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【秋田県由利本荘市】市の中心部にオープン!宿&コミュニティースペース「SUBAKO」

佐藤らなこ地域情報発信ライター(由利本荘市・にかほ市)

こんにちは!地域情報発信ライターの佐藤らなこです。

民泊(※住宅の全部又は一部を旅行者に宿泊サービスとして貸し出すこと)って利用したことありますか?私はだいぶ前から気になっているものの、まだないです。

今年4月、由利本荘市の中心部に民泊(宿)&コミュニティスペース「SUBAKO」がオープンしました。

近隣に暮らしていると宿泊する機会はないかもしれないですが、由利本荘市で泊まる場所を探している友人、知人に紹介できる場所がひとつ増えたかなと思います。


というわけで本日は、新しく誕生した「SUBAKO」をご紹介します。

2024年4月オープン!

本荘公園大手門から徒歩数分
本荘公園大手門から徒歩数分

本荘公園の大手門から「小林菓子舗」と「浅野耳鼻いんこう科医院」の間の道を北に進み、右に「薬王堂」が見えてきたら、まもなく到着。道路左側にある居酒屋「これ酒」の隣の白い建物が「SUBAKO」です。


本荘公園から近いということは、すなわち市役所からもすぐ。JR羽後本荘駅からも徒歩10分と利便性抜群の好立地です。

「SUBAKO」の外観
「SUBAKO」の外観

建物の隣りには駐車スペースが1台分あります。マイカーやレンタカーが移動手段な方にはありがたいですね。

目立つ看板はないので、「この白い建物は何だろう」と気になっていた方もいらっしゃるのでは?「SUBAKO」は1階がコミュニティスペース、2階が宿泊スペースになっています。2024年4月から営業を開始しました。

とはいえ、外から見る感じでは泊まるスペースがあるとは想像がつかないかも。内部を見学させてもらいましたので、ご紹介していますね。なお、建物内は禁煙です。

2階の宿泊スペース

2階のベッドルーム
2階のベッドルーム


「SUBAKO」は一棟貸しスタイルで、宿泊スペースは2階にあります。寝室は2部屋あり、最大4名まで宿泊可能です。

参考までに2名で宿泊する場合は、1名あたり約6,000円~。宿泊人数や宿泊日により、変動します。また、他に清掃料やサービス料がかかる場合があります。食事は付きませんし、付けられません。素泊まりです。


主な予約方法は、AirbnbとBooking.comです。「SUBAKO」のInstagramにリンク先が掲載されているので、空室状況や料金など詳しく知りたい方はそちらをご覧ください。

向かい側にもう1部屋
向かい側にもう1部屋


寝室にはエアコン完備。清掃やベッドメイキングがちゃんとされていて、ベッドもお部屋も清潔感があり、快適に過ごせそうです。


2階の2部屋は、1名か2名での利用の時は行き来できないように閉じられるそう。また1棟貸しなので、知らない人と相部屋や隣同士になることはありません。

最大4名まで宿泊可能
最大4名まで宿泊可能

「SUBAKO」のチェックインは19:00~とちょっと遅め。宿での滞在を楽しむというよりは、寝る&休む場所として宿を利用する方に合うと思います。なお、チェックアウトは10:00です。

また管理人は常駐しておらず、チェックインおよびチェックアウトは基本的に非対面。鍵の受け渡しはキーボックスにて。予約後に受取方法を案内するそうです。支払いも予約サイト上で済ませます。

少々急な階段
少々急な階段


さて次に1階のご案内をしますが、この階段が少々急なのでご注意ください。

手摺りはありますが、ご高齢の方や足腰を痛めている方、大きな荷物をお持ちの方はもしかすると昇り降りがちょっと大変なところがあるかもしれません。

そしてトイレは1階にありますので、夜中に起きて下に降りる方もどうぞお気をつけて。

1階の設備

シャワールームと洗面所
シャワールームと洗面所

1階には水回り設備があります。トイレもシャワールームも洗面台も新品!

