【京田辺市】】2時間足らずで完売!大盛況だった京田辺クラフトビールまつり
2024年7月27日(土)、ブランチ松井山手で京田辺クラフトビールまつりが開催されました。
市内で育てた大麦やホップを使ってビールを製造する3年計画のプロジェクトをスタートさせ、今年ついに地域の皆さんにお披露目する機会が訪れました。^^
このプロジェクトのきっかけは、まちの高齢化が進んで使われていない農地が増える中で地域の農家や商工会の関係者が集まって始めたことでした。
実は、京田辺市は歴史的にも大麦栽培と深い関わりのある地域なのです。
そんな京田辺市で、国産では珍しい大麦を使用し、全ての工程を地元で行うクラフトビールは全国的にも非常に希少なのです。
大麦を発芽させて麦芽を作る製麦の過程は10KGを作るのに約2週間ほどかかり、大量生産が難しいなど多くの課題があります。
今回は500本の京田辺クラフトビールが用意され、地域の皆さんに初めて新鮮で美味しいビールを楽しんでもらう機会となりました。
しかし、あまりの人気で、14時に始まったイベントは2時間も経たないうちに完売してしまいました。すごいですよね!
今年の京田辺ビールは「おんごろどん」と名付けられています。
おんごろどんというネーミングは500年ほど前からつたわる農耕神事で、地面をたたきながら「おんごろどん」と唱えながら一軒一軒廻ってモグラを屋敷から追い出すという古くからの地元の奇習から名付けられました。
筆者もぜひ味わいたかったのですが、残念ながら夕方に訪れた時にはすでに売り切れていました。
想像を超える反響に、プロジェクトの皆さんも驚いておられましたよ。
「おんごろどん」を飲んだ人に感想を聞いたみたところ、原材料にほうじ茶が使われており他のビールとは異なるすっきりとした味わいで、喉越しも爽やかでとても美味しかったとのことです。
また、今回の京田辺クラフトビール祭では、近隣のクラフトビールも出店していたため、さまざまなビールを飲み比べることができました。
個性豊かなビールが並んでいて、どれもとても美味しそうでした!
普段飲んでいるビールとは違い、クラフトビールはその独特の個性と香りをじっくりと楽しむことができ、多くの人がその美味しい時間を満喫されていました。
来年の2025年には、生産本数を2倍の1,000本にする予定とのことです。
今年飲むことができなかった方も、来年を楽しみに待ちたいですね。
●ブランチ松井山手
610-0356 京都府京田辺市山手中央3−2