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完璧主義な私がたどり着いた「無理せず強い意志を持ち続ける」方法

保育士ごんちゃん保育士/チャイルドカウンセラー

こんにちは!保育士ごんちゃんです。

現在、保育士として地域の公民館や療育教室で親子遊び講座をしたり、地域の保健師さんと一緒に子育て講座にまわったりするような働き方をしながら、子育てに関する情報発信をしています。

今回は完璧主義で自分を追い込みがちな私が、強い意志を持ち続けたり目標達成のために気をつけていることの話です。

▼目標達成と無理しないことのバランスが大切

過去の記事でもお話したことがありますが、私は自分自身がHSP(Highly Sensitive Person)の気質を持つ人だと自覚しています。

その気質の影響もあってか、物心ついたころから完璧主義で自分で立てた目標を完璧にこなそうとして生きてきました。

そのため一度決めたことはやり遂げた経験の方が多く、おそらく何事にも意志を強く持っているほうだったと思います。

それは幼少期から無意識に始まっていたことで、意志を強く持とう!と思って行動していたというよりは勝手にそうなりがちだという感じです。

例えば幼少期だと、夏休みは宿題の計画を細かく立ててその通りに達成するし、勉強だけでなく仕事や自分が人生でやりたいと思ったことに対しても、その目標が叶うまで意志を強く持って努力をしてきました。

しかし、その気質や完璧主義な性格も影響して、私はがんばりすぎて人生で2回のうつ病を発症しています。そのうつ病闘病の経験を経て、私はただ強い意志を持ってがんばり続けることが良いことだとは思わなくなりました。

意志を持って自己実現したり目標達成したりすることはとても大切なことだと思う一方で、それが無理しすぎることなく持続可能であることが大切だと思うようになりました。

現在はフリーランスとして働いているので、働き方が自由な分どれだけでも働くことができてしまいます。そのため仕事で達成したい目標があっても、それを無理しないように実現するというバランスをとても大切にしています。

そんな私が今、無理せずに持続可能な形で強い意志を持ちつづけるために、具体的に実践していることをご紹介します。

▼大事にしている3つのこと

計画に余白を持たせる

私はうつ病になる前は特に、スケジュールをびっしり埋めるタイプでした。暇な時間は何か生産的なことや意味のあることをしないといけないという気持ちが強く、やりたいことが10あればそれを全て分刻みで詰め込むようなスケジュールを立てがちでした。

そのため、それをやり切るためには全力でかけ抜け続けなければならず、結果的にがんばりすぎにつながっていました。

2回のうつ病を経験した今では考えが変わって、10やりたいことがあっても、半分〜8割くらいを余裕を持って達成できるようなスケジュールを立てるようになりました。

こうするようになってから、物事を進めていく際の持続可能性が高まり、結果的に精神的な余裕も生まれてパフォーマンスの質も上がりました。

何を達成するにしても一朝一夕でいかないことが多いので、自分なりに続いていく仕組みを作ることが大切です。そして物事を続けることができている人は、全力でかけ抜けるのではなくうまく休んだり余裕を作ったりしながらやっているのだと気づきました。

自己犠牲や我慢ばかりにならないようにする

何か達成したいことがあって一生懸命行動していても、それに対して我慢や自己犠牲が続くと、人はいつか無理がきてしまいます。

それは身体を壊してしまうことかもしれませんし、心の不調を生むことかもしれませんが、目標達成の前に健康な人生を歩めなくては本末転倒です。

例えばダイエットをするとしても、「痩せるまで好きなものを全く食べない」というふうにしてしまうと、意志を強く持ち続けるのはかなりハードルが高いですよね。

1週間に1回は食べてもOK、昼間なら食べてもOKなど、少し気を抜いても大丈夫なようにしておくほうが、そのあと「またがんばろう」と目標に向かっていける可能性が高いです。

うまく力を抜けるポイントを作ることも、目標に向かって意志を持ち続けるために必要なことだと感じています。

完璧にやり切ろうとしない

もともと完璧主義の私は、何事も完璧にこなそうとしがちで、その結果自分で自分の首をしめて苦しいことが多かったです。

体調不良や不測の事態で物事が計画通りにいかなくても「まぁいいか。また切り替えて今からできることをやろう。」と考えるようになって、安定したメンタルで目標に向かって淡々と進んでいくことができるようになりました。

以前はやりたいことややらないといけないことが頭の中にずっとあり、「暇な時間は極力それをしないと!」と焦りがあった時期もありました。

しかし完璧を目指さずに無理しないことを心がけて、休むときは休むと決めて過ごすようにしたら、結果的にずっと焦って何かをしていた時に比べて、達成できていたことが増えていました。

「完璧にやらなければいけない」というプレッシャーや焦りがなくなると、より一層自分の持ち味を発揮しながら目標達成に向けて強い意志を持ち続けられるように感じています。

<その他SNSでも子育てに関する情報発信をしています>
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今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう!

保育士/チャイルドカウンセラー

国立大学で子どもの自立支援について研究中の子育て支援保育士。九州大学教育学部卒。2019年2月に女の子、2021年11月、2023年10月に男の子を出産した3児の母。HSP(Highly Sensitive Person)の気質を持ち、人生で2度のうつ病を経験。現在はがんばりすぎるのをやめて「無理せず自分らしく」がモットー。育児のお役立ち情報やライフハック、子どもと楽しく過ごすための遊び心などを発信。

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