スマホの障害や圏外に備えるサブ回線のススメ
先日のKDDI回線の大規模障害で、電話がかけられない、ネットに繋がらないと大変な思いをした人も少なくないかと思います。
どうにもならんとさじを投げた人もいたと思いますが、実はこうした事態に備える方法があることをご存知でしょうか。それが2回線目、つまりサブ回線を契約しておくという方法です。
デュアルSIMを使う
それには「デュアルSIM」という、もしかすると聞き慣れない方法を使います。
例えばGoogle Pixel 3a以降、iPhone XS/XS Max/XR以降などの機種が対応していますので、お手元のスマートフォンを確認してみてください。
もしデュアルSIMに対応していれば、カード型の物理的なSIMカードと、ソフトウェアのeSIMの2回線、つまりデュアルでSIMの利用が可能となります。
恐らくほとんどの人はSIMカードのみを使っており、eSIMは未使用だと思います。この空いているeSIMを、万が一に備えてサブ回線として契約しておく‥‥というのが「スマホの障害や圏外に備えるサブ回線のススメ」ということになります。
違うキャリアの2回線を契約していれば、なにかあってもどちらかがバックアップになる可能性が高いだろう、という観点です(もちろんどちらの回線とも使えなくなる可能性はゼロではありません)。
eSIMはオンラインで契約することができますので、思い立ったときに設定することができます。ただし、できるだけ月額コストは抑えたいもの。
そこで紹介するのが、ドコモ系MVNOの「IIJmio eSIM」と、auのネット契約プラン「povo2.0」です。
サブ回線のコストは抑えたい
気になる月額費用ですが、月々の運用に絞れば以下のようになります。
IIJmio eSIM 165円/月
povo2.0 実質55円/月
※IIJmioは初期費用などがかかります。
「povo2.0」は基本料金が0円ですが、180日の間に一度ずつ有料トッピングを購入する必要があります。最安の「データ使い放題(24時間)」が330円なので、それを180日(6ヶ月)で割ると実質月額55円ということになります。
なお、自分がメインで使用している回線以外を使わないと保険の意味がなくなってしまうので、ドコモ系を使っている人なら「povo2.0」を、au系を使っている人なら「IIJmio eSIM」を、ソフトバンク系を使っている人ならどちらでも選べるということになります。
「IIJmio」と「povo2.0」は自分でも使用していますが、日常的な利用には全く不満はありません。自分でも2回線を契約している状態ですので、仮にどちらかが遅くても切り替えて使用することもできて便利です。
よく行く松屋とかイトーヨーカドーの食品街とか、メインのIIJmioだと電波が繋がりにくくて、povo2.0に切り替えてPayPay支払いすることもあります。スマホ決済には電波が重要です。
もしサブ回線に興味を持った人がいたら、ぼくがブログで書いている詳細なレビュー記事も参考にしてください(外部サイト)。
▼月額165円以下で維持するサブ回線をeSIMに設定しておくと心強いからオススメ
身の回りですがスピードテストもしています。