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【 シンプル・イズ・ベスト 】お洒落な大人の隠れ家的な穴場「サウナリウム高円寺」

カラーひよこサウナ散歩家

サウナ散歩家のカラーひよこです。都内とその周辺のサウナ巡りが趣味で、これまでに 320 店を数えるサウナ・銭湯・スーパー銭湯を渡り歩いています。

今回のサウナ散歩は去年 10 月にオープンした「サウナリウム高円寺」さん。行きたい行かねばと思っている間に1年経ってしまった。。

秘密の隠れ家のようなプライベート的リラックス空間

「サウナリウム高円寺」入り口
「サウナリウム高円寺」入り口

高円寺駅北口から純情商店街を通り抜けて、商店街が途切れる突き当たりの都道へ出たら左へ少し歩くとファミリーマートが見える。そのファミマが入っているマンションの4階が「サウナリウム高円寺」。

ファミリーマートが目印
ファミリーマートが目印

外観が全く普通のマンションなので、最初は気付かず通り過ぎてしまった。4階建てなのでエレベーターは付いておらず、受付とサウナのある4階までは階段で上がる。

3階にはコンセプトカフェが
3階にはコンセプトカフェが

3階には「コンカフェ」なるものがあり、看板に「オロポ飲み放題」「1時間◯◯円」などとあったのでサウナと間違えて入りそうになった(嘘。

オシャレなので緊張しました・・
オシャレなので緊張しました・・

フロントで初回利用の説明を受け、透明のビニールバッグとロッカーのキーを受け取る。バッグの中には大小タオルとタオルタイプのサウナマット、そして外気浴エリア用のポンチョ。

1時間と2時間のコースに分かれているが、ゆったり2時間コースで。ポンチョは別料金 200 円。屋上の外気浴スペースは着用しないと入れず、この店の目玉でもあるので、これを借りない人はいないのでは。私服か持ち込みも可能だそうであるが。

フロントの右向かいの扉を入るとすぐに脱衣所兼パウダールームとその奥のサウナエリア。波音の BGM がお出迎え。ロッカー数を数えると 21 個。こじんまりとしたプライベート感のある佇まい。

洗面台には綿棒とティッシュにコットン、無印良品の乳液と化粧水。ドライヤーは Panasonic のナノイー。何から何までお洒落。

シンプルでスタイリッシュな浴室(サウナはセルフロウリュ)

屋上は横のマンションの目もあるので外気浴用の着衣必須
屋上は横のマンションの目もあるので外気浴用の着衣必須

サウナエリアの扉を開けると内気浴用の黒い椅子が向かい合わせに8つ(ちなみにこの日は私を含めてこの内気浴コーナーを使っている客は誰もおらず、全員が屋上の外気浴エリアに入り浸っていた模様)。

扉右手に大型ハイビジョンTV。熱帯の海の魚と亀たちが画面の中を優雅に泳いでいる。

テレビモニターの下の棚にはアロマ加湿器と、風を送っているサーキュレーター、そしてデトックスウォーターのサーバーが2つ。1つはレモン入り。

浴室全体もスタイリッシュであった。天井は剥き出しの配線とパイプが這い、ところどころに植物の飾り。黒とコンクリの灰色と木材の組み合わせがシックだ。

デトックスウォーターを紙コップでスイスイと飲んでからシャワーブースへ。シャワーは4つ。ハンドシャワーと大型のオーバーヘッドシャワーを切り替えられる。各ブースにシャンプー・ボディーソープ・コンディショナーが備え付けられている。背後にはサウナハットやタオルを掛けるフックが2つづつ。

シャワーの水圧がちと弱い気がする。隣のブースで試してもそうで、複数人が同時に使用するとさらに圧が下がるような。。

ちなみにお風呂の浴槽は無い。シャワー・サウナ・水風呂のみのスタイルである。このタイプのサウナは西荻窪の「ROOF TOP」と恵比寿の「ドシー恵比寿」以来だろうか。

さて、いよいよとサウナマットとウレタン製の足置きマットを手にサウナ室の木製の扉を開けてみると、何というか斬新なレイアウトにちょっと面くらう。

ほぼ正方形の部屋の対角線を切って斜めに座席のスペースを取っている。その向かいの角にサウナストーブ、という配置。席は3段。

天井も床も壁も座席も全て木材でカッコいい。サウナ内部は既にそこそこの熱さだったにも関わらず、自分しか居なかったので、桶から柄杓でセルフロウリュ5杯。

熱い・・(笑)。温度計を見ると 99 度。湿度は 55 % くらいか。当然と下段の席で・・熱くて5分で限界に達す。。

最&高
最&高

サ室を出るとすぐ左に水風呂だが、掛け水ではなく温水シャワーの方で汗を流す。グレーのタイルの水風呂はそこそこの深さがあり、水面は静か。

水温計は見当たらないが、体感で 16 度を少し下回っていそう。上の明かり取りの細長い出窓からの細い光線が水面と壁に差し込んでいる。

何というか、1セット目のこの時点から早くも「ととのい」の予兆が・・。水風呂の横には2人掛けサイズの木のベンチと、荷物を置くエレクタータイプのスチールラック。置いてある私物を見ると私以外に4、5人のお客がいるようだ。

