【大和郡山市】城下町で酒蔵の風情を感じながら、出来立ての清酒を味わえる『中谷酒造 柳町醸造所』
かつて城下町として栄えた大和郡山には8軒の造り酒屋がありました。唯一現在も残る番条町にある『中谷酒造』が、2022年に日本酒の体験醸造ができる『中谷酒造柳町醸造所』を城下町の真ん中にオープンしました。
現在、日本での酒類消費量に占める清酒の割合は、5パーセントまで落ち込みました。国内の出荷が減り、輸出比率が増えたことで固定費をまかなえきれず、国内での清酒製造をとりやめました。現在の当主が中国に精通していることもあり、中国事業に特化することに。中国の日本食レストランでは、日本酒が人気で消費が多いそうです。
惜しまれつつ、本社の番条醸造所をたたむこととなりましたが、醸造免許を生かし、地元・大和郡山の地域貢献をと『中谷酒造柳町醸造所』を設立しました。
出来立ての清酒を味わえる、酒蔵をイメージした清酒バー
城下町の風情に溶け込んだ趣のある建物。
醸造所内は、吹き抜けのあるモダンでシックな造りです。
お庭をのぞむ酒蔵をイメージした店内で、出来立ての清酒を味わうことができます。
季節ごとの花が咲く日本式の庭でも試飲できます。
清酒醸造所
この日もお酒の仕込みが行われているのがガラス窓越しに見れました。
ここでは醸造体験も開催されています(要予約)お申込みは、「中谷酒造公式オンラインショップ」より受け付けています。
酒造りの古道具が展示されていて、さながら博物館のようでもあります。
2階には江戸時代の酒蔵の作業台に見立てた試飲スペースがあります。
和室もあり、講演会や演奏会も行われます。
ドリンク代が入場料
入場料として1人300円以上の清酒かソフトドリンクを、1階の受付カウンターでご注文ください。
日本酒が飲めない方には、地物サイダーなどのソフトドリンクもあります。
日本酒の試飲はグラスだけでなく、ボトルサイズもあるので、グループでのご来館やたくさん飲んでみたい方はお試しください。
醸造所ならではの搾りたての酒粕を原料に加えた「酒粕ジェラート(450円)」も興味津々!
お土産として人気の「金魚グラス」(2300円)
お酒のアテは城下町グルメを!
お酒のアテは提供していないので、近隣店舗で購入して持ち込むか、店舗からのデリバリーサービスをご利用ください。
出来立ての清酒が試飲できます!(グラス・300円)
出来立ての清酒は、発酵過程で生じた炭酸ガスを含み、新鮮さを実感。フルーティーで飲みやすいお酒となっています。お持ち帰り用もあるので、自宅でもじっくり味わうことができます。
純米吟醸「豊臣秀長」が復活!
定番商品だった純米吟醸「豊臣秀長」は本社蔵の操業停止に伴い終売になっていましたが、「豊臣秀長」が2026年の大河ドラマの主人公に決まり、復活させて欲しいとの声が上がり実現しました。
第2回「柳町醸造寄席」が開催されます!
柳町醸造所の2階で「第2回柳町醸造寄席」が開催されます!木戸銭2000円とは別に、300円の入場料が必要です。出来立てのフルーティーな清酒を味わいながら、ほろ酔い気分での寄席観覧はいかがですか?
「第2回柳町醸造寄席」
日時:10月26日(土)
16:00〜17:30
会場:中谷酒造柳町醸造所
観覧料:木戸銭 2000円と入場料300円が必要
※完全予約制
チケットお問合せ:芸能文化を伝承する会
TEL:070-2313-9885
城下町で酒蔵の風情を味わいながら、出来立ての清酒が試飲できる『中谷酒造 柳町醸造所』大和郡山の街歩きにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください!
『中谷酒造 柳町醸造所』
入場料(中学生以上):1人300円以上の清酒がソフトドリンク
住所:大和郡山市柳2丁目4番
TEL:0743-85-7281
営業時間:13:30〜19:00(都合により変更の場合あり)
定休日:月・火曜日(祝日は営業)
アクセス:近鉄郡山駅から徒歩3分
JR郡山駅から徒歩10分