【福岡市】屋台DXで福岡市民も楽しめる!AIおいちゃんに聞いてみんしゃい。
福岡市に住んでいると「地元民はあまり屋台に行かないよ」と聞くことがある。
しかし、2023年6月に長浜の屋台が復活し、フランス料理、ジビエ、店主とスタッフが女性のみなど、多種多様な屋台が増えてきている。
これだけの屋台があれば、福岡市民でも十分に楽しめるのではないだろうか?
AIおいちゃんに「飲めない人でも楽しめる屋台」を聞いてみた
実は、筆者は全くお酒が飲めない。ウイスキーボンボンを一つ食べただけでも頭がガンガンしてしまう。
福岡市では、屋台のLINE公式アカウント「FUKUOKA GUIDE」を提供している。このLINEアカウント内には、「AIおいちゃん」というおすすめの屋台を教えてくれる機能がある。
そこで、AIおいちゃんに「お酒が飲めない人でも楽しめる屋台」を聞いてみた。
すると、「屋台バー えびちゃん」をおすすめされた。どうやら「モクテル」というノンアルコールのカクテルを提供しているらしい。
実際に訪れてみると、地下鉄空港線の天神駅と中洲川端駅の中間ぐらいにあった。屋台の中は、電球の光が天井に吊るされたグラスに反射し、ノスタルジックな雰囲気を漂わせていた。
席の前やご主人の後ろには、お酒がずらっと並んでおり、天井にはさまざまな英語のポスターが貼られている。屋台とバーがミックスした独特な空間になっていた。
ご主人は40年続く屋台を2代目として継いだそうだ。屋台は数年前から禁煙になっており、たばこが苦手な人でも安心して過ごせる空間になっている。
メニューを見ると、たくさんのお酒やおつまみの名前が並んでおり、その中に数種類のモクテルの名前が書かれていた。どれが良いかわからなかったため、おすすめのモクテルを頼んでみることにした。
はじめにお通しをいただいた。左側の「茹でピーナッツ」は殻が柔らかいため、女性やお子さんでも剥きやすい。また、実の食感も柔らかいため、ご高齢で歯の悪い方でも食べられると思った。
右側の「黒豆のコーヒー煮」の方は、ふっくらした食感と甘みがあり、ほんのりとコーヒーの味と香りがして美味しかった。
ご主人がおすすめとして出してくれたモクテルは、「バージンブリーズ」。グレープフルーツとクランベリーの層が特徴的で、爽やかな柑橘系の香りと味の変化を楽しむことができた。
取材とは言え、話を聞きながらの飲食は楽しかった。飲食店を探すのと同じように、また屋台のLINEを使ってみようと思う。
福岡市の屋台DX
福岡市では、2023年6月頃から「屋台DX」が始まった。DX(デジタル・トランスフォーメーション)とは、デジタル技術を活用して社会全体の変革を目指すプロセスのことである。
福岡市では屋台DXとして、LINE公式アカウント「FUKUOKA GUIDE」を提供している。友達登録すると、現在地、エリア(中洲・天神・長浜)、グルメなど、さまざまな条件で屋台を調べることができる。
実際に使ってみたが、現在の場所から近い屋台や、食べたい料理の屋台を探すのに効率的であると思った。現金で払いたくない方は、キャッシュレス決済ができる屋台も探すことができる。
また、2024年7月頃から生成AIを使った「AIおいちゃん」が、おすすめの屋台を教えてくれる機能が追加された。テキストで入力すると自分に合いそうな屋台を回答してくれる。
さらに、店主が屋台の電球を点灯すると、LINE上で各屋台が「営業中」なのか表示されるようになった。これは、インターネットとモノをつなぐ「IoT」という技術が使われている。これによって、屋台に行ったら店休日だったという失敗を防ぎやすくなる。
この福岡市の屋台LINEアカウントでは、自分に合った屋台を探せる機能が充実している。もし、どんな屋台が良いかわからない場合は、AIおいちゃんに聞いてみんしゃい。
博多 屋台バーえびちゃん
住所:〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神4丁目2−1(日本銀行 福岡支店前)
営業時間:平日 19:00~24:00頃閉店(ラストオーダー23:30)、金・土 19:00~25:00頃閉店(ラストオーダー24:30)
定休日:不定休
公式サイト:博多 屋台バーえびちゃん