焚き火をして危うく火事に…初心者キャンパーのヒヤリ談に学ぶ焚き火シートの必要性
焚き火を眺めながら過ごす時間を楽しみに、キャンプ場へ向かうキャンパーも多いと思います。
ですが安全対策を怠った状態で焚き火をしていると火事につながる可能性があります。
火の燃え移りや不始末が原因で火事になったニュースを目にするだけではなく、実際にキャンプ場で消火活動を行なっている現場に遭遇したキャンパーも一定数存在するのではないのでしょうか。
筆者がよく利用しているキャンプ場も年に数回は消防車が出動しており、火の扱いについて考えさせられます。
そこで実際に焚き火をしていて、ヒヤリとした経験がある初心者キャンパーの実例を基に、焚き火シートの有効性について考えてみましょう。
薪を動かしていたらゴロリと…
最近キャンプを楽しむ様になった初心者キャンパーのAさんは、特に焚き火を楽しみにしていてキャンプ場に足繁く通っていました。
回数を重ねるうちAさんは、スムーズに火起こしができる様になり、燃え方を調節する為に薪を動かすことも学びました。しかし、燃焼中の薪を火ばさみで掴んだ時、手元が狂って焚き火台から薪を落としてしまいました。
幸いにも焚き火シートを敷いていた為、地面が燃えることはありませんでした。
しかし焚き火シートは焦げ、穴まで開いてしまいました。Aさんは焚き火シートを敷かずに火のついた薪が地面に転がった場合のことを考え、ゾッとしたそうです。
Aさんの様に薪の状態で地面に落とさずとも、爆ぜたことで火の粉が飛んだり、細かくなった燃えさしが地面に落ちて燃え広がる可能性は十分存在します。
ですが焚き火シートを、たった一枚敷くことでそれらのリスクを回避することが出来ます。
また火事のリスクを回避するだけではなく、焚き火台から落ちた炭や灰がシートの上に落ちるので、後片付けを簡単にすることが出来ます。
焚き火で発生した炭や灰を管理するだけではなく、不可抗力で落ちてしまった炭や灰にも気を配ることで、より綺麗にキャンプ場を利用することが出来るでしょう。
焚き火をおこなう際、安全確保と片付けの利便性を向上させる焚き火シートは比較的安価に入手することが可能なので、持っておいて損はないキャンプ道具だと言えるでしょう。