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コレをやったら危険!大人がスケボー始めるときにありがちな転び方など

藤井アニプロフリースタイルスケートボーダー
  • 新学期、季節もいいし、スポーツでも初めて見るか!
  • 子供が進級して生活環境が変わった。何か一緒に始めよう!
  • テレワークで運動不足、そろそろなにか始めないと体重が・・・

    そんな感じでこの季節にスケボーを始める、社会人、お父さん、お母さん、結構多いです。

で、スケボー買って、練習を始めて、いきなりひどく転んで大けがされる方をこれまで何度か見てきました。
スケボーは転ぶものだということ、どうすれば怪我しにくいか、初心者にはもちろん理解しておいてほしいです。すでにスケボーやっている方も、友達に教えるとき、友達が乗る前にちょっと教えておいてあげたほうが良いですよね。怪我しちゃったらやってる方も、教えたほうもテンションさがっちゃいます。

これだけプロテクターしてたらまず骨折とかはしないと思いますが、、、スケボーに怪我はつきものです
これだけプロテクターしてたらまず骨折とかはしないと思いますが、、、スケボーに怪我はつきものです

ちなみに僕は初乗りのときは、乗った瞬間にバランスを崩していきなりスケボーと下半身だけ前に滑って、上半身がそのまま残り、空中にばーって体が浮いてそのまま地面にドカーンって落ちてメチャクチャ痛かったです。幸いにしてお尻からだったので超でかい青あざで済みましたが、骨折れたりしていたらもうそこで心おれて多分スケボー止めてたと思います。34年も前の話ですが(笑)

スケボーの乗り方はたくさん解説されているので乗り方をしっかり頭に叩き込んで練習を始める方も多いかと思います。でも乗り方を頭でしっかり理解していても、やっぱり転んでしまうことはあります。

そのくらいスケボーは難しいです、まずは転びにくい方法、転んだ時のダメージを最小限に防ぐ方法は抑えておきたいですよね。
ということで今回はスケボーに乗る前に覚えておくとよさうな点をお伝えしたいと思います。

1、転ぶものと心得よう

スケボーやってたらどんなに注意していても必ず転びます。長年やっている僕も半年前にいつもは簡単に出来るトリックを失敗して肩から落ちて肩鎖関節脱臼になってしまいました。

トリックをやっていないときでさえ、気が緩むと転んでしまう場合もあります。意図せず転んだ場合ほど怪我の度合いがひどくなったりします。ということで、スケボーは必ず転ぶものだとまずは心得ておきましょう。車を運転するとき人は飛び出してくるものと想定しておきましょうっていうのと同じ感じです。

2、転びやすい場面

小石、溝、小さい段差、濡れた場所、ツルツルした路面、路面の変化点では転ぶ確率が高くなります。初心者のうちは滑る前に路面の状態を確認しておいた方が良いかもしれません。

グリップする路面と思って地面に対して斜めに体重かけたらスケボーが抜けるように飛んでいって体が浮いてそのまま地面に落下という痛ーい失敗になってしまいます。

コレは大げさですが、一つだけ小石が落ちてたりすると気づかずに突っ込んで転んでしまうことがあります
コレは大げさですが、一つだけ小石が落ちてたりすると気づかずに突っ込んで転んでしまうことがあります

3、ダメージを最小限におさえよう

上手くスケボーに乗れてる姿勢は自然にダメージが小さくなります。どう言うことかというと、上手く乗れているときは重心は低く体が地面に近くなります。
逆に通常の歩いているときのような棒立ちの姿勢では特に頭のあたりが地面からの距離が遠くなるので転んだ時のダメージが大きくなります。受け身もとりにくくなるので、最初のうちは常に低い姿勢を取るようにした方が安全です。初心者のうちは重心を落とした姿勢で乗ることを心がけてみてくださいね。

普通の立っている姿勢ではなく、しっかり重心を落として乗ろう!
普通の立っている姿勢ではなく、しっかり重心を落として乗ろう!

4、プロテクター

大人になってから、あまりスポーツしてこなかった方が興味を持ってやり始める場合は是非プロテクターはしてほしいです。
特に後方にまくられて後頭部を強打してしまうような転び方する方が結構います。僕の知り合いでもいらっしゃいました。幸いにして大事には至りませんでしたが、病院でCT撮ったりと中々大変な思いをされていましたので(^-^;

こんな感じで腕を突っ張ったまま転ぶと手首の骨折や脱臼の可能性が高くなります
こんな感じで腕を突っ張ったまま転ぶと手首の骨折や脱臼の可能性が高くなります

それから最初のうちによくやるのが受け身が上手く取れず腕を突っ張ってしまい、手のひらの打ち身、手首の骨折、または脱臼等。これはリストガードでだいぶ緩和できます。

プロテクターというと膝とか肘とかに着けるヤツを想像しますが、もちろんそれもあるほうがベストですが、リストガードがかなり重要です。

5、安全な転び方を覚えておく

あえて練習する必要もないとは思いますが、知識として頭にいれてイメージしておくと意外とそのように体が動いてくれるので覚えておいてください!

  • 手を突っ張らない
  • 流れに逆らわず躊躇なく転がる
  • 頭を抱える

こんな感じで体が反応出来れば初心者の大けがは減らせると思います。

段差とかでつまずいてもとっさに頭を抱えて転がればダメージを大きく減らせます!
段差とかでつまずいてもとっさに頭を抱えて転がればダメージを大きく減らせます!

画像だと実際の転び方わかりづらいと思うので、このあたりの動作も含めた動画もあるので良かったらこちらもチェックしてみてくださいね!

スケボーの乗り方、技のやりかたなども解説していきたいと思います。
是非フォローして次の記事も見ていただけると嬉しいです!!

プロフリースタイルスケートボーダー

フリースタイルスケートボード歴35年を超え、国内外のコンテスト受賞歴も多数の藤井アニ。国内最高レベルのトリックを武器に活躍する息子のYutaと共に普及活動しています。近年は多くのネクストジェネレーションを育てるべく情報を公式HPのFscomやYouTubeで発信中!練習会やスクール、コンテストも開催。子供はもちろん、大人になってからでも取り組みやすいフリースタイルスケートボードに是非チャレンジしてみてください!!

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