鴻巣市が1年で1番賑わう日。空を華やかに彩る、秋の恒例「こうのす花火大会」が2024年10月5日に開催されます。

こうのす花火大会について
名称は正しくは「燃えよ！　商工会青年部！！ 　こうのす花火大会」。その名のとおり、鴻巣市商工会の45歳以下の経営者、後継者からなる青年部が子どもたちに夢と希望を届けると共に、鴻巣市の更なる発展と地元への帰属意識の醸成等を願い主催している大会です。行政主導ではない、地域の子どもたちや、団体などのボランティアスタッフが市内から集まる、市民参加型の手作り花火大会です。

こうのす花火大会のみどころ
注目は、やはり四尺玉でしょうか。新潟県片貝まつりを除けば、これほど大きな花火を見ることができる花火大会はありません。写真や動画では伝わらない体を突き刺すような振動や轟音をぜひ体感してみてほしいです。四尺玉の打ち上げのタイミングは、例年通りですと、花火大会の締めくくり。スターマイン鳳凰乱舞が終了し、一息おいてから打ち上がります。会場近くでないと、アナウンスは届かないと思われますので、鳳凰乱舞が終わっても少し待っていてくださいね。

四尺玉が注目を集める中、クライマックスに行われる「鳳凰乱舞（おおとりらんぶ）」も見逃せませんよ。1分間に打ち上げられる尺玉の数が日本一になったことがある演目です。花火にはサイズがあります。2.5号玉から40号玉までで、10号玉になると、玉の直径が30cm(一尺）となることから、尺玉と呼ばれています。打ち上げ場所や安全の面から、尺玉以上の打ち上げは都心部では難しく、埼玉県内でも限られています。

「鳳凰乱舞（おおとりらんぶ）」では、そんな尺玉を300連発するとのこと。中には花火の直径が600mになる正三尺玉も含まれるので、大迫力なんです。

どこで見られる？
糠田運動場に設置されている有料席はすでに完売しており、当日券の販売もないため、会場近くですと、開放されている土手の斜面とポピー会場と吉見会場で見ることができます。

なお、土手の上部（アスファルト部分）での観覧はできませんのでお気をつけください。安全に配慮して、土手であっても観覧禁止エリアがありますので、事前によく確認してくださいね。（公式ホームページ）

また、会場の音楽等は届きませんが、大きな花火を打ち上げるからこそ、少し離れた北本市ヘイワールドの屋上や、北鴻巣、吹上方面の土手でも綺麗に花火を見物することができますよ。

注意点は？

ここからは、「帰りの大混雑」や、「スーパー・コンビニが少ない」、「トイレ渋滞」など、よく言われている注意点ではなく、地元の方のお話や筆者の経験を含めて、楽しく花火大会を過ごして、そして帰宅できるよう、もう少し注意していただきたいことをお伝えします。

【交通IC系のチャージは自身の最寄駅で済ませておいてください】

鴻巣駅の券売機は、チャージできる機械が少ないです。花火大会に行く前にこちらでチャージしておこうという方も多いので、毎年会場に行く前にも行列が見られます。券売機を使ってのチャージは、最寄駅で済まされるのが良いかと思われます。

また、帰りは、上り線に限っては東口のホームにダイレクトに入れる臨時改札が設置されます。もちろん券売機はありませんので、残高の確認をしておいてくださいね。
【ポピー会場について】

無料で花火を観覧できるポピー会場までは鴻巣駅から歩いて30分ほど。こちらの会場は、小麦やポピーが栽培される畑の草を刈っているため、開催までの天候によってはぬかるんでいるなど、足場が悪い可能性も。駅から距離もありますし、ぜひ歩きやすいお履物でお越しください。
【虫対策】

荒川河川敷は、通常大変草が生い茂っています。観覧場所などは草刈りが行われていますが、やはり虫も多く生息しています。蚊やアブ、ブヨなど、刺されて困る虫もいますので、虫刺され対策をした方が良さそうです。

【服装について】
秋の花火大会、10月の頭なので、まだ日中は暑い日も多いですが、日が沈むと一気に気温が下がります。毎年、寒さで困っている方、場合によっては緊急搬送される方もいらっしゃるので、どうか夜の気温に合わせた服装でお越しください。

楽しければ、混雑もいい思い出になりますが、体調を壊してしまってはそうもいきません。どうか、あと1枚羽織るものなどをお持ちくださいね。

こうのす花火大会はボランティアを中心に開催されています。昨年20回大会の翌日には市内の中学生が会場の清掃活動に協力していた姿も見られました。ぜひ、出たゴミの処理等ご協力ください。打ち上げ場所が近く、打ち上がる花火も大きい、とても迫力がある鴻巣市の一大イベント。ぜひご安全に快適に多くの方に楽しんでいただきたいです！　リアルタイムな情報は公式X（旧Twitter）からご確認ください。