空いているので、シャワーで4人同時にカチあった他は、サウナも水風呂も外気浴も貸切状態か2人か3人しかとバッティングせずであった。

ふと、上の出窓からの景色を確認しようと水風呂の縁に立って覗いてみた。細い出窓に手を掛けて頭を突っ込んで外を見ると左手ギリギリ遠くに都庁の姿が(何やってんだ)。

夜には新宿方面の夜景も
夜には新宿方面の夜景も

デトックスウォーターで水分を補給してからの2セット目は、せっかくなので3段目の最上段へ座ってみる。上の段になるほど奥まる分、幅が狭くなり、3段目は一人サイズ。胡座を組むと、このサウナ室の「ヌシ」のような格好になった。

天井が頭すれすれで、頭の真後ろのスピーカーからは瞑想ヒーリングミュージック・・何だか分からないけど何かを悟れそうだ。。

セルフロウリュせずとも3分も耐えられず再び下段席へ移動(笑。1セット目の時から感じてはいたが、座面も相当に熱い。足置き用のウレタンマットの方をお尻の下に敷くことにする。

屋上外気浴スペースで極上チルアウトタイム

期待感が高まる
期待感が高まる

6分ほどで出て水風呂の後、脱衣所で体の水滴を拭いてから外気浴用のポンチョに着替える。グレーのポンチョを頭から羽織ってフードを被り鏡を見ると『ゲゲゲの鬼太郎』の「ねずみ男」みたいだった。。

ポンチョは半袖で膝下の丈、サラサラの生地で肌触りと着心地が良い

透明バッグにスマホと飲み物を入れて外へ出ようとするとトイレのドアだった。受付から入り口を出ようとすると、また間違えて今度はカフェエリアだった。

一旦店の外へ出て階段で屋上へ上がる。

この日、平日の午後2時頃だったか、気温 15 度の快晴で無風、むちゃくちゃ気持ちいいぞ・・。

周囲の住民の目もあって着なくてはならないポンチョだけれど、寒がりの自分にはこれが逆にいい。このポンチョ、個人的に一枚買って他の施設でも使いたいくらいだ(笑。

ひとしきり5階相当の屋上からの町の眺めと空気感を堪能してから、毎回倒し方と起こし方に迷う(笑)コールマンのインフィニティーチェアに横たわってチルアウトタイム。

眩しいので太陽を背にした側の椅子で。居合わせたお客も皆、椅子に横になってスマホを見たり音楽を聴いたりしている。外気浴エリアにスマホを持ち込めるのはいいな・・(サウナエリアは持ち込み不可。そこだけはデジタル・デトックスで・・)。

角には喫煙所、貸切バーベキューなどにも使うテーブル席も
角には喫煙所、貸切バーベキューなどにも使うテーブル席も

もう1セット、サウナをキメてから最後に再び外気浴。外気浴後の最後の3セット目は、なぜか5分も経ってやっとこ汗の玉が浮いてきた。その後は時間差で面白いように爆汗状態が続いての 11 分。

水風呂を出ると、そのまま直帰する前提で、リンスとドライヤーを済ませ、ポンチョの下には下着で。

この屋上、やっぱり素晴らしい。夏場の雨の日とか夜景時、季節と時間帯を変えてまた来たい・・。

ありがとうございました。

山が見えるからあっちが西かと
山が見えるからあっちが西かと

セルフロウリュの熱いサウナで水風呂も充分な冷たさ、何よりも空いているので回転が早く、1時間コースでも2セット、早い人なら3セット&屋上外気浴できるんじゃないだろうか。

屋上外気浴はポンチョを借りて是非体験してみる事をお勧めする。毎月の第一水曜日がレディースデーなので女性の皆さんも是非。

「シンプル・イズ・ベスト」というのか、このタイプのお風呂無しサウナもサウナに一層集中できて良いものでした。プライベート感もいい。

高円寺とくれば「サンデッキ」ばかりの筆者だったけれど、またリピートしたいお店です。

「らーめん大」高円寺店
「らーめん大」高円寺店

サ飯は「らーめん大」の高円寺店で醤油らーめん。豚骨より醤油寄りのライトで食べやすい二郎インスパイア。

ヤサイ少なめ、にんにく少し、アブラで。角張ってワシワシ硬めの麺と背脂と。なんとなく、大昔の「花月」にも似ているような。

ごちそうさまでした(^人^)

サウナリウム高円寺(公式サイト)
料金:2 時間 2200 円・1時間 1500 円(ポンチョ貸出 + 200 円)
営業時間:8 : 00 〜 24 : 00
定休日:なし
アクセス:JR 中央線「高円寺駅」北口徒歩 7 分
駐車場:なし
関連リンク
らーめん大(公式サイト)

サウナ散歩家

年間約 150 回サウナに入ってます。主に首都圏のサウナを渡り歩いております。たまに出かける旅行も専らサウナ目的。新規に訪問した良サウナ施設を紹介していきます。

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