【京都市伏見区】近代的でかっこいい! 伏見稲荷大社「儀式殿」がまもなく解体されます。
連日多くの人が訪れている伏見稲荷大社です。境内も参道もたくさんの人で溢れています。
伏見稲荷大社の楼門手前、表参道と神幸道の間にある建物「儀式殿」が2024年中に解体されるそうです。すでに周辺が封鎖されて足場が組まれています。
少し前から工事の動きがあるのは目に入っていたものの、何かしらの修繕工事かと思っていました。まさか解体とは...
コンクリートの柱が互い違いに組まれていったような不思議で珍しい造り。鳥居や木々に囲まれながらも静かに存在感を放っていました。語彙力の乏しい筆者なりに絞り出した表現で言うならば...まるで積まれたカプラのような。
どういったコンセプトでこのデザインになったのか、今となってはとても興味深いものです。
儀式殿は1968年竣工
調べてみたところ、株式会社 横河建築設計事務所が1968年に手がけられたとのこと。横河建築設計事務所というと、帝国劇場や三越呉服店(日本初の百貨店)等も設計・施工している国内でも有数の歴史ある建築会社さんだったのです!
今回の解体に至った経緯はわかりませんが伏見稲荷大社と共にこの土地のランドマーク的存在だった建物がなくなるというのは寂しいものですね。
さて、今後始まる解体工事。毎日多くの人が行き交う参道がすぐ横に。どのように作業が進められていくのかというのも見守っていきたいと思います。
伏見稲荷大社 儀式殿
住所:京都市伏見区深草藪之内町