歯ブラシの水切れ問題を解決!逆さ吊り収納の作り方
母は激怒した。
「歯ブラシしまう時にはちゃんと水を切って!って何回言ったらわかるの〜!」
我が家の小学生男子2人、そして大きな長男である夫。
何度言っても歯ブラシの水切りが甘い。
おかげで歯ブラシの収納コーナーには水垢が発生しやすく、私はここ何年もこの水垢問題と向き合っていた。
歯ブラシスタンドの下に珪藻土を敷いた時には珪藻土にカビが生えた。
コップの中に歯ブラシを立てるようにしたらあまりの水分量の多さにコップにすぐに赤い水垢がつくようになってしまった。
本当はこまめに掃除をするのが一番とわかっているけれど、家族の使った歯ブラシやコップを毎日一つ一つ拭き掃除するような丁寧な暮らしは私にはできない。
家族にお願いしてもだめ。
私が毎日尻拭いをするのはまっぴらごめん。
そうなったらシステムで解決するしかない。
ということで歯ブラシコーナーの水垢問題を解決するために私は100円ショップに駆け込んだ。
頭の中に浮かんでいるのは「歯ブラシ逆さ吊りの刑」だった。
歯ブラシ逆さ吊りの刑に必要なもの
まず、最初に駆け込んだのはダイソー。
そこで手に取ったのは形が画期的すぎる歯磨き用コップ。
土台部分が変わった形をしていて、フックに引っ掛けられるようになっている。
しかも逆さ吊りに。
「よし、コップはこれに決定」
私は心の中で小さくガッツポーズを決めてDIYコーナーへ向かった。
DIYの中でもフックコーナーで見つけたのは強力マグネットが埋め込まれた小さなフック。
まるでフック船長を思い出させるこのフックはコップを逆さ吊りさせるのにぴったりだ。
しかしまだ、あいつをどう逆さ吊りにするのか、という問題が残っている。
あいつというのはそう、最大の強敵歯ブラシだ。
私が次に向かったのは磁石コーナー。
ここには大小様々な強力磁石が売っている。
こちらの超強力マグネットは見た目の可愛さとは裏腹にすごい実力の持ち主。
マグネット同士が一度張り付くと、剥がすのにはなかなかの力を要する。
この実力ならば歯ブラシを浮かせることも可能なはず。
ワンセットで8個入りの超強力マグネット、フック船長のフック、そして逆さ吊りコップを抱えて会計が終わった私は息つく間も無く次の店へ。
100円ショップ界のおしゃれ番長、セリアだ。
なぜわざわざセリアまで足を運んだのかと言うと、このマグネット用取り付けパネルが欲しかったから。
このマグネット用取り付けパネル(長い)は数年前に登場以来ダイソーにも、キャンドゥにも並ぶ人気商品なのだけれどおしゃれ番長セリアのパネルは一味違う。
ダイソー、キャンドゥは正方形のパネルに対してセリアは大きさが3種類ほどあり、この横長のマグネット取り付けパネルはセリアでしか手に入らないのだ。
ダイソー、セリアとハシゴした私は早る気持ちを抑えて安全運転で自宅へ。
さぁ、準備は整った!
いざ、歯ブラシ逆さ吊り大作戦の始まりだ!
逆さ吊り収納システムの作り方
自宅に戻った私はまず歯ブラシに磁石を取り付ける作業に取り掛かった。
特別な技術はいらない。
マステで磁石を貼り付けただけだ。
小三の次男でもできるレベルの工作技術。
(※電動歯ブラシに磁石を貼り付ける際には自己責任でお願いいたします)
歯磨き粉は家にあったクリップを挟み、そのクリップにもマスキングテープで磁石を取り付けた。
これで下準備は完成!
あとは洗面所の棚の中にマグネット取り付けパネルを貼り付け、フックを好きな位置に貼り付けたらもう歯ブラシ収納の完成だ。
歯ブラシはブラシ部分を下にして吊るされ、コップも見事に下を向いて水を切っている。
水が滴り落ちることを予見して下にはキッチンペーパーを敷いておいた。
これなら、ズボラな私と家族でも歯ブラシコーナーに2度と赤カビを生えさせない。
もちろんコップは週に1~2度洗う必要はあるけれど。
歯ブラシから水が滴り落ちて汚れが溜まっていくのにお別れできたこの「逆さ吊りシステム」は我が家においては非常に画期的なシステムとなった。
もし、同じように歯ブラシの水切れ問題に悩んでいる人がいたら。
よかったら参考にしてみて欲しい。
少しでも世の中のお役に立てたら幸いです。
整理収納アドバイザーFujinao(フジナオ)