【北九州市戸畑区】創業以来70年以上おふくろの味を守り続けた「まんなおし食堂」でほっこりランチタイム
戸畑駅北口を出たところに戦後まもなく創業した老舗の大衆食堂「まんなおし食堂」は人気の大衆食堂です。お昼時には多くのお客さんで賑わいます。
店の前には本日の日替わり定食の看板が置いてありました。「豚肉としめじのおろしだれ」美味しそうです。
駐車場はお店の横に2台分。道路をはさんだ月極駐車場に1台分あります。混んでいるときはなかなか空かないので近くのコインパーキングがおすすめです。
こぢんまりとした店内はとても落ち着ける空間
暖簾をくぐると2人の女性が優しい笑顔で迎えてくれました。
店内は清潔でカウンター3席とテーブル席になっていて12人くらいで満席になるこぢんまりとした造りです。
メニューは定食が主体ですが、チャンポンや丼物、カレーやオムライスなどバラエティ豊かな料理が並んでいます。
席に座っておすすめの日替定食(780円)を注文。豚肉としめじのおろしだれが楽しみです。娘さんからご飯の量を聞かれました。
普通盛りでもご飯の量が多いそうで、お客さんに合わせた量で提供してくれます。お客さんを想う心づかいが嬉しいですね。
空腹だったのでご飯大盛り(追加50円)にしてもらいました。大盛りだと器も大きくなって量もかなり多くなるとのことです。
懐かしくも美味しいおふくろの味
少しして提供された日替定食。ひと口大に切ったたっぷりの豚肉としめじが炒めてあり、おろしだれの良い香りが食欲を刺激します。
他にご飯と小鉢に漬物と味噌汁がついてボリューム満点。これだけのセットで780円(大盛り+50円)はかなりのコストパフォーマンスですね。
焼きめしや焼きそばを食べておられるお客さんもいましたが、どれもかなりのボリュームです。
豚肉としめじのおろしだれはたれの旨みと大根おろしのさわやかさがこの季節にぴったり。食べ応えもありおろしだれが良くなじんで美味しい。
小鉢の冷奴と漬物もご飯が進みます。そして特筆すべきは味噌汁の美味しさ。
出汁の旨みにあふれていて豆腐や揚げなどの具材の甘味と相性ピッタリ。故郷の実家で食べているような感覚になります。
大盛りのご飯もぺろりと平らげてしまいました。この美味しさならどのメニューを注文しても間違いないでしょう。
戦後まもなく創業した老舗
お店は同じ場所で70年以上も続いている老舗で、女将さんと娘さんの親子2人で切り盛りされています。
今の女将さんは3代目。お店の名前は初代の女将さんが付けられたそうです。気になったのでお店の名の由来を聞いてみました。
昔は朝の5時から夜11時まで365日休まず営業されていたそうで、そのバイタリティには感服です。気になったのでお店の名の由来を聞いてみました。
関西地方ではタイミングが悪いとか運が悪いときに「まんが悪い」と言うそうです。
「まんなおし」とは運が悪い状態を好転させるという意味で命名したとのこと。
「このお店でお腹いっぱい食べたら良いことがおきますよ」と笑顔で話す初代女将さんの声が聞こえてきそうです。
よく見るとホワイトボードに書かれた日替定食の文字の下にかわいい手書きのイラストがありました。
9月の風物詩として、月見団子や台風などに思わずほっこり。お孫さんが書かれたそうです。なんだかほっこりしてきました。
戦後の動乱期から70年以上も地元で働く人たちにおふくろの味を提供してきた老舗のまんなおし食堂。懐かしさと美味しさでお腹も心も満腹になりました。
まんなおし食堂
住所:北九州市戸畑区銀座1丁目1−6(戸畑駅北口(若戸大橋側)すぐです)
営業時間:(昼)10:30~15:00(L.O.14:30)(夜)17:00~20:00
定休日:土曜日・日祝日(9月4日は臨時休業です)
電話番号:093-881-7124