[碧南市】毎月21日は「漬物の日」無添加のお漬物って何?美味しくて安心”無添加漬物”の『井川商店』
shungikuです。
私が『井川商店』さんを知ったのは、以前取材した「モノマルシェ」に出店されていたからです。
その時に「無添加のお漬物」という言葉に興味を持ったことがきっかけです。
それで取材をお願いしました。
昨今、様々な分野で”無添加”ということが注目されていますね。
でも、「漬物」という分野ではとても難しいことだと素人の私にも分かります。
私が子供の頃は、祖母や母が季節ごとになにかしらの「漬物」を漬けていました。
今頃でしたら「梅干し・梅漬け」でしょうか。
寒くなる頃は大根や白菜など、かなり大量に漬け込むのをみんなで手伝っていたものでした。
当然「無添加」(必要最低限という意味で)でしたし、当たり前のことでした。
祖母や母が亡くなり「お漬物」は”買うもの”になっていきました。
それでも、私は「うん、美味しい!」と思って購入していました。
そして今再び無添加の漬物と出会い「これだったわ~」と「味覚」と「記憶」が蘇り、喜びに浮かれている次第です。
取材してみると『井川商店』さんは「愛」と「偶然」で生まれた会社でした。
ご主人の実家、(有)井川商店はもともと蟹江町にあった1970年創業の歴史ある漬物屋さん。
奥様のご実家は碧南で酒粕問屋(株)鳥居敏郎商店を営んでいらっしゃいます。
知る人ぞ知る有名店の「粕」もここのものでした!
その二人が出会うことになるなんて!
それも「漬物屋さん」と「酒粕問屋」だなんて!
ちょっとしたドラマが作れそうです。
それぞれの家業の事情・大変なこと(後継者問題やご病気など)を乗り越え、この地、碧南で「無添加お漬物」に取り組んでくださったことは、純粋に「ありがとう」と言いたいです。(それぞれの良さが出会ったことも)
「愛」と「偶然」に感謝します。
前回の購入品は白菜キムチ・朝食キムチ(ニンニクなし)・瓜奈良漬※食べてしまって写真なし
どれも美味しかったのですが我が家では「瓜奈良漬」が大好評でした。
奈良漬としては、とても買い求めやすい値段(※奈良漬はお高いのです)にも感激しました。
今回の購入品「サラダピクルス」
ピクルスが好きで自分でも作ります。
美しく新鮮な野菜たちは”プロの味”でした。
あっという間に食べきりました。
今年の天候は梅の生育に影響が出たとのことで、小梅は特に少ないのだそうです。
今回は大梅を購入。
きちんと天日塩とちりめんしそのみで作られています。
塩分もしっかりとあって(ここ大事)懐かしい味がしました。
我が家の一番人気「瓜奈良漬」です。
井川商店のご主人に教えていただいた通り、残った粕の中に冷蔵庫にあったキュウリをいれて「自家製奈良漬」にも挑戦。美味しかったです!
『井川商店』さんのご主人に扱い商品の特色などを伺いました。
「国産材料にこだわり、素材の味をを生かした製法で一つ一つ手作りで仕上げたお漬物」
「無添加(保存料・着色料不使用)仕上げで味わう漬物本来の味」
「継ぎ足し糠床」
「ヤンニョム(キムチの素)は乳酸菌の宝庫」と答えてくださいました。
伺ったその答えこそが私が美味しいと感じた味の「実体」だと思います。
また、苦労されている点として「無添加ゆえに夏季においては発酵しやすく取り扱いに気を遣う」とのことでした。
「無添加」の大変さはこのようなところにもあるのですね。
食べるだけだった消費者の私には気づかない苦労なのでした。
現在『井川商店』さんは実店舗を構えていません。(碧南市の工場にて一部商品購入可能な場合もあるそうです。お問い合わせください)
販売形態は「定期的マルシェ」「名古屋市内一部スーパー」「通販」です。
西尾市の「憩いの農園ファーマーズマーケット」では購入できるそうですので、お近くの方はそちらも覗いてみてください。(もちろんマルシェ同様、その時々のものが並びます)
今後の展開は・・
近隣市町村に販路拡大予定とのことで、楽しみが広がります。
ぜひ、多くの人に「無添加お漬物」を知ってもらいたいです。
この時期「お中元」の品物をお探しの方もいることでしょう。
お勧めは「発酵食品詰め合わせセット」「特選奈良漬」だそうですよ。
地元碧南市にこんなに美味しい漬物があります。
それも「無添加」で「美味しい」ものが。
マルシェ出店での経験から・・
井川さんはマルシェで直接お客さんと話すことで「無添加への関心・需要が確かにある」と手応えを感じていると言います。
SNSから辿り着いた通販利用者は全国に広がっているそうで、私と同じように”出会ってしまった”ファンが増えているようです。
「食」は人の大きな喜びであり重大な関心事。
そして、未来へとつながる大切なことです。
私たちは身近にある「食」から再びこれからのことを考える必要があると思いました。
そして、それは表面的な「無添加」という言葉に踊らされるのではなく、「正しい知識」を持つこと。「美味しい」とは何かということも心に留めておきたいです。
『井川商店』さんに興味を持ってくださったならホームページやInstagramでマルシェ出店情報をゲットしたり「通販サイト」をご利用ください。
『井川商店』
製造所: 碧南市中松町2-57(井川商店 碧南工場)
電話: 0566-48-4177(※FAXも同じ)
090-3309-8775(携帯)
Instagramはこちら(通販サイトもこちらから)