【名古屋市】子ども食堂の進化版!?子どもの食事フェスタで『こどもごちめし』について聞いてみた。
2024年5月11日(土)に名城公園で開催された『楽しく学べるこどもの食事フェスタ』へ行ってきました。
今回主催されたのは、名古屋青年会議所さま。
名古屋の地域活性化のためのイベントを数多く開催されています。
子ども食堂や地元企業の食育についての取り組みを紹介するブースなどが並び、多くのファミリーでにぎわいました。
課題も多い?子ども食堂
名古屋市内に子ども食堂がいくつあるかご存知でしょうか。
答えは122か所(令和6年4月30日現在)
そんなにあるんだ!というのが正直な感想。
コロナ禍以降急増したそうです。それだけ必要度が高まっているということかもしれません。
任意団体やNPOなどのボランティアにより成り立っており、食事の提供だけでなく、地域の交流場所、居場所としても機能している子ども食堂もあります。
ほとんどは小規模な運営で、月1、2回の開催。
資金の問題や人手不足、衛生管理など課題も多い中、工夫を凝らして運営をされており、頭が下がりました。
ただ利用者の立場からすると「子ども食堂に行くことを人に知られたくない」という心理的なハードルもあると聞きます。
隠れ貧困や子どもの孤食といった問題は、子を持つ母親としても考えさせられました。
こどもごちめしって何?子ども食堂の新しい形
会場を回る中で特に気になったブース『こどもごちめし』でお話を伺いました。
こどもごちめしとは支援者、協賛者からの寄付をもとに地域の飲食店で子どもたちへ食事を提供する仕組みだそうです。
こどもごちめし公式サイトより。
食べたい時に、食べたいものを
地域の飲食店で食事をできる『こどもごちめし』のポイントは、食べたい時、自分でメニューが選べること。
また事前にお子さんの申請と会員登録が必要ですが、普通に飲食店に行くので人目が気にならないのも嬉しいですね。
「PAYPAYのような手軽さで使える」とスタッフの方はおっしゃっていました。
また、店舗側からすれば手数料がかからず、通常営業で売り上げに繋がるので安定した運営ができそうです。
子ども食堂が抱える課題をクリアする子ども食堂の進化版といえるのではないでしょうか。
名古屋市内の加盟店は、公式サイトから検索できますよ。
名古屋市でも今後拡大を期待
子どもたちの健やかな成長をサポートできるだけでなく、地域経済の活性化にも繋がる画期的な取り組み『こどもごちめし』
必要とする方へ一人でも多く届くよう、認知度が高まり、参加店舗と支援者が増えるといいなと思いました。
利用したい方、支援したい方、登録したい飲食店の方など、興味を持たれたら、サイトをぜひチェックしてみてくださいね。
こどもごちめし 公式サイト
運営団体 NPO法人 Kids Future Passport
『楽しく学べる子どもの食事フェスタ』主催 名古屋青年会議所