【浜松】昔高校の購買で売られていたパン「メキシカン」が200%増量し登場!販売元を聞いてみた。
今から30年前ぐらい前の高校で売られていた伝説のパン「メキシカン」。今では手に入れることはできないし、そもそも販売もされていないのだから、あの味を楽しむことはできません。しかし、年に1回食べるチャンスがあるのをご存知でしょうか。浜松城北高校主催の「フェスタ城北」で今年もあの懐かしいパン「メキシカン」が売られたようです。
メキシカンとは
メキシカンとは、昔高校の購買で売られていた、スパイシーな味わいのパン。食パンに謎のピリ辛ソースが塗られており、時と場合によって、パンそのものの、焼き加減が異なるというのも魅力的。
時には、柔らかくてふわふわだったり、時にはカリッと香ばしい状態で売られている。そのランダム性も面白い。
しかし、その「メキシカン」は、高校の購買のごく一部でしか売られておらず、しかも今では販売されていない。
でもあの頃の味わいをどうしても食べてみたい、ということで浜松城北高校主催の「フェスタ城北」に向かい、手に入れてきました。
「あのパン」コーナーでは、メキシカンをはじめ、昔懐かしいパンが売られている。そして、こちらの真ん中のものが「メキシカン」です。
そうです、この謎のスパイシーソースが特徴的。今回は昨年よりも200%増量されているので、スパイシーさも2倍。
近くで見ると、懐かしいあの「メキシカン」の様子が伺えます。ただ記憶ではもう少し、ドロドロとした液体のような状態だった気もするが、味は一緒なので問題ないでしょう。
気になる、中身の原材料ですが
小麦粉・植物油脂・牛乳、砂糖、食用精油脂、醸造酢、液卵、イースト、食塩、ローストオニオン、トマトピューレ、ローストガーリック、粉乳、赤唐辛子、ホワイトペッパー
となっており、製造元は学校給食などを手掛ける「有限会社むつみ製パン」とされております。
ただし今回に限り製造しただけであり、常日頃売られているわけではないので注意が必要。
どうやって作るのか聞いてみた
さて、今回はこの「メキシカン」をどうやって作っているのか、担当者に話を聞くことができたので紹介します。
担当者の話によると、販売元の工場では既に廃番商品となっておりメキシカンのレシピも喪失。そのため、メキシカン用のソースを専用の食品会社からロット購入しているとのこと。
作り方は、メキシカン用のソースを1枚あたり10g程度を塗布し、工場内のオーブンで焼いて完成。
また、メキシカンソースは神奈川の会社より仕入れているようで、一般販売はされていないとのこと。つまり、現時点では常時生産・販売の予定がないそうです。
販売はされないということで、非常に残念ではありますが、上記工程を踏まえれば製造をすることはできるようです。
希望としては、常時販売してもらいたいところですが、価格や販売コスト等ふまえると、なかなか難しいのでしょう。
ただ、こうして定期的にどこかで食べられるのであれば、今後も続けて欲しいものですね。
有限会社むつみ製パン
静岡県浜松市西区西山町129
営業時間:8:00〜16:30
フェスタ城北
主催:静岡県立浜松城北工業高等学校同窓会
場所:浜松市北部水泳場