大々的に告知はしていなかったそうですが、各分野のクリエイターたちの間で口コミが広がり、その友人も訪れたりして縁がつながっていったとのこと。
平日だった訪問日は定休日でしたが、週末には『SENKIYA SHINMACHI』内のお店の営業がそろい、ギャラリーでのポップアップや展示会、音楽イベントなども開催され、さらに賑わいます。
オーナーさんは自らを「DJ」と表現して、さまざまなクリエイターが集い、訪れた人が楽しめる場をつくっていると語ってくれました。川口市内でアートが楽しめるのも魅力です。
カフェ・雑貨店・菓子店
senkiyaのカフェは、青い屋根の2階建ての建物の1階にあります。趣のある外観に、建物を見渡しながら中に入っていくお客さんも多く見かけました。
一面が窓になっている店内。訪問日は穏やかな晴れた日で温かい光がたっぷりと差し込んでいました。
古い建具やテーブル、イスが並び、心地よい音楽とともにゆっくりとくつろげます。
日替わりの”ごはん係”によるランチ
senkiyaのランチは日替わりメニューですが、料理人も日替わりです。訪問するたびに違う料理人さんのランチを食べたり、予定があう日にお目当ての料理人さんのランチを食べに行ったりする楽しみがあります。
手書きのお品書きにはその日の料理のポイントも紹介されていて、食事中も読みながら味わえます。
訪問日の”ごはん係”はこにまるカフェ。
お皿いっぱいの大きさが目を引く人参フライは、サクサクした衣に包まれた人参の甘さに感動しました。青々とした野菜はどれも新鮮でシャキシャキとした食感。菜の花もたっぷり盛りつけられ、季節を感じるメニューでした。
食後には、さわやかな酸味の浅煎りコーヒーとしっとり濃厚なチーズケーキをいただきました。
senkiyaしかくい
カフェの2階は雑貨や服を販売する雑貨店です。
デザイナーさんが生地からボタンまで素材を選定し、大量生産にはない「デザイナーの顔」が見えるブランドの服が取り揃えられています。自信を持っておすすめするアイテムは、違うブランドの組み合わせでもコーディネートしやすいとのことで、シーズンごとに新しいアイテムを買い足してコーディネートするお客さんも多いそうです。
今回、私は食器拭きにも使えるふきんを購入しましたが、用途にあわせておすすめしてもらったり、他のお客さんの使い方も教えてもらったりと相談しながらお買い物できました。
senkiyaしかくい
営業日・営業時間はInstagramをご確認ください。
決済:現金、PayPay、クレジットカード
センキヤ菓子店
白い建物では、センキヤ菓子店とiiet bagelというベーグル店(訪問日はお休み)が営業しています。
クッキー、スコーン、マドレーヌなどの焼き菓子が販売されています。
レギュラーメニューのレモンクッキーは、小麦とバターの濃厚な味わいにレモンの風味がきいています。
レモンクッキーをベースに、季節のクッキーもシーズンごとに販売されているそうです。見た目もかわいらしい焼き菓子は贈りものにも喜ばれそう。
センキヤ菓子店
金・土・日営業(金12:00~17:00/土日12:00~18:00)
その他senkiyaの月火曜営業日にはカフェ内にて焼菓子の販売
決済:現金、PayPay
実は、カフェの一部のテーブルにはノートが置かれていて、スタッフとお客さんが自由に書き込める交換日記になっています。
以前訪れたときにテーブルの引き出しを開けてみて偶然発見し、今回訪問時にノートを開いているお客さんを見かけて自分が座ったテーブルを探すとノートが見つかりました。
どこから誰と来たのか、senkiyaで過ごした感想、本格的なイラストやお子さんが描いたかわいらしい絵など、思い思いの気持ちがつづられていて、どのページからもそれぞれの居心地のよい場として親しまれていることが伝わってきました。
senkiya
住所:埼玉県川口市石神715
アクセス:駐車場あり
■JR京浜東北線「川口駅」東口からバスで約30分
川19・総合高校・グリーンセンター経由戸塚安行駅行き「新町東」下車 徒歩3分
■南北線直通 埼玉高速鉄道「戸塚安行駅」3番出口からバスで約5分
川19・川口駅東口行き「新町東」下車 徒歩3分
■JR武蔵野線「東川口駅」南口からバスで約10分 *平日・土曜のみ運行
川口05・東川口駅南口・医療センター経由 戸塚・安行循環(反時計まわり)「新町東」下車 徒歩3分
電話番号:048-299-4750
カフェ
営業時間:11:30~18:00(LO 17:00)
定休日:水・木曜(祝日は営業)
決済:現金、PayPay
※最新情報はお店のInstagramをご確認ください。