【唐津市】廃棄されるものが価値あるものに フラワーポットプロジェクトに参加しました
2024年9月21日(土)に唐津市の東唐津公民館で開催された「森川海人っ体験スクール フラワーポットプロジェクト」に参加してきました。
「森川海人っプロジェクト」は佐賀の豊かな「森・川・海」を人が未来へつなぐ県の取り組み。今回の「フラワーポットプロジェクト」は、県立唐津南高等学校 虹の松原プロジェクトチームとNPO法人唐津Farm&Food(Precious Plastic Karatsu)さんの共催で、廃プラスチックを活用したアップサイクルフラワーポットに植物を植え、環境教育を通じた地域の人々の環境意識を向上を目的に実施されました。
NPO法人唐津FARM&FOOD(Precious Plastic Karatsu)さんは、県や市、SDGsに関わる団体や学生と協力して、海岸の清掃活動や地球温暖化対策、生物多様性の保護など、世界的に環境保護活動や情報発信に取り組まれています。NPO法人唐津FARM&FOOD(Precious Plastic Karatsu)さん主催のビーチクリーン(既開催)の記事はこちらから
会場には小さいお子さんや保護者さんだけでなく、大人の方も多く、約70名ほどの参加がありました。お友達同士や会社の仲間で参加されている方が大勢いらっしゃいました。
イベントでは、まず唐津南高等学校の虹の松原プロジェクトチームの生徒さんから、虹の松原や生物多様性、循環型社会、ESDについて発表がありました。(ESDとは「Education for Sustainable Development」の略で、持続可能な開発のための教育を指します。これは、環境、経済、社会の持続可能性を考慮しながら、次世代に必要な知識やスキルを育むことを目的としています)
唐津南高等学校は、佐賀県農業クラブ大会で4冠を達成!九州大会でも2冠を獲得し、10月には岩手県で行われる「農業高校の甲子園」と呼ばれる全国大会に出場します。今回その日頃の学習の成果を披露されるとのことで楽しみにしていましたが本当に素晴らしいものでした!
10月に全国大会に九州代表として出場する生徒さんの発表もありました。
大勢の方の前で、自分の考えを堂々と気持ちを込めて伝えている姿にとても感心しました。全国大会でも頑張ってほしいです!
さらに、EPO九州とESD活動支援センターの方からは、地域の生物多様性保全活動について学びました。
パタゴニア日本支社の方からは、対馬の海洋プラスチック100%をリサイクルして作られたフリスビーに関するお話を伺いました。
その後は、アップサイクルフラワーポットに多肉植物の植え付け!
多肉植物は七山のClema Factoryさんからの提供です。どれも大きくて綺麗でぷりっと肉厚の多肉植物です。
参加者はそれぞれ好きな色のフラワーポットと多肉植物を選び、南高校の生徒さんにコツを教わりながら、鉢に植えました。
ひとつのフラワーポットは高さ10cm、直径9cm。約38個のペットボトルキャップ(重さ平均2.5g/個)で作られています。これは、約96gのプラスチックをリサイクルしたことに相当するそう。
専用のプレシャスプラスチックの射出成型機で作成されており、一つ一つが手作りのため、形や色、模様などが異なる、世界でひとつのフラワーポットです。
できあがりはこんな感じ。かわいい作品が完成しました!これがペットボトルのキャップだったとは思えませんね。
森川海人くんも登場。参加者全員で記念撮影を行いました。
この日は天候が悪く、この後予定されていたビーチクリーンは中止となりました。
私たちの住む唐津市でも海洋プラスチック問題は深刻化していて、漂着する大量のプラスチックゴミは生態系に大きな影響を与えています。今回、南高校の生徒さんの発表を聞いたり、ペットボトルキャップをアップサイクルして新たな価値を持った「フラワーポット」の鉢植えワークショップを体験することで、環境のことについて考えさせられ、学べる良い機会となりました。
皆さんも機会がありましたら、唐津南高校 虹の松原プロジェクトチーム、唐津Farm&Foodさんの環境保護イベントやワークショップを体験して、環境について考えてみてくださいね。今後のイベントの予定はInstagramでチェックしてください。
※参加者や学生さんの顔写真の掲出はNPO法人唐津Farm&Foodさまを通じ許可を得ております。
●イベント情報●
「森川海人っ体験スクール フラワーポットプロジェクト」
2024年9月21日(土)に開催済み
主催:唐津南高等学校 虹の松原プロジェクトチーム×NPO法人唐津Farm&Food(Precious Plastic Karatsu)