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【秋田県由利本荘市】小さな空間をセカンドハウスや店舗に活用!「Tiny House 回-Kai-」

佐藤らなこ地域情報発信ライター(由利本荘市・にかほ市)
(画像提供:TinyHouse 回-Kai-)

こんにちは!地域情報発信ライターの佐藤らなこです。


小さい家という意味の「TinyHouse(タイニーハウス)」って聞いたことありますか?発祥はアメリカで、“必要最低限なモノと空間でシンプルに暮らす”というライフスタイルが、世界中で注目されるようになりました。

私は友人に教えてもらったことがきっかけで、Instgramで海外のタイニーハウスの投稿をときどき見ています。想像以上にコンパクトな空間でも、工夫次第で豊かに暮らせることに魅力を感じます。

そんなタイニーハウスの製造販売している会社が秋田県にもあるんです。というわけで本日は、由利本荘市岩城に展示場を設ける「Tiny House 回-Kai-」をご紹介します。

展示場は「DOGU-道具-」の敷地内

「DOGU-道具-」の外観
「DOGU-道具-」の外観


「Tiny House 回-Kai-」の展示場は、由利本荘市岩城に4月にオープンした「DOGU-道具」の敷地内にあります。日本海東北自動車道・岩城ICの近くです。

「DOGU」に行かれたことのある方は、小屋らしきものとトレーラーハウスのようなものを目にしていたのではないでしょうか。なぜここにあるのかと言うと、「DOGU」の店主さんが手掛ける事業のうちのひとつだから。

「Tiny House 回-Kai-」

トレーラーハウスと小屋
トレーラーハウスと小屋

「Tiny House 回-Kai-」は“自然と共に暮らす”がコンセプト。

自然に負荷をかけないモノ造りを意識し、できるだけ自然由来の素材を使い、以下を基準に建材を選択しています。

  • 化学物質が過剰に使われていないか
  • リサイクル可能か
  • 自然に還っていけるものか


また、電気、ガス、水道を公共インフラを頼らない“オフグリッド”というライフスタイルも推進しています。一例としては、太陽光や雨水の活用などで補うとのこと。

デザインは、自然の中に溶け込めるようなナチュラルさを重視。施工タイプはフルビルドとハーフビルドの2パターンがあり、ハーフビルドでは構造、屋根、外壁を「Tiny House 回-Kai-」で製作し、内装は購入者側で作ることができます。DIY好きな方はワクワクしちゃいそうですね!

トレーラーハウス

トレーラーハウスの外観(画像提供:Tiny House 回-Kai-)
トレーラーハウスの外観(画像提供:Tiny House 回-Kai-)


「Tiny House 回-Kai-」では、トレーラーハウスと運べる小屋「SumiBIRAKI」の2種類のタイニーハウスがあります。


こちらはトレーラーハウス。基礎がなく、タイヤのついた車台の上に家が建っているスタイルです。このトレーラーハウスは建物(不動産)ではなく、車両(動産)なんだそう。

車で牽引(画像提供:Tinyhouse 回-Kai-)
車で牽引(画像提供:Tinyhouse 回-Kai-)


牽引してどこにでも行ける、好きなところに簡単に動かせるのがトレーラーハウスの魅力。(※自分で移動させる場合、牽引免許が必要)個人では、別荘などのセカンドハウスとして利用する方が多いそうです。

海外の方々みたいに1ヶ月くらい長期休暇をとって、このトレーラーハウスと一緒にゆっくりのんびり過ごせたらな~。秋田とはまた違う自然の中に身を置いてみたいものです。

トイレの設置例(画像提供:TinyHouse 回-Kai-)
トイレの設置例(画像提供:TinyHouse 回-Kai-)

トレーラーハウスにはトイレ、キッチン、シャワーブースなども設置も可能とのこと。小さな空間にそれらが入るとどうなるのか想像がつかないところもありますが、水回り設備があれば、より安心して生活できますね。

運べる小屋「SumiBIRAKI」

「SumiBIRAKI」の外観
「SumiBIRAKI」の外観


こちらは、運べる小屋「SumiBIRAKI」です。この名称は「住み」家を「開く」、つまり「住まい」の一部を開放するという意味の造語なんだそう。

ホームページには、“パブリックスペースを暮らしの傍に置き、自己表現の場として楽しむ小さな居場所”とあります。

活用例(画像提供:TinyHouse 回-Kai-)
活用例(画像提供:TinyHouse 回-Kai-)

物置にしちゃうのもいいけど、私だったら趣味部屋とか書斎、ワークスペースにしちゃうかな。気のおけない友人と集まる場所にするのもいいかも。4人ぐらいならいけるでしょ!ゲストルームっていうのもありかな。

1人暮らしだったら、この空間だけでも生活できなくはないのかもしれません。でも、モノが収まらない...。余計なものを持ちすぎなんじゃないかと考えさせられます。

活用例(画像提供:TinyHouse 回-Kai-)
活用例(画像提供:TinyHouse 回-Kai-)

この「SumiBIRAKI」は、トラックに積載して運ぶことが可能。基礎を必要とせず、束石などに設置できるとのこと。水回りや電気の引き込みもOK。自宅の敷地内で小さな店舗や事務所として開業するのも良さそうです。 

施工事例とこれからの計画

内部の一例(画像提供:TinyHouse 回-Kai-)
内部の一例(画像提供:TinyHouse 回-Kai-)

これまで【Tiny House 回-Kai-】では、店舗としては菓子工房やコーヒーショップ、住宅、物置としての施工事例があるそうです。

また、今後は秋田県内で宿泊施設としての活用計画もあるとのこと。泊まってみたい!


セカンドハウス、別荘、店舗、事務所、宿泊施設、休憩所、離れ、子供部屋、ペットと過ごす部屋、趣味部屋、ワークスペース、書斎など、活用シーンは多々ありそうです。

トレーラーハウスはハーフビルドで本体350万円+税~、フルビルドで本体500万円+税~、「SumiBIRAKI」は本体150万円+税~と低コスト。中古販売やリノベーションがしやすいところも利点だそう。

「DOGU」の営業時間内であれば、トレーラーハウスと運べる小屋「SumiBIRAKI」は自由に見学できます。じっくり相談したい方は事前予約のうえで、お話を聞きに行ってみてください。

【Tiny House 回-Kai-】
製造販売:Harmonize
製作工場および展示場:DOGU-道具-
秋田県由利本荘市岩城内道川観音山1
(三浦製材所敷地内)
公式ホームページ(外部リンク)
公式Facebook(外部リンク)
公式Instgram(外部リンク)

関連記事:【秋田県由利本荘市】岩城IC近くにオープン!生活空間を楽しむためのお店「DOGU-道具-」

※本記事に記載の情報は執筆時のものです。

地域情報発信ライター(由利本荘市・にかほ市)

生まれも育ちも秋田市。夫の転勤に伴い、2022年より由利本荘市在住。おいしそうなものや楽しそうな場所、おもしろそうなことにいつもアンテナを張っています。元旅行会社勤務の視点と住民目線との両方から由利本荘市とにかほ市の魅力を発掘し、ワクワク楽しくなる情報をお届けします。

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