ドーミーインのトリビア!? 全国に何店舗あるの?日本一敷地面積が広いのは?
朝食や天然温泉大浴場、夜鳴きそばなど広く人気を博するドーミーインですが、徹底した顧客目線も人気の秘密です。たとえば、ほぼ全施設大浴場を設けていますが、ドーミーインの2号店から大浴場(サウナ・水風呂)を完備していたといいますから、いまのビジネスホテル温泉ブームにあってその先見性に驚かされます。
全国89施設のうち大浴場を配しない施設はわずか1店舗、天然温泉が楽しめるのは72店舗と一貫したコンセプトで店舗展開をしています。朝食や無料サービスの徹底においても、ビジネスホテルチェーンの中では他の追随を許さない圧巻のブランドとして進化を遂げています。
現在ドーミーインには5つのブランド、計90(韓国1棟を含む)施設があります。
●ドーミーイン・・・寮事業のノウハウから続く我が家のようなくつろぎと快適性を提供するベーシックブランド
●ドーミーインPREMIUM・・・観光ニーズの多様化にも対応できるようツインや和洋室なども充実させたハイエンドブランド
●ドーミーインEXPRESS・・・日帰り入浴やデイユースなどにも対応した新サービス重視のブランド
以上の3つがホテル名に「ドーミーイン」を冠するブランドです。
このほか、和風テイストの御宿 野乃、カプセルホテルタイプのグローバルキャビンもドーミーインブランドに含まれます。
全国各地に多様な展開をみせるブランドにして、これまでも朝食を中心に紹介してきましたが、日本で一番広い敷地面積のドーミーインはどこか?についても今回テーマに紹介したいと思います。
その店舗とは、2017年に開業した「ドーミーインEXPRESS仙台シーサイド」です。駅近や繁華街など都市型ホテルというイメージのドーミーインですが、シーサイドというネーミングが意外です。
仙台中心部からはかなり離れた仙台港近くに立地、ドーミーインにして珍しい環境ですが、おそらく後背地整備で誕生したエリアで諸条件の折り合いもあったのでしょうか、贅沢にとられた区画に商業施設がポツンポツンと点在するようなロケーションです。贅沢にとられた区画というのは、言い換えると道路も広く1店舗ごとにガランとした印象なので繁華街のような賑やかな感じはありません。
こちらのドーミーインはかなりの変わり種度で、その敷地を生かし平面駐車場をなんと251台分確保。客室数は183室なので別の意味でバランスが悪いですが、それだけの駐車場が確保されている理由のひとつが、ドーミーインEXPRESSは日帰り入浴可能と前述しましたがこちらも日帰り入浴可能ということ。しかも入り口に向かって右側が日帰り入浴施設、左側がホテルと温泉施設棟とホテル棟が対になって分かれてるのも興味深いです。
宿泊者もその温浴施設を利用するのですがゆえに外来は20時で終了、一般的な日帰り入浴施設ではありえない営業時間ですが、これも宿泊者のためということになります。とはいえお風呂に贅沢なスペースが割かれています。サウナで特徴的だったのが60分ごとに実施されるオートローリュウアトラクション。ストーンに大量の水が放たれなんと天井から送風されるシステムで一気に蒸されます。
ドーミーインといえば朝食人気と冒頭で記しましたが、ドーミーインEXPRESS仙台シーサイドの朝食で圧巻なのが、じっくりじっくり煮込まれた“牛たんシチュー”。そう、牛たんといえば仙台ですが、仙台名物の牛たんをふんだんに使用。こういう紹介に際して“ふんだんに”は常套句ですが、いえいえ、マジに牛たん入りまくりです。野菜もごっそり具だくさん。
ごはんにはもちろんですがパンにも合います。実はドーミーイン朝食でもシチュー系の実力は相当であり、コクと味わいに唸ること必至です。ドーミーインのもはや定番ともいえる海鮮丼やその他ご当地メニューもしっかりそろっています。海鮮丼に牛タンシチュー!? 日頃なかなかお目にかかれない組み合わせであることは確かです。
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今後もドーミーインのトリビアをテーマに記事を掲載していく予定です。