シャワールームは体格のいい方にはちょっと狭く感じられるかも。そんな方や湯船にゆっくり浸かりたいという方には、「SUBAKO」から徒歩約10分のところにある鶴舞温泉をおすすめしているそう。

その他にも由利本荘市内には日帰り入浴施設がたくさんありますし、チェックインが19:00~と遅めですし、夕食や温泉を外で堪能してから「SUBAKO」に来るというのもいいかもしれません。

新しくてきれいなトイレ
新しくてきれいなトイレ


トイレはウォシュレット付き。新しくてきれいで安心感があります。水回りの清潔感って重要ポイントですよね。

キッチンスペース
キッチンスペース


キッチンスペースも1階に。電子レンジ、電気ケトルは自由に使えます。

あいにく冷蔵庫は1階にも2階にもありませんが、ドラッグストアやコンビニがすぐそこというのが便利なところ。

英語表記のゴミ箱
英語表記のゴミ箱


ゴミ箱も1階にあります。海外からの宿泊客にもわかるように英語表記になっていました。

「SUBAKO」の管理人・工藤さんのお話ではこれまでの宿泊客を見ると、1泊のみの方、由利本荘市が通過点の方が多いそうです。

そして個人的に意外に思ったのは、シニア世代の方の利用があるということ。

それぞれのお住まいの中間地点が由利本荘市で「SUBAKO」に滞在していかれた方、日本一周旅行中の方、仕事や通院、お見舞いなど何かしらの用事の前後泊に利用する方など、老若男女問わず宿泊されているようでした。

ラウンジスペース

1階のラウンジスペース
1階のラウンジスペース

キッチンスペースやゴミ箱が設置してある1階は、ラウンジとして利用することができます。夕食や朝食を食べたり、Wi-Fi完備なので仕事もできちゃいそうです。


エアコンは1階にも設置されています。一般的なホテルと比較すると、他にないものはTVですね。私は普段のホテル滞在ではTVはただなんとなくつけているだけなので、なくても大丈夫かなと思いました。Wi-Fiがあればよし!


1階のスペースはレンタル可能

1階のスペース(画像提供:SUBAKO)
1階のスペース(画像提供:SUBAKO)

この1階のスペースは宿泊客側からはラウンジとして利用しますが、コミュニティスペース(9~22時)としての役割もあり、有料にてレンタルすることができます。

過去にはここで、フリーマーケットや占いイベントが行われたそうです。「SUBAKO」の管理人・工藤さんは、由利本荘市の地域おこし協力隊として『ナリワイづくりプロジェクト』に携わっていることもあり、「自分の好きなことや得意なことをちょっと始めてみたい」「ここをスタートに、軌道に乗ったら自分の店舗を持ちたい」という方にこのスペースを利用してもらえればとのお話でした。

『ナリワイづくりプロジェクト』とは、自分の「好き」や「得意」を生かした小さなしごとづくり、稼ぐ事だけを目的とせず、自分らしく働き地域につながる活動のこと。
由利本荘市地域おこし協力隊【ナリワイ】公式Instagram(外部リンク)


「SUBAKO」の由来と想い

「SUBAKO」の手作り看板
「SUBAKO」の手作り看板


この建物の雰囲気やコンパクトなところが巣箱を連想させ、宿&コミュニティスペースの名称が「SUBAKO」になったんだそうです。

そしてアイコンは由利本荘市をイメージし、鳥、山、海で形作られています。そう、鳥海山です。真ん中の丸は日本海に沈む夕陽。これで、巣箱の形になっています。

巣箱みたいに小さなスペースにいろんな人が立ち寄り、泊まったり、交流したりして、そのうち巣立っていく。「SUBAKO」はそういう姿を見守り、応援する場所でもあるのかなと感じました。

4月にオープンしたばかりの「SUBAKO」、特に1階のスペースはこれからインテリアなど変わっていきそうでした。宿泊スペース、もしくはコミュニティスペース、いずれかでも興味を持たれた方はぜひ問い合わせしてみてください。

【SUBAKO (yado&community space)】
住所:秋田県由利本荘市裏尾崎町8
駐車場:あり(1台分)

<宿泊スペース>
チェックイン 19:00
チェックアウト 10:00
<1階レンタルスペース>
利用可能時間 9:00~22:00

公式Instagram(外部リンク)
※予約方法および宿泊料金や利用料金などの詳細は、上記Instagramのリンク先からご確認ください。

※本記事に記載の情報は取材時のものです。

地域情報発信ライター(由利本荘市・にかほ市)

生まれも育ちも秋田市。夫の転勤に伴い、2022年より由利本荘市在住。おいしそうなものや楽しそうな場所、おもしろそうなことにいつもアンテナを張っています。元旅行会社勤務の視点と住民目線との両方から由利本荘市とにかほ市の魅力を発掘し、ワクワク楽しくなる情報をお届けします。